表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
57/1275

56:ゲリライベント発生中!(予定)

えー、三井さんとの交渉ですが、ご覧のような結果になりました。いや、予定通り次が殴り込みです。それにしても三井さんってイイヒトダナー

 「えー、こちらが現在提示させていただいてる予算です。今のところここの土地の買い手はまだついて居ませんが、買いたいと言う方は何人がいらっしゃいますので売っていただけるならすぐにでも売買は成立すると思います」

 三井さんがゆっくりと説明する。なんかとても真っ当な取引に見えるんだけど……

 「あのー、この土地を地上げに来たんですよね?」

 「ええ、もちろんです」

 メガネの縁をくいっと指の腹で上げて三井さんは答えた。

 「これはお断りする事は出来るのでしょうか?」

 「ええ、まあ、商取引ですから」

 こういうのって普通、拒否権残されてないとかそういう話よね?

 「断ったら……どうなるんですか?」

 意を決して聞いてみた。宣戦布告の引き金をひく一言だ。

 「それは……先方に相談して再度金額の提示ということになりますね」

 あるぇ?

 「ちょっと、園長先生、どういう事? 聞いてた話と全然違うよ! いい人じゃないですか!」

 「お、落ち着いてくれ、この人は借金取りじゃあないだろう!」

 まあそう言われればそうだ。つまり、単なる不動産売却のための営業……って普通の人じゃないか! ドラマとかだと不動産屋って悪のイメージあるけど、まあ普通の社員はこうだよね。前みたいなクズがそう何人もいる訳では無い。

 「えーと、それで、私はどうすれば……」

 ああっ、三井さんオロオロしちゃってる! すいません!

 「あのー、この土地の事に関してどれくらい聞いてらっしゃいますか?」

 「そうですね……まあご本人様がいらっしゃる前で良ければ」

 事情を詳しく知らないといけないんだから否とは言わせない。そのまま続きを促した。

 「私が聞きましたのは、ホステスにハマって貢いで保育園の運営費にまで手をつけた園長が損失を補填する為に自分の土地を売って、取り戻すためにカジノに行ったもののそこで余計に吸い取られて結局保育園の部分まで売らないといけなくなったと言うところですかね」

 あ、アホかー! 完全にアウトやないかい!

 「園長先生?」

 「し、仕方なかったんだ……ユミがブランドバッグ欲しいって言ってたから……」

 「えー、そのユミさんですがヤクザのヒモが居るのはご存じですか?」

 ひょこっと出てきた澪ちゃん。

 「なにそれ、どういう事?」

 「今調べさせてたんですけどそのユミさんはヤクザのヒモで、園長先生が巻き上げられたカジノはその組の経営ですね。まあハメられたと言っても良いでしょう。杜撰というか稚拙なトラップですけど掛かる人の程度がしれますけど」

 なるほど。一応、どう聞いても八割位は園長の自業自得な気もしないでもないけど、罠にはめて何とかしようと言う計画はあった訳だ。園長には同情出来ないけどこのままだと葵さんも子ども預けてる保護者の方々も困るよね。

 「……まあ、私がこの土地を買ってくるように交渉を命じられた時も行って帰ってくるだけみたいな簡単な仕事としか伺ってませんでしたから」

 うん、三井さんはなんの関係もなさそうだ。マジすんません!

 「そう言えば、そこのカジノなら心当たりがありますが……」

 え? マジ? 助かります! 簡単な地図まで描いてくれたよ。ありがとうございます。本当に親切な人だよ、三井さん。足を向けて寝られないね。いや、足を向けられたら喜ぶ人がいるかもしれない。

 「とりあえずカジノで不正の証拠を見つけて、あと、そのユミって女性を確保して借金を無かったことにするよ!」

 「ひとみん、なんかむちゃくちゃな事言ってるけど自覚あるんー?」

 いやまあ、そんな気がしないことも無いけど、なんかさ、魔法とか使えちゃうと助けれるものは助けたいみたいになっちゃうよねってお話。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ