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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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54:Day In Day Out

婚姻届は付録でついてるやつで出してもちゃんと成立するって偉い人が言ってた!

いや、単に雑誌が書式を合わせて作っただけなんだろうけど(笑)

 前回のあらすじ。私たちはほとんど何の役にもたちませんでした。いや、それで終わらせちゃダメなんだろうけど。


 結局の所、楓ちゃんのお兄さんの豊さんの会社で働くことに。小さな会社で営業だけど大丈夫なのかな?って思ってたら工場を持ってるらしくそちらで管理業務をするとの事。業績も順調そうな会社だし、先行きは明るいかも。ハルがなんかその会社のホームページ見てしきりにうなずいてたけどなんだろうね。

 豊さんは豊さんで会社に人材紹介したとかで特別ボーナス貰ったとか。結婚資金の足しにしてくれるといいなあ。ついでにウチと預金取引してくれれば言うことないんだけどな。まあそれはそれ。


「準備出来ました」

 今日はお引越しなのです。工場があるとはいえ工場のある場所は隣県の少し奥まった辺りらしく、会社の社宅みたいなアパートで暮らしてもらうという事に。まあギャンブル出来なくて丁度いいと思うんだけど。あ、葵さんは引き続きこっちに残って保母を続けるそうで。まあそれぞれの人生があるし、別れは避けられないか。あー、なんか雄一郎さんがわんわん泣いちゃってるんだけど……泣き上戸? って誰だお酒飲ましたの!


 引越し業者があらかたお部屋の荷物を出してくれて荷物と雄一郎さんを乗っけたらもうあとは出発するだけ。ほぼ何の感慨もなくお引越しの見送りは終了。そして、もうひとつのお引越し。葵さんが「一人だと色々思い出す」という事だったので澪ちゃんと一緒に住むことになりました。まあお部屋余ってるし良かったよね。


 というか、最初は私の家に呼ぶつもりだったんだよね。短い間だったし。そしたらハルと澪ちゃんが物凄い勢いで反対してきて、「それなら私の家の部屋を提供しますわ!」って感じになったのです。まあ確かに、私の家だと一緒のベッドで寝なきゃだからちょっと息苦しかったよね。いや、気が回らなかった。葵さんは「ひとみさんがいいって仰ってくれるなら私は別に……」みたいな優しいセリフを言ってくれてたのも忘れない。本当に天使みたいな人だ。


 まあこちらの積荷も大したことはなかったので直ぐに積み終わる。でもあそこから通うとかかなり大変なような……

 あ、ちゃんと毎日澪ちゃんと一緒に送迎するって? それは安心だね。でも、それいいなあ。私もうらやましくなって「朝のんびり出来るっていいよね」って笑って言ったら「お姉様も是非ご一緒に!」って婚姻届出されたんだけど……あの、なんで私の名前がもう書いてあるのかな? まあ、なんか漫画雑誌の付録だそうでおもちゃなのだとか。本当にふざけるのが好きみたい。まあこれは甘えられてるんだよね、きっと。


 まあそれからみんなで荷降ろししておそば食べて……そばは私が茹でたよ。まあ仕方ないよね。多分この中で葵さんを除けば一番料理上手いだろうし。そんなに大したことはしてないんだけどね。出汁? ちゃんとお魚から取ったよ? それくらいはやらないと大した手間でもないしね。もしかしたらその時に美味しくなあれ、って呟いたから魔法はかかってるかもだけど……まあみんなが美味しいって食べてくれたんだからめでたしめでたしって事で!


 数日後。園の前でばったりと葵さんに出会った。うん、エプロンだとやっぱり大きく感じるよね。エロい。

 「あ、ひとみさん!」

 葵さんは私を見つけるとご主人様を見つけた子犬のように走りよってきた。

 「葵さん、その後どうですか?」

 「あ、はい、借金取りは無くなりましたので、私は大丈夫なんですけど」

 けど?

 「今度は保育園の方に地上げが来るようになってしまって……」

 なにぃ!

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