表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
49/1275

48:一手(インタレスティングじゃなくて一手目ってことだよ!)

葵さんの事情公開です。さてさて、どう解決して行くのかお楽しみに。

 友だちとのお泊まり会ってワクワクするよね! いや、そんな呑気な状況でもないと思うんだけど明るい気持ちで居ることは大切。あの後迎えの車に乗って澪ちゃんのお屋敷に行くと何故かハルと楓ちゃんも居た。少しでも人数欲しかったから正直ありがたい。楓ちゃんは「お兄が今日は帰ってこないって言ってたから」ここに来たそうだ。豊さん、頑張ってんだね。先輩をどうぞよろしく。

「まずはさっぱりしましょう」

 と言って広いお風呂に通される。まあ砂ぼこりまきあげたし助かるんだけど……おい、そこ、そのビデオカメラは持って入るな! え? 防水仕様だから大丈夫……ってそういう事じゃなーい! まあ女同士なんだから一緒に入る分には構わないけど……結局みんなで入った。うん、大丈夫。一番小さい訳じゃない、訳じゃないんだ……高校生組よりも私の方が若干大きい気もしないことも無いよ、きっと! 葵さんのはお湯にぷかぷか浮かんでる。あー、浮力って凄いねー。

「食事の用意をさせておきました。すぐ食べれますわよ」

 本当に致せり尽くせりだな。くせになりそう。ともかくリラックスするにはお風呂とご飯は大事なので遠慮なくいただきます。ステーキとか出てくるかとおもったら思いっきり和食でした。お味噌汁美味しい。よく出汁が聞いている。アゴだね、これは。お米もよく炊けている。良い炊飯器使ってるんだろうな。そして里芋の煮っころがし。私の好物だ。……ん? もしかしてリサーチされてる?

「お味はどうですか、お姉様?」

「ああ、うん、美味しいよ。好きな物ばかりだし」

「昔から里芋食べる時は目が無くなってたもんねー」

 情報源はハルだったか!

「葵さんも美味しいですか?」

「あ、はい、とても優しい味ですね」

 良かった。大分落ち着いたみたいだ。

「さて、葵さん、良かったら話して貰えますかね?」

 あらかた食事を片付けてから聞いてみる。高校生組には御遠慮いただいた。

「はい、実は……」

 葵さんの話してくれた内容をまとめると

 ・父親がギャンブル狂いで借金をした

 ・借金の方に身体を差し出せと言われた

 ・父親はギャンブル癖が治らず借金を繰り返そうとするがどこも貸してくれない

 ・とうとう葵さんにソープに沈むように言ってきた

 ・母親は10年前に亡くなっている

 ・父親の実家からは縁を切られた

 うん、典型的っちゃ典型的なダメ人間とその仲間たちだよ!

「千とか二千位のはした金なら別に出しても構わないけどさー。やっぱお父さんのギャンブル狂い治さなきゃどうもならん気がするんだよねー」

 うん、確かにそうだ。借金の完済というかその程度ならまあどうとでもなる。父親の責任を葵さんが引き受けなきゃいけない事自体が間違ってる。

「で、葵さんはどうしたいの?」

「私は……父にギャンブルから足を洗って真面目に働いて欲しいです」

 飽くまで見捨てるつもりはないようだ。と、なるとこれは考えないといけない。対処するべきはとりあえず借金の催促とソープの勧誘だね。まずはそこから手を打っていこう。

「とりあえず一旦私が借金返しておこっか? ある時払いの催促なしでいいよー」

「いえ、そうなったら今度は父がまた借金すると思いますから」

「あー、そーだよねー」

「とりあえず脅しを掛けて関わらないようにさせとけば良さそうだからそれで行くわ」

「ひとみん、なんかー過激になってきてない?」

「他に方法があればそうしたいけど時間との戦いでもあるし、早めに動いとかないとね。そうと決まれば」

 と、立ち上がった。

「今から行くんー?」

「早い方がいいでしょ? 澪ちゃんにお夜食用意お願いしといて」

「夜食べると太るよー」

 うるさい!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ