216:伝えたい想い!! ひとみん新たなる一歩!!
という方向性でいこうと思います(笑)
やっぱりみんな一緒が良いよね?
「つまり、ひとみんは私らを関わらせたくないから断るってことー?」
「まあ有り体に言えばそうね」
運命共同体ならいいけどそういう訳でもないからなあ。どうしたって別れは来るものだ。
「私は大丈夫だよ。なんならサインしてもいい。あ、ひとみんはこっちに名前書いて」
「? 分かった。霜月ひと.......ってこれ、婚姻届か!」
「あっ、バレた!」
「あのね、これ、提出しても女同士だから受け付けて貰えないのよ?」
「あー、その事ならそういうのに緩い所で出すから大丈夫」
おい、アメリカか? アメリカなのか?
「何を考えてるんですの?」
「澪ちゃん?」
「そんな事しなくても、もうすぐうちの市でも同性パートナーシップ条例が出来るように手回し済みですわ!」
澪ちゃん!?
「あー、なんか言ってたもんね。そういや一婦多妻制にするんでしょう?」
楓ちゃん、漢字間違えてない?
「楓が一緒がいいってわがまま言うからでしょう。まあ私も楓と一緒がいいとは思ってますけど」
「わーい、澪大好き」
楓ちゃんが澪ちゃんに抱きついた。あれだけ見てると単なる仲良しなんだけど。
「という事は私も参加してもいいと言うことですね」
葵さんが参戦してきた!
「そもそも、龍玉なんて貰った時点で私は割と普通の範疇から外れてると思うんですけど」
えっ? でも、それって単なる便利アイテムでしょ?
「いやー? それって元々龍神が人間を花嫁にする為に与えるもんだから同化すれば龍並の寿命になるぜ」
「! それは是非やり方教えてください。いや、晶龍君、教えなさい」
「痛い痛い、分かった、分かった、教えるから」
待って待って待って待って!
考えが追いつかないけどとりあえずそれは待って。
「葵さん、そもそも東海青龍王様はそういうつもりで渡したんでは無いと思いますから!」
「まあ、晶龍君の制御用ですものね」
「さあ、父上のことだから教育係として育ててもらって将来は俺の嫁にとか考えてんのかもしれんけど」
龍ってそうなの?
「いや、俺にも選ぶ権利はあるっつーか.......歯応えあるのは好きだけど絶対頭の上がらない嫁とかはごめんだし」
ふうん。まあかかあ天下とか晶龍君が耐えられるとは思わないしね。
「まずい、このままじゃひとみん争奪戦で葵さんが一歩リードしちゃうー。これはプロジェクト蓬莱の方に本腰を入れなければー!」
ちょっとまて、プロジェクト蓬莱ってなんやねん!
「いやー、単なる健康増進して長生きしようって」
とぼけんな。
「私は出資してるだけだからー」
「何に?」
「テロメアの研究とかー細胞医療とかー」
「あー、まあ、それはいい事っぽいから構わないけど」
「それとー、不老不死!」
「それは絶対騙されてるからやめなさい」
そういや蓬莱ってあれか。徐福が始皇帝の為に船に乗って探しに行ったとこじゃん。
「まあまあ落ち着いてください、ハルさん」
「澪ちゃんは焦らないのー?」
「考えてみてください。龍玉があるって事は他にもそういう寿命伸ばすアイテムがあるかもしれないって事ですわ」
「なるほど。そしてそういうものはひとみんの所に集まってくる.......と」
そして二人はフフフと笑った。
「ひとみん、ずっと一緒だからねー」
「お姉様、一生ついて行きますわ」
いや、お前らなあ.......




