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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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199:A DEADMARCH 辛気臭い讃美歌はよしてくれ。欲しているのはバストサイズだ。

文化祭もたけなわ!

漢字で書くと「酣」って難しいですね。

 体育館に設置された特設ステージ。中世風の街並みを模した背景は見事なものだった。


 私たちは客席に座って舞台の上を見る。なんで演劇部の舞台に楓ちゃんが?って思ったら怪我した子の代役なんだって。なんというかご愁傷さまだ。

 演目は「ヴェニスの商人」

 楓ちゃんの役はポーシャ。裁判官に扮したメインヒロインだね。うん、主役だよ。


「肉は切り取っても良い。しかし、契約書にない血を一滴でも流せば、契約違反として全財産を没収する!」


 うん、凛としていてよく通る声だ。金貸しのシャイロックかちょっと可哀想な気もするんだけど……

 商取引を真っ当にしてお金を返してもらってればこんな事にならなかったのにね。

 ってそれじゃお話にならないか。


 大熱演のうちに幕を下ろし公演はまずまず成功と言ったところだろう。楓ちゃんの所に人が群がってる。うん、確かに素敵だった。

 こっちを向いた目が助けを求めてるような色を帯びている様な気がしないでもないけど、お祭りなんだからまあ我慢してあげようね。


 決して巻き込まれたくないとか思ってないからね、本当に!

 静かに目をそらさせてもらおう。


 澪ちゃんは劇に出ないのかと聞いたら「勧誘してくるような友達はおりません」だって。

 勧誘してくるような所か楓ちゃん以外の友達は居るのか心配。メイド喫茶でもみんなとは連携してなかったし。

 まあいじめとかじゃなくて「高嶺の花」みたいな感じだからいいんだけど。


 そう言えばここでも一眼レフ装備してる男性がおりました。楓ちゃんの熱演にブラボーってなってました。カメラは使ってなかったみたい。マナーは守ってるね。


 演劇終わったので澪ちゃん連れて演し物廻り。さっきたこ焼きも焼きそばもメイド喫茶でのオムライスも食べたはずなのに晶龍君は空腹を訴えている。

 よく食べるのはいい。沢山食べて大きくなりなさい.......あー、でも体長大きくなりすぎるとそれはそれで問題かも。この身体は仮のものだしね。


 唐揚げをいくつも買って両手に抱えてきた。食べ過ぎじゃない?

 お金は.......ああ、お父さんから貰ってんのね。龍王様甘やかしすぎだよ!


 ブランちゃんは手作りアクセサリーに興味津々。小雪ちゃんと二人でつけ合いっこしてる。

 小雪ちゃんが召喚魔法「お兄ちゃん」を唱えるとどこからともなく、というか太田君のお財布から代金が自動的に支払われるのだ!

 .......程々にしてあげてね。


 葵さんとビショップさんはマッサージ屋に。

 ん? 文化祭にマッサージ屋?

 元手要らない、技術はJKがやるなら拙くてもいい。いや、むしろ拙い方がいいまである。そして文化祭で歩き回ってると足がさすがにダメージくらうからね。

 私もやってもらおう。


「昔から肩こりが酷いんですよ」

「私もです。肩こると目にも来ますからね」


 葵さんとビショップさんの会話をなんとなく聞き流しながら私もマッサージをお願いする。


「どちらをマッサージしましょうか?」

「肩をお願いします! いやー、もう凝っちゃって.......」

「はあ.......」


 学生さんが一生懸命揉んでくれた。というか若干痛かった。

 時々「ふにゃふにゃ」って呟きが聞こえるけど無視だよ。気分は明鏡止水。

 足の疲れは重力で何とかしよう。というか歩いてる時にふくらはぎに重力波当ててたら軽減されるんじゃ?


 ハルは肩というか後頭部辺りをマッサージしてもらってた。眼精疲労に効くツボなんだってさ。詳しい子も居るのね。

 あー、普段から勉強で疲れてる時にやってるのか。なるほどね。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 199話到達おめでとうございます! 次の200話でお祝いしたいですが、こちらの都合が合わずに祝えないと思いますので、フライングして失礼しますね~。 [一言] 太田君……。 買わずとも妹か…
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