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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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186:LUPUS EST HOMO HOMINI(人は、人にとって狼)

さて、先輩はどうなったのか!

大丈夫です。ちゃんとハッピーエンドになります。

 昨夜の喧騒も何処へやら。みんな朝にはちゃんと起きてそれぞれ支度をしていた。まあ金曜だから今日行ったらお休みだしね。多少の無理もきくでしょ。


 私? ママに起こしてもらって畑仕事のお手伝いしたから朝から気力は充実してる。仕事に行かなきゃだからあまり疲れないようにって言われたけど殆どの仕事は精霊がやってくれるし、会社の仕事も半分くらい居眠りしててもいいくらい暇なのだ。


 いや、月初めだからそれなりに忙しいわ。

 という事で気合いを入れ直して会社に向かう。電車の中はそんなに人は居ない。電車よりも車の方が便利だからね。お陰で工場の入口あたりの交差点は異様な程に混むんだけど。


 そんな渋滞するかしないかぐらいの時間に支店に着く。


「おはようございます」

「あ、霜月さんおはよう」


 いつもながら早いね太田君は。見た目も中身も頼れるどっしり構えたいい男。私の好みではないけど温和でいい人っぽいからモテると思うんだけどな。顔も悪くないし。まあ本人は絶賛片想い中らしいからそっとしとくのがいいよね。


「おはよう二人とも、早いね」


 そうこうしてると副支店長が来た。うん、やっぱりのんびりした人だよ。ペースに巻き込まれると掃除終わらなくなるから先にとっとと済ます。


「おはようドライアド」

「.......ゆうべはおたのしみでしたね」


 なんか拗ねてる? ハロウィンパーティーに誘わなかったから? いや、だって分かってたら連れて帰ってたよ。私的にもさぷらーいず!だったんだから。


「ひとみの代わりに頑張ったのに.......」


 あー、その節はお世話になりました。えん、ちゃんとアンプルとか買ってくるから。


 支店の人員がドンドンと来る。

 あれ? 先輩の姿がない。ナンデ?


 先輩が来ないまま支店長まで来てしまった。今日は体調崩したのかな? でも今まで休んだことないし皆勤賞だって狙ってたはずだもんね。

 あ、皆勤賞は定期の粗品から選べるので洗剤とか食べ物とかだったりするんだけど。


「あー、みんな、おはよう。今日は皆さんに伝えることがあります」


 朝の体操を終えて支店長が朝礼のあとの意味の無いただ喋りたいだけの挨拶をするかと思えば何か言いだした。あー、そろそろ冬のボーナスに向けて動けとかそういうことでしょ。


 POP作ったりとか飾り考えたりとかやることは沢山ありそうだもんね。あー、でもそれなら先輩来てからの方がいいなあ。なんせ盛り上げるの好きだし上手いからね、先輩。


「先野乙女さんが急な事ながら十月末で退職する事になった」


 .......はぁ!?

 先輩がいきなり退職ってどゆこと?

 昨日まで何も言ってなかったよね?

 いや、落ち着け、これはむしろいい事なのでは?

 あれだ。専業主婦ってやつだ。昔の先輩はともかく豊さんと出会ってからはしっかりオンナノコしてたからきっとお似合いだろう。


「あの、それは、寿退社とかですか?」


 思い切って聞いてみた。


「いや、そうじゃない。半ば懲戒解雇に近いが本人の意思を汲んでなんとか自主退職という事になった。それだけだ」


 懲戒解雇? 何それ!


「あの、なんで懲戒解雇になりかけたのでしょうか?」

「いや、本店からの通達だからな。理由は個人情報保護の観点から公表は出来ん」


 個人情報か。こうなったら直接先輩に聞くしかない。支店長から先輩のうちを.......いや、楓ちゃんに聞けばいいのか。仕事終わったらダッシュで行かなきゃね。

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