184:ハッピーハロウィーン
ハロウィンとは子供のためのお祭りだと私は思うのです。大人がバカ騒ぎするのはフィクションの中だけで十分です。
しっかりお風呂で温まったあとはご飯の時間だ。晶龍君は入れ替わるようにお風呂に。
「ひとみと一緒に入ると身の危険を感じる」
だってさ。ちょっと愛でてただけなのにね。あの年頃の男の子って肌すべすべだし足とかほっそいし.......いかんいかんそうじゃない。
ブランちゃんも小雪ちゃんもほこほこで肌がほんのり桜色に染まっている。二人とも色白いから赤くなると綺麗に目立つね。
そのまま二人は着替えるからと退場。というか今からご飯なのに着替えるの? パジャマ?
しばらくすると二人が出てきた。ブランちゃんの格好は黒のマントにキバ。これは.......コスプレ!?
一方の小雪ちゃんは白い着物を着ていた。帯も白。なんというか「雪女スタイル」だ。
「とりっく、おあ、とりーと!」
ああ、そうか今日はハロウィンだね。ママにもとりっく、おあ、とりーと!ってやってる。どんなイタズラを.......あ、ママクッキー焼いてたみたい。あのクッキー美味しいんだよね。私? 私は会社で食べてたチョコでコーティングされたスティック菓子を口につっこんだ。多分晶龍君も来るだろうからその分も残している。
「とりっく、おあ、とりーと!」
ほら来た。おっ、狼男ですね。半ズボンとは分かってますなあ、ハアハア。ん? なんで晶龍君は後ずさりしてるのかな? ほら、犯し.......お菓子あるよおいで?
ちゃんと上の方のお口にお菓子を突っ込んであげた。
それにしても今のでお菓子なくなっちゃったな。
「こんばんは、トリックオアトリート!」
「お邪魔致しますわ、お姉様」
楓ちゃんと澪ちゃんが来た。
楓ちゃんは角付けた鬼っ子。パンツまでトラジマだけどそれでここまで来たの?
澪ちゃんはなんか露出高いね。
「サキュバスですわ。トリックオアトリック!」
トリックしかないよ! イタズラする気満々だね!
「大丈夫ですわ、痛いのは最初だけだと言いますし」
「あー、私もそっちに加わろうかな。なんか面白そう」
楓ちゃん、今ママからクッキー貰ってたよね?
そして澪ちゃん、痛いって何だ?!
「トリックオアトリートです」
あっ、葵さん。ご一緒でしたか。.......でもその牛娘は反則だと思うので早く着替えてください。眩しくて直視出来ません。
となると最後の一人も当然来るな。
「ひとみん、イタズラしに来たよー」
最早ハロウィン関係ねえ! それは単なるチカンだよ。
ちなみにハルのコスプレは白いシーツ被っただけ。目と口に穴は開けてるけど。
「トリックオアトリート、でよいのですか?」
思わぬ伏兵が居た。そこにはバニーガールの衣装を着けたビショップさん。零れ落ちそうな胸を張りのある衣装が無理矢理支えている。中途で折れている耳がとってもキュートだ。尻尾もちょこんと載っている。何より網タイツ。そう、網タイツなのです。ビショップさんの脚線美が余すことなく魅力を発揮しています。お堅い感じのいつもの眼鏡は健在。
つまり、日常とエロの境界で織り成されるコラボレーション!
これはもう優勝と言わざるを得ない!
思わぬ破壊力にみんなの視線が集中したのだった。
「さあ、皆さん、とりあえずビショップさんが優勝って事でご飯にしましょ」
と私はみんなの注意を食卓に向けようとする。
「分かりました。ではイタズラは食後で」
「あっ、私もねー」
.......お前ら




