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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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181:凶雲、胎動す

ブランちゃん暴走回です(笑)

お楽しみ頂けましたでしょうか?

「こうなったらあんたら全員手を挙げたヤツらお父様に頼んで懲らしめて貰うんだから! 私に逆らったら許さない!」


 あー、やっぱり小学四年生では理解出来てなかったか。


「天宮寺さん、あの、それ、無駄だと思うのですけど」

「何よ、あんたは黙ってなさいよ!」

「いや、あのおじいちゃん、あなたのお父様よりかなり上だと思うのよ」

「えっ?」


 天宮寺さんが紳士を見た。


「天宮寺.......おおっ、あやつか。どれ電話掛けて叱ってやろうか?」


 からかうように笑う紳士。天宮寺さんはがっくりと膝から崩れ落ちた。


「まあ、この柳の名前を出してそれでも向かって来るようなら容赦はせんがな。お嬢ちゃんもまだ小さいんだしあまりいじめるのはよしておくよ」


 楽しそうに笑う紳士。うーん、これ、完全に遊んでるなあ。


「こういうのは徹底的に叩き潰さないと後で復讐されるのではないですか?」

「.......お前、どんだけやる気なんだよ」


 晶龍君が呆れた声を出した。まあ晶龍君は男の子たちを力で従えたみたいだからいいんだろうね。というか三馬鹿の子達もすっかり萎縮してるからね。

 保護者も萎縮しちゃってるから当然だけど。


 さすがに直接どうこうって話は表立っては出来ないけど「柳氏に楯突いた」とか広められたら出世とか取引とか全部手を引かれてもおかしくない。企業の力怖い.......


「まあいいわ、多数決は勝ったんだし。処刑しちゃいましょう」

「処刑? 何するつもりだよ」

「決まってるじゃない。処刑と言ったらギロチンでしょう?」

「なんでそんな簡単に首落とそうとするんだよ!?」

「あら、でもポーンたちは直ぐに代わりが来るわよ?」

「お前のところと一緒にすんな! 葵先生に言われただろうが!」


 葵先生、晶龍君はちゃんと葵先生の言葉を覚えてた様です。帰ったらほめてあげてください。


「えーと、私の常識はこっちの世界では非常識になるかもだから注意しなさい。暴力はなるべく避けることだっけ?」

「分かってんじゃねえか」

「でも処刑は暴力じゃないでしょう?」

「もっと悪いわ! みんなドン引きだぞ!」


 えーと、ちょっと帰ったら葵さんと一緒に常識について本気出して考えてみないといけないのね。同じ所にたどり着くといいんだけど.......


「うーん、まあ晶龍がそう言うならギロチンは無しにします。じゃあどんな罰を与えればいいと思う?」

「さあ? そこの小雪って奴が被害者だからそいつに決めさせれば良くね?」


 二人が小雪ちゃんを見るとビクッとしたように身体がはねた。


「あ、あの、罰とかそういうのは可哀想だし.......」

「ギロチンがダメならアイアンメイデンとかファラリスの雄牛とか.......」

「なんかよくわからんがダメそうな臭いしかしねえぞ」

「運が良ければ死なないですよ?」

「死ぬこと前提で話進めんな」


 見ると天宮寺さんが物凄い勢いで震えている。先生はオドオドしてるしもう収拾つかなそう。


「あの、そういうの良くないと思うの!」


 小雪ちゃんがブランちゃんを必死でとめた。


「じゃあどうしろって言うんですか?」

「謝ってくれれば.......それでいいから」


 その言葉に天宮寺さんは小雪ちゃんにすがりついた。


「ごべんなざい、ごべんなざい、もう二度とじないがらお願いだがらゆるじてぐだざああ」

「あのっ、そこまで、しなくても.......もう、いいよ、天宮寺さん」

「ありがどぅ.......うあああああああ」


 泣き声がいつまでも教室にこだましていた。


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