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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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179:大人とコドモの間で

学級会は糾弾会。さて、この紳士は誰でしょう?

 次の日。授業に関しては何事も無かった。うん、まあ話を聞いていない生徒は沢山いたけど。先生も一生懸命やってるんだろうけどなんというか受け取る方に舐められてるというか。この先生も萎縮してるのかな?


 今日は四時間授業なので給食食べたら帰るんだけど学級会が特別に招集される事となっている。


「あのー、皆さん、今日は授業終わった後に学級会をしますので……」

「はあ? そんなこと急に言われてもこっちも予定があるんですけど」

「そーよ。色々忙しいんだから」

「そんなの適当にやればいいでしょ」


 口々に言う。がなにかいつもと違う空気を感じ取って貰えたかな? 君たちが騒ぐと便乗してただろう男子たちが静かだよね。


「居ない場合は全部こっちの自由になるけどいいのですね?」


 ブランちゃんが天宮寺さんたちの方を見て言った。


「……残るわ」


 そして始まった学級会。今日は予め呼んであった三馬鹿(仮称)の親達が参観中だ。葵さんも来てる。隣にいる男性は誰だろ? スーツ姿のナイスミドルな紳士さんだ。

 背筋ちゃんとしてる背の高い男性は中年でもかっこいい。

 執事服着せて「おかえりなさいませ、お嬢様」とか言われたいわ。


「それでは学級会を始めます」


 司会進行は学級委員の子。メガネ、三つ編み、デコ。うむ、完璧。男の子もメガネ。おそろいだね。


「今日の議題は……ブランさんからだそうです」

「ブランです。今日はこの教室で起こってるいじめについてです」


 教室内がざわついた。まあそれはそうだろう。

 ブランちゃんは続けた。


「ここに居る太田小雪さんが今までふで箱を捨てられたりする被害にあったそうですが、それはあなた方がやったんですよね、天宮寺さん?」

「は? 何のこと? そんなの聞いたこともないわよ。証拠でもあるの?」

「そうよそうよ。人の事をブジョクするとか頭おかしいんじゃない?」

「太田さんが嘘をついてるんだと思いまーす」


 クスクスクスクス……

 笑いが所々で起こる。完全に教室は天宮寺さんたちのペースだ。普通の人間ならここで終わりだろう。

 だけどブランちゃんなんだよね。


「私が太田さんが嘘をついてないと思ったんだもの嘘な訳がないじゃない」

「は?」

「そんなの見たらわかるでしょ。あなた方は嘘をついている。太田さんは嘘をついていない。一目瞭然でしょう」


 あまりのビシッとした断言に教室内の空気は凍りついた。天宮寺さんは苛立たしげに机を叩いた。


「だから、証拠はあるのかって言ってんのよ!」

「目撃者なら居るもの」


 ブランちゃんが指さした先には昨日の三馬鹿。


「おら、喋れよ」


 晶龍君が竜眼を発動させた。


「あっ、ううっ、て、天宮寺の奴らがふで箱ゴミ箱に捨てたりとかうわぐつ隠したりとかするの見てた。というか口止めまでされた。金貰ったし」

「あんたらっ、なんてこと言うのよ、デタラメだわ!」


 天宮寺さんが反発した。だけど反論出来ない。


「ちょっと、天宮寺さんの所のお子さんがそんなことする訳ないでしょう!」

「そうよそうよ、それにそこの太田って子は確か母子家庭よね」

「母子家庭だと子供まで卑しくなるのかしら」


 口々に汚い言葉を発する保護者たち。葵さんの方を見た。葵さんは母子家庭ではなく父子家庭だけどとても素敵な人だ。

 ……まあ父親はアレだったけど。

 片親だからって卑しいなんてあるもんか。こいつら消し炭にしてやろうか?


 と思ってたら葵さんの横のナイスミドルな紳士が口を開いた。


「ほほう、うちの孫も母子家庭なのですがそれは卑しいと?」

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