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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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178:フーダニット(誰がやったか)

次回は公開処刑の番です。さて、誰がゲストに来るんでしょうね.......

 晶龍君は一番最初に殴りかかって来た子の前に座ってじっと目を見た。

 動きは封じてるから逃げられないよ。口は動くけどね。両手両足と腰をがっちりホールドしてます。


「それじゃあ質問の時間だ。心の準備はいいか?」

「知らねえ、俺は何も知らねえよ!」

「じゃあ小雪とやらにやってた事を話してもらおうか」


 おい、晶龍、本人目の前にして「とやら」ってなんだ。女の子の扱い方分かってないな。いや、それは当たり前か。よく考えると男性の教育役とか居なかったもんな。


 教えるとなったら.......黒木さんじゃ明らかにダメだよね。楓ちゃんのお兄さんの豊さんくらい? でも多分今一番邪魔しちゃいけない時だよね。先輩に処される。


「ううっ、上履きとかゴミ箱とかは俺らじゃない。掃除押し付けたり宿題押し付けたりとか殴ったり蹴ったりはしたけど」

「ちょっと、何を言い出すの、この子は。脅されてるんでしょ? 私の息子がそんな事するはずないじゃない!」


 ブランちゃんが先生を見て言った。


「先生、聞かれましたよね? いじめ、認めましたけど」

「はっ、ええ、そ、そうね.......」


 余りのことに心ここに在らずという状態の様だ。


「嘘よ! デタラメだわ!」


 あー、うるさい。とりあえずミュート。同じ様に他の二人にも聞いてみる。


「いじめ始めたのは天宮寺たちだよ。ふで箱も上履きもあいつらだ」


 あー、クラスのリーダー格が主犯ならなかなか捕まえられんなあ。男の子たちもそれを見たら「こいつはいじめてもいいやつ」ってインプットされるんだろうね。


 逆に女の子たちは最低でも見て見ぬふりしないと自分がターゲットになるってことか。


 そんな状況でこの小雪ちゃんはよく頑張ったものだ。


「だったらそいつも呼ばねえといけねえよな」

「もう帰っちゃったでしょ。どうやって呼び戻すのよ」

「走ったら追いつけるだろ?」


 そりゃまああなたたちなら相手が車でも追いつけると思うけど。


「あのね.......そんな事したら即バレるでしょ」


 ブランちゃんが頭を抱えた。


「とりあえず明日の学級会で白黒つけましょ」

「やれやれ面倒だな」

「仕方ないじゃない。これも勉強よ。さ、小雪さん、一緒に帰りましょう」


 二人は職員室を後にしようとした。とりあえずミュートは切っておくか。


「明日は私たちが見張りに来るわよ! 大勢の前で恥をかくといいわ」


 なんというか恐ろしいまでの執念である。子供たちだけだと迫力に押し切られるかも.......ブランちゃんたちなら大丈夫かな?


 うーん、念の為にもう一日だけ見届けたいところ。うちに帰って再び会議。


 結論的には「まあいいんじゃない?」だった。私と葵さん、それからビショップさんの三人で行くことになりました。

 今度は堂々と真正面から姿を現すよ。じゃないと親たちに対抗できないしね。


 なんか証拠欲しいところだけど今のところ証言だけだからなあ。有無を言わさず認めさせるには.......うーん、気が遠くなってきたぞ。


 だいたいモンスターペアレントとかが認める訳ないし、認めたとしても特別扱いされて当然とか言ってくる可能性もある。

 黒木さんたちは反社会的だから使いものにならないしなあ。


「でしたら私がゲストをお呼びしますわ」


 私が頭を抱えてうんうん唸ってると澪ちゃんがにっこりと微笑みながら言った。

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