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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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176:大人が子供で大騒ぎ!?

物事の道理が分からない子供みたいにかんしゃく起こすモンスターペアレントは厄介ですよね。怖い.......

「第一回、ブランちゃんと晶龍君の今後についての対策会議〜」


 帰ってきた二人を出迎えて宣言する。いやまあ殆ど途中まで一緒に帰ったんだけどね。ブランちゃんに早く帰ってくるようにと指示を出してたからちゃんと晶龍君も連れて帰ってくれたようだ。


「あの、ひとみさん? この子たち何かしたんですか?」


 心配そうに葵さんが聞いてくる。


「ああ、ちゃんと学校では教えた通りにしてましたよ。さすが葵さんって感じでした。ただ、教室の方に問題が」

「そういう事でしたか.......」


 みんなも集まって来たので会議。議題は「今後来るであろう報復」についての対策。

 あの子たちがあのまま引き下がるとは思わないもんね。


 そこはもろもろ話し合ったし、みんな快く協力してくれるとの確認も取れた。二人は私たちの話を聞いて「そんなんありかよ.......」とか「無茶苦茶ですわね」とか言ってた。まあ無理もない。私らの頃もそういうのは居たけど多分今はもっとエスカレートしてるハズだ。


 とりあえず晩御飯のおでんを頬張る。最近は少し寒くなってきたからおでんの温かさは心地いい。ママのおでんはしっかりとスジも煮込まれてるから食べやすい。糸こんにゃく美味しいです。


 翌日。本来なら仕事に行くつもりだったんだけど前日の事があるので今日も着いていくことに。

 教室に入ると例の三人はまだ来てない様子でした。気弱そうな子がか細い声で「おはようございます」って言ってる。

 懐かしいな。私もあんな引っ込み思案な.......すいません、嘘吐きました。引っ込み思案と言うより孤高だったので他人になんか言われたら睨みつけてました。


 朝の学活の時間になっても三人は来ていなかった。担任の先生が出欠をとるが三人は読み飛ばしていた。これは理由を知ってるな。


「敖君、スノードロップさん、この後職員室に一緒に来なさい」


 こっちのパターンかぁ。


 職員室に行くとそこには三組の親子が居た。


「ちょっと、あなたたちなの! うちの子に暴力をふるったのは」

「は?」

「とぼけても無駄ですよ。お医者さんに行ったら骨が砕けてるって.......なんて酷いんでしょう」

「うちの子なんて生え変わったばかりの歯が折れてたのよ」

「うちの子は昨日の夜から何も食べれないでお腹押さえてたわ」


 三者三様に騒ぎ立てる。


「あなたたちの親がどれだけ偉いのか知りませんけど暴力は良くないわ!」

「そうそう慰謝料請求するから覚悟してなさい!」


 どうやら三人ともお金をぶんどってこっちが謝罪するまでは引かないらしい。私が証言するわけにもいかないしね。


「何言ってるのよ。そいつらが先に掃除サボって女の子に押し付けようとしたんでしょ。殴りかかったのもそっちが先じゃない!」


 ブランちゃんが腹に据えかねて言い返した。


「なんですって? うちの子がそんなことするはずないじゃないの。いい加減にしなさい!」

「そうよ、そうよ、やったって言う証拠もないのに言い掛かりだわ!」


 こういう親は得てして自分の子の非を認めないんだよね.......

 そして、調整役のはずの先生はオタオタするばかり。これは保護者に押し切られるな。


 仕方ない。私は出れないから葵さんを呼び出してもらって.......とか考えてたらドアが突然開いた。

 そこに居たのは先程の気弱そうな女の子。


「二人は、私を助けてくれようとしただけです。悪くありません!」

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