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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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157:価値の重さと重さの価値

さて、このままだとお尋ね者なんだけど、どうしようかな(笑)

 さてさて、西郷夫人を残すのみとなりました。仕上げに電話を掛ける。


「もしもし、西郷さんのお宅ですか?」

「そうですがどちら様でしょうか?」


 出たのは西郷夫人ではない。家政婦さんかな?


「旦那さんの事でお話があります。奥様はいらっしゃいますか?」

「名前もわからない方をお取次ぎする事は出来ません」


 しっかりしてるなあ。


「山内乙女の使いの者と言ってください」


 少しして電話に西郷夫人が出る。


「あなた、誰? 死人の名前を騙るなんて悪趣味ね」

「今代わりますのでお待ちください」


 坂本さんに電話を代わる。


「代わりました。私が誰だか分かりますか?」

「分かるわけがないでしょう。一体何の真似? ゆすりかなんか?」

「私は山内乙女の娘です」

「……なんですって?」


 坂本さんは今のところ冷静そうではあるが……とりあえずの段取りとして西郷夫人にはオタオタしてもらおう。


「あなたの旦那及び同じ様に母を追い詰めた近藤夫妻は一足先にご招待しています」

「あなた、誘拐なんかして正気なの? 直ぐに捕まるわよ」

「ならなんであんた達は捕まってないのよ! お母さんを殺したのはあんた達じゃない!」


 激昴した様子なので電話を代わる。とりあえず坂本さんは魔法で落ち着かせた。


「指示に従ってくださったらお帰りいただいても構いませんよ」

「何をさせるつもりなの?」

「ある場所に行ってもらいます」


 横から指示を出す。こういう時のホワイトボードは便利だ。最近では百均で売ってたりするし。


「それでどこに行けば良いの?」

「市民館へ。モニュメントの石舞台の所に。もちろん一人で」

「……分かったわ。時間をいただけるかしら」

「では、二時間後に」


 電話を切った。とりあえず坂本さんに話しとかなきゃ。激昴する気持ちも分かるけどそういうのは本人にぶつけなきゃね。

 作戦概要を説明する。西郷夫人が来たらそのまま拐う。以上。


 このまま拘束している間に旦那様方には社会的にお亡くなりいただく。まあ方法は仕上げを御覧じろ。


 旦那さんたちが破滅したあとは個人的に坂本さんに好きにしてもらう。旦那さんの威を借りて威張ってるだけだからすぐ折れるはず。


 おっとそろそろいいかな?

 時間を見て現地に向かう。あ、もちろん一人で。坂本さん着いてきたら魔法使えないからね!


 市民館のモニュメント。ウチの市は「花と緑と彫刻の街」と名乗っている。劇場アニメの監督とかアニメ大好きバラドルとか居るし「アニメの街」の方がいいんじゃないかと思うけど。


 約束の場所に西郷夫人は一人で来た。まあ周りには警備隊が配置されているんだけど。

 でも、まあ、ここには私しか居ないから問題ない。


「フレイムピラー」


 石舞台を中心に炎が燃え上がりあっという間に辺りと隔絶する。中に居る西郷夫人は酸欠で意識を失った。そこまでの効果は期待してなかったけど面倒なくてちょうどいいや。


 私は悠々とその中に入っていって姿を見えなくしてから抱えて立ち去った。グラビトン掛けてるはずなのに何となく重いというかこれはかさばるだな。持ちにくい……

 こういう時にマジックバッグとかあると便利なんだけど私のチートはそこまででも無いみたい。


 いきなり立ち上がる炎に釣られて周りを囲んでた奴らも姿を表した。警察官じゃなくて警備の人みたい。会社の関係かな?

 まあ見えなくなってるから悠々と包囲網を脱出。

 あばよー、とっつぁん!

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