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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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156:必勝の方程式

事後処理編です。もっと短くするつもりだったのになあ……(笑)

 MISSION:下にこっそり着いてきているボディガードにバレない様に運び出す。


 うーん、これは難題だなあ。行方不明になったらまず怪しまれるのこっちだしね。なんとかしないと。


 あっ、そうだ。とりあえず黒木さんにガタイの良さそうな人を連れて来てもらおう。


「なあ、あんた、俺を便利屋かなんかと勘違いしてないか?」

「まあまあ、乗りかかった船じゃないですか」

「まあいい。今度こっちの頼みも聞いてもらうぞ」

「反社会的なことじゃなければ良いわよ」

「分かった。で、こいつだ」

「うす」


 連れて来たのはスキンヘッドのお兄ちゃん。あ、例によって坂本さんビビってる。あれは劇団員って言われてもビビるよねえ。


「こいつが一番言われた体格に近いと思うが」

「そうですね。ちょうどいいと思います」

「坂本さん、ちょっと上の階に行って私の友人を呼んできて欲しいんですけど。その間にこちらで細工しますので」

「あ、はい。上の階の何号室……もしかして上の階もワンフロア丸々部屋なんですか?」

「ええ、私の名前出せば大丈夫ですから」


 とまあ坂本さん追っ払って大男にメイクをする。とりあえずメイク道具を使うフリして魔法で外見を偽装。声は風の精霊さんに振動を調整してもらった。

 自分に掛けれれば良いんだけど……身長までは偽装できないんだよね。無いものを盛る事は出来ないのです。なんで知ってるかって? 試したからだよ!


「相変わらずすげえな。やっぱり敵に回す訳にゃいかねえや」

「攻撃魔法よりこっちの方が高評価なの?」

「そりゃこれならどこでも侵入して情報取り放題、暗殺し放題じゃねえか。反則だろ」


 まあ言われてみりゃそうかって感じだけど全く思いつかなかった。常に後暗い事考えてる人は違うなあ。


「ひーとみーん!」


 我が親友は私を見るなり抱き着いた。


「やっと私の所にお嫁に来てくれる気になったのね」

「違うから。ちょっとやむを得ない事情で借りただけ。わかって言ってんでしょ」

「えへへー」

「……で、なんで坂本さんは気分悪そうにしてるの?」

「あー、いやー、ちょっと臭いにやられたみたいで……」


 また腐海に呑まれたのかあの部屋。あの瘴気は肺をやられるんだよね。私も風の精霊さんが居てくれなかったらと思うとゾッとする。


「後で片付けるから」

「ありがとー、愛してるー」

「わかったから。後で仕事してもらうからね」

「へーい」


 とりあえず打ち合わせ通り会社に帰ったらそのまま体調悪いと言って帰宅してその後家を出るって方向で。まあ私も着いていくんだけどね。

 それじゃあまあ下に私も見送るって言って一緒に降りる。


 車の中では話しかけられないように電話をかけっぱなしにしとくことにした。通話相手は私だ。


 車の追跡はどうするかって?

 私一人だから走って追いかけるよ。せいぜい車と同じスピードしか出してないから。重力魔法と風魔法のコラボレーション!

 姿消してるから見咎められる心配もないしね。見失わない程度に信号は守るよ。


 車の中は特に会話もないみたい。電話=大事な用だろうから話し掛けて来ないよね。会社で降りて常務のお部屋に……あっ部屋わからない。じゃあ受付の女性に言付けて直帰という事にしよう。よろしく!


 よし、上手く受付の女性を誤魔化せた。言い訳思いつかなかったから言い淀んでたら「常務も隅に置けませんね」って言われて良いように誤魔化してくれる事になった。なんだかな。

 ともかく会社を出たらミッションコンプリート! お疲れ様でした。

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