124:一角獣と獅子のゲーム
一言だけ言わせてください。調子に乗りました。すいませんでしたー(土下座)
えー、現場です。あの後すぐ、兵隊さんたちが森の中を走ってきました。最初は二人、三人組。だんだん十人、二十人増えて、そしてご覧下さい!
森全体にあふれそうなすさまじい群衆を!
現地は芋を洗うような人出にてんてこ舞いです。
以上、避難先の木の陰から私がお送りしました。
それにしても本当に不安定な兵隊よね。しょっちゅう何かにつまずいたり、おたがいにつまずいたり、そして一人が倒れると、それにまた何人かがつまずいて倒れてドミノ倒しみたいよね。
あ、馬が来た。やっぱり馬もしょっちゅうつまずく。で、鞍上の騎手が転げ落ちる。コントなの?
確か森から出て開けた場所に白の王様が居るはず。とりあえず話を進めようっと。
「インビジブル」
認識阻害を掛けて人混みを避けながら森から出た。果たしてその先には白の王様が地面にすわりこんで、メモを取っていた。
「お嬢さん、森を通ってくるときに、兵隊に出くわしたりはせなんだか?」
「会いましたよ。沢山いましたね」
「四千二百とんで七。それが正確な数じゃ」
と王さまはメモ帳を見ながらドヤ顔。流行ってんの?
「馬はゲームで二駒は必要じゃから全部ではないがの。それと伝令二人も送ってはおらん。伝令二人は街に送ったものの帰ってこん。どっちか見えないかどうか教えてはくれんかの」
「うーん、道に見えるのは……誰も。あ、いや、誰かこっちに走ってきますね」
「誠か! ならばそれが伝令であろう。ヘイヤとボウシャとどっちかのう?」
そのまま到着を待ってるのも退屈なのでハル達交えてチンチロリン。サイコロは今石で作った。いや、トランプでもよかったんだけどアリスの世界でトランプ出すとどうなるか分からんしね。
とかやってたら伝令が着いた。
「大変です、王様!」
「おお、お帰りへイヤ。何が大変なのじゃ?」
「またあいつらやり合ってますよ」
「困ったもんじゃな」
へイヤ。 の報告を聞いて頭を抱える王様。
「奴ら?」
楓ちゃんが不思議そうに尋ねました。
「ライオンとユニコーンじゃよ」
へー、まああれよね。王冠巡って争うっていう。どっちが強いかって言ったらライオンなんだろうけどユニコーンもなかなか強いんだよね。
ふと見たけどなんかライオンとユニコーンにしてはでかいよねえ原作では確か普通にライオンとユニコーンだったは……ず。
目の前に居たのはガ〇ガイガーとガン〇ダムユニコーンだった。
「なんじゃこりゃー!」
思わず叫んでしまった。
「むう、相変わらずでかい……」
「おお、女王では無いか。お主もおったのか」
「最初から居りましたよ。ひどい人ですね。それにしてもあの二人が戦うと地震がすごいわね」
当たり前じゃー! そりゃあんなもんが戦ってたらサイズ的にそうなろうもん。というか今までなんで見えなかったのか……ご都合主義? あ、結界張ってて被害出ないようにしてるのね。納得。
「これ以上の戦闘は無意味だと言った。退かねば、僕の力をもって侵攻を阻止する!」
「あの時の借りは必ず返すぜ! 最後に勝つのは俺たちだ!」
「亡霊は暗黒に帰れぇー! ハイパープラズマビームトンファー!」
「勝利を、この手につかむまで、俺の勇気は死なない! スーパーゴルディオンハンマー!」
「やめんかー!」
ドゴーンと言う音がして砂煙が舞ってライオンとユニコーンは地に伏した。正確には伏したまま。グラビトンで抑えつけたよ。とりあえず落ち着いて話させろー!




