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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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アフター4:夏コミ動乱記(後編)

という訳で各人のお話はこれでひと段落です。

 威勢よく飛び出して来たのは小学校低学年くらいの女の子。というか知ってる子なんですよね。


「どういう事か説明してもらいましょうか、風の精霊?」

「れいわさま、ごめんなしゃい」


 おお、可愛い。これだけでキャサリンちゃんを許しちゃうよね?


「ごめんで済んだら遠慮なく切り捨てれるわよ! そうか、切り捨てて欲しいのね。それじゃああんたを誑かしたそこの人間……」

「お久しぶりね、令和ちゃん」


 そこで初めて私の顔を見たらしい。令和ちゃんの顔がキョトンとしたものになった。あ、これは私の事忘れてるな。


「なんで私の事知ってるのか知らないけど、歳神たる私に歯向かうっていうのね。それじゃあ力の差というものを分からせてやるわ」

「質問良いかしら?」

「冥土の土産だ。聞いてあげましょう」

「なんでここに台風直撃させたの?」

「そりゃ醜いゴミをまとめて掃除出来るからに決まってるでしょう。だから最大風速でって言ったのに、この風の精霊のバカは」

「ふええ……」


 なるほど。つまり、この会場に集う同志達を亡き者にしようとした訳ね。そんな勝手許されると思ってんのかな?


「そんな事勝手にしてもいいの?」

「さあね。単なる事故だもの。バレなきゃ良いのよ」

「もう一つ質問良いかしら?」

「今度は何よ」

「私の事覚えてる?」

「はあ? ただの人間のあなたなんて……あれ? なんか引っかかるなあ?」


 それでは答え合わせの時間です。私はひとみちゃんに繋げてあるスマホの通話をスピーカーモードにした。


「って言うことらしいのよ、ひとみちゃん」

「オッケー、全部分かったわ」

「え!? ひ、ひ、ひ、ひ、ひとみ様!?」

「令和ちゃん? 今すぐ私のところに出頭してくれるかな? 昭和さんや平成さんも待ってるから」

「え? いや、あの、その、なんで……」

「私のオヨメサンである葵ちゃんと大事なムスメのキャサリンちゃんへの態度について、そして今回の台風の計画について、じっくりとお話ししようか」

「いやぁぁぁぁぁ!」


 令和ちゃんが膝をついて泣き崩れた。そりゃそんな邪悪な事考えてたらそうなろうもん。それから異空間からブランちゃんが令和ちゃんを連行して、その場には平穏が戻って来た。


「よし、じゃあ残りを売り切りましょう! 終わったら焼肉よ!」


 おー、とみんながやる気を見せる。ん? みんな? あれ? なんでつかささんと翠さん、そしてヘスティアさんまで居るんですか?


「いや、焼肉と聞いてボクが行かないのはおかしいじゃないか。水臭いぜ」

「あー、すんません。ヘスティアさんとは一緒に晩御飯食べる約束しとってな」

「いえ、そもそも翠さんも呼んでませんよ?」

「細かい事言わんでええやないの」


 どうやら食べる気満々らしい。私としてはキャサリンちゃんとついでにブランちゃんと晶龍君くらいかなと思ってたのにね。


 戦い済んで日が暮れて。私たちは焼肉屋に来ていた。本来ならビールを頼むところだが、未成年も居るのでジュースだ。はい、じゃあお疲れ様でした。乾杯!


「キャサリンちゃん、台風は?」

「あのね、てんぺすとさまがもういいよってとめておやすみくれたの!」


 そうか、じゃあ台風で困る人は出ないんだな。ちなみに令和ちゃんは台風を安易に考え過ぎだと言われて再教育を食らってるらしい。帰ったら私も手伝ってあげようかな?


 そんなこんなで私はひとみちゃんと結ばれてもいつも通り暮らしてます。オヨメサンって言ってくれて嬉しかったなあ。ではまた。

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