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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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1198:それぞれのやり方(年長組)

ニアは手を貸すつもりはありません。

「やれやれ仕方ない。ヒントくらい出してあげるか」


 ニアはそう言うとまた姿を消した。むむう、それとなく伝えてくれるのかな? いや、でも、なんか心配……


「ニアの視界ジャックして見てたらいいんじゃない?」


 夏だからって異界入りするつもりはないんですけど。赤い水は無いですよ?


「ユグドラシルの力を持ってすればニアのコントロールを乗っ取ることなんて」

「造作もないと?」

「いや、同意無かったら不可能」


 ダメじゃん!


「まあまあ、そのニアがここに来たって事は同意したって事だよ」

「あー、まあそうか。じゃあ繋げ方教えてくれる?」

「それじゃあ視界だけじゃなくて感覚ジャックどーん!」


 ドーンだYO! いや、そんなに張り切らなくても簡単に繋げられた。これはニアも手伝ってんだろう。ユグドラシルのうろの中に巨大なスクリーンが浮かび上がった。


「またこれ?」

「こないだの精霊での接続を元にニアとロニが研究したのよ。私も手伝ったんだけど」


 あ、うん、画面が綺麗になってる。なんだよこの無駄なメカニズム。


「君たちに最新情報を公開しよう」


 渋い声じゃないと様にならないぞ。声変えられるやろ?


「最新情報? お姉様の居場所ですの?」

「直接では無いけどね。まあ生身で行くにはちょっと大変な場所だからね」

「もしかして、ひとみちゃん、魂になったんですか?」

「いやいや! そんな縁起でもない事にはなってないよ! あそこはひとみなら問題なく入れるからね」


 あれ? ユグドラシルってそんなに来るの困難なの? 私としてはあまり考えなくホイホイ来れるとこに思ってたんだけど。


「そりゃフレースヴェルグが居ればどこでも行けるじゃない」

「あー、まあ、そうですね。本人は通勤にも使って欲しいって言ってたけど」


 フレースヴェルグを通勤に使ったら確実に目撃者多数になるからなあ。行く場所が山奥とかならまだしも。


「それでひとみさんはどこですか?」

「世界の果て、全ての魂が帰る場所。ライフストリーム」


 ソルジャーにでもなるの? 神羅カンパニーなの?


「んー、そっかー。じゃあ迎えに行かないとねー」

「ハルさん、わかったんですか?」

「何となく。行き方までは分からないから何とか模索してみるけど。あ、ロニは行けるの?」


 ロニさんに目をつけたか。まあ、ハルの師匠だし、真祖同士だしなあ。


「飛んでいく、というのなら不可能じゃな。魔法使うならまあ行けると思うがの」

「うげ、飛んでは行けないんだ。うーん、どうしよう。がむしゃらに走って行くのもなあ」

「飛んで行けぬのに走って行けるはずもなかろうが。やれやれ仕方ない。真祖にしか出来ぬ業で何とかするかの」


 おおっ、真祖にしか出来ない業!? なんだろう、この厨二力を刺激するようなフレーズは!


 そんなでロニとハルが退場した。次に動いたのは葵ちゃん。


「物理的に行けないとなると行くのは難しそう。乙姫さん、何とかなりませんか?」

「龍人の姫君の言う事なのじゃから聞いてあげたくはあるのですがのう」


 なんとも困惑している様子。と、そこに……


「お困りの様ですね、先生!」

「ブランちゃん!?」


 異空間からひょっこりと顔を出したブランちゃん。よく見たら晶龍君も後ろにいる。


「先生にはお世話になりましたからひとみさんのところに私が送ります」

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― 新着の感想 ―
[一言] >「先生にはお世話になりましたからひとみさんのところに私が送ります」  探させている間に、お互いの気持ちの整理だのなんだのを済ませる意図もあるんじゃないかなー。  なんて勝手に思ったりして…
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