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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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113:ひとみはイノベーションに取り組んだ

イノベーションですが、こんな切り口ひとみにしか出来ませんので真似をしないようにお願い致します(笑)

 ペンションの事件もひと段落して私たちに日常が戻ってきました。商店街では何やら色々飾り付けているみたいです。


「ああ、花火大会だよ」


 いつもの喫茶店のマスターが教えてくれた。そう言えば花火大会があるんだった。お盆が終わったあとの日曜日なんだよね。台風とぶつかる事もあるんだけどそういう時は中止。打ち上げなくていいから予算が浮くとかで街の人もいい加減な感じ。

 今年も花火大会の日に台風が重なりそうだ。見たいなあ花火、


「だったら風の精霊に相談したら?」


 ペンションの一件での陰の立役者であるドライアドが栄養剤のアンプルを美味しそうにちゅーちゅーしながら言った。

 うん、まるでチューペットみたいにアンプル吸ってるからなんというかシュールな絵面なんだよね。


 でもまあその手があるか、と、風の精霊に呼び掛けてみる。


「我々では分かりませんので女王様に報告します」


 え?

 風の精霊の元締めって女王様なの?

 そのまま澪ちゃんたちとお茶して帰宅。久々にタイムセールにも行けた気がする。

 なんだかんだで自宅で食べることが少なくなったから出費的には助かってるんだけど偶には自分でやらないとね。

 とりあえずタイムセールでゲットした卵使ってオムライス作るよ。朝出る前に炊飯器掛けてきたからご飯は炊けてるのだ。

 鶏肉と玉葱、マッシュルーム、人参を賽の目に切ったものをトマトソースで煮る。グリンピースも入れてたんだけどハルが器用に残すもんだから面倒くさくなって入れなくなった。別にグリンピースぐらい食べなくても良いしね。

 しばらく煮込んだらそれとご飯を一緒に炒めてチキンライスは出来上がり。

 とりあえず卵で包むかとか思ってたら玄関のチャイムが鳴った。


「こんにちはエルフの君。私は風の精霊の女王、テンペストと申します」


 ドアを開けたらゆるふわ系お姉さんがトーガを纏って立っていた。ほら、古代ギリシアの神様みたいな。いや、女性用はペプロスだっけか?


 ともかくゆるふわお姉さんである。にこにこ笑っている。


「あの、とりあえず目立つんで中入ってもらって良いですか?」


 動く様子も無かったので室内に案内した。


「すいません、食事作ってる途中でしたので。あ、一緒にオムライス食べます?」

「あ、いえいえお構いなく。食事もしちゃっていいですよ」


 まあそう言われたので卵でくるんと包んでオムライスの出来上がりである。

 テーブルに座ってスプーンでオムライスをすくって食べながら聞いた。あ、ちょっと塩気足りないかも。


「あの、今度の日曜日 に花火大会あるんだけどその日ってここに台風来そうかな?」

「日曜日という概念はよく分からないのですが、その子ならここの側を通る予定ですね」

「何とかならない?」

「うーん、台風のお仕事って海の水をかき混ぜることなんですよね。上陸は……まあ休憩みたいなものです」


 うーむ、そうだったのか。ならば


「ねえ、その子、大人しくなれるならうちでもてなすけどそれでもダメ?」

「まあエルフの君がそう仰るのでしたら海上で待ち合わせをして止めていただけるなら大丈夫かと。一応私からも一言言っておきますので」


 とりあえず商談成立って事でテンペストさんは退場。で、台風はキャサリンって名前なんだって。……被害大きくなりそうな名前……阻止しなきゃなあ。

 聞くところによると精霊は私の魔力が好きらしくご馳走なんだそうだ。よく言うこと聞いてくれる裏にはそういう理由があったのね。

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