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詩集 心箱  作者: TiLA
51/100

空がどこまでも続く限り

悲しいね

なんか悲しいね


寒いから?

草木は枯れているから?

お日様が弱いから?


寂しいね

なんか寂しいね


あなたがいないから?

仕事が忙しいから?

今日は月が見えないから?


でも見てごらん

あの樹の枝の先を

よく見てごらん


小さな小さな

蕾がいっぱいあるでしょ

また春になれば

生命の輝きを咲かせて


ほら耳を澄ませてごらん

土の中から聞こえてくるでしょ

啓蟄を待ってる

蟲たちの息づかいが


ほら心をね

心を映してごらん

あの空に


何が見える?

何が聞こえる?


もう悲しくないよ

もう


寂しくないよ


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― 新着の感想 ―
[良い点] 冬の景色は、美しいですがどこか淋しげで、時に心まで淋しく感じることもあるかも知れませんが、この詩のように、枝の先にある春を待つ芽や、土の中に息づく虫たちがいる、そう思うだけで心が少しあたた…
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