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詩集 心箱  作者: TiLA
16/100

贖罪

上手くできたかな

今日の私


上手く笑えること

できたかな


上手くいってると

こんなはずないって

自分を疑っちゃうの


幸せに慣れていないのね

きっと私


誰かにおせっかい

また余計なこと言っちゃって


誰かを見て見ぬふり

勇気がでなかった


思い出すたび罪悪感

でも少しホッとする

駄目な私に


調子良くいってると

そんなわけないって

つい思っちゃうの


きっと不幸体質なんだわ


それでも

とても傷ついた日には

こんな淋しい夜には


そんなことないよ 


って優しく言ってくれる

あなたに


あなたに会いたいのです


不完全な私でも

いいのだと

諭してくれた


あなたに


思い出す

あなたの後ろ姿

今なら分かる


優しい人ほど

贖罪したくなると


午後の日差しが

乱反射する

水面で輝くように


街では心が

臆病な日差しのように

優しさが

今日もすれ違う



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― 新着の感想 ―
[一言] 優しさの中には幾ばくかの打算 でも、きっとその方がいい 優しさを受け取る側だって そうすることで何かを返せているのなら 少しは負い目も減るでしょう? ---- どこか冬の冷たい風が吹き…
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