表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【旧】転生先が現代日本人ってふざけんなっ! って思ったけどそれが普通だし案外充実してる  作者: せん
幼稚園年中

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/189

#096 母の新しい職場

ちょっと短いですが、区切りが悪かったので…

本日中に次話も投稿する予定ですが、仕上げが間に合わなかったら申し訳ありません。

 心機一転。

 親友夫妻のコネで転職を果たし、この春から職場が変わった。


 新しい会社はモルネスシステム。

 社員三十人ほどのIT企業だ。


 小さな会社ではあるけれど、業績もよく給与も業界内では良い方。


 ここ最近は主力商品のシステムパッケージが好調のようで、純利益も利益率も右肩上がり。

 

 上場しておらず株が買えないのが残念だけど、近々従業員に売り出すことは考えているとか。何なら知識を生かして、そのあたりの舵取りをしてほしいという話もあったり……


 そういうわけで、体力に余裕のある会社なので色々と改革も行っていたりする。


 ミツヒサさんの”育休ワーク”もその一環。

 完全休業ではなく休業と在宅勤務を組み合わせることで、会社は労働力を確保しつつ、従業員は完全休業よりも高い賃金と育児の時間を得る。


 評価としては、ミツヒサさん曰く「マコトがいるからできているところもある」とのこと。


 仕事に集中できる場所と時間、そして家族の理解を得る必要があるというハードルはあるけど、それで男性の育児休暇への心理的ハードルが下がるなら悪くない仕組みだと思う。ミオもミツヒサさんと一緒にいれて嬉しそうだし。


 ただこの会社、仕事好きな人(ハードワーカー)が多い。

 そのため独り身が多かったりするんだけど……まぁ、選択肢があることは悪いことじゃないよね。


 私も在宅勤務でまーくんと一緒に、と言いたいところだけど、流石に入社一週間では難しい。

 仕事も覚えることはたくさんあるし、何より事務作業がメインなので。環境整備も整っていない。


 だけど出社する場合でもだいぶ融通が利くようになっている。


 フレックスタイム制を取り入れていて、十時から十五時がコアタイム。

 朝まーくんたちの幼稚園の見送りをしてからでも間に合うのがうれしいところ。


 希望を出せば勤務時間も調整できるとのことだけど、まずは通常勤務(8時間)で。

 帰りがちょっと遅くなることに思うところがないわけではないけど、残業はほぼないから転職前よりも早いし、すーちゃんのお楽しみタイムを邪魔しちゃうのもね。


 ちなみに服装もカジュアルが許可されている。

 毎日コーデを考えるのが大変だからスーツで良いかなと思っていたんだけど、ミオが世話を焼いてくれて。なんだか大学時代を思い出す。


 でも今日は業務都合でスーツを着てるんだけどね。仕事してるときはこっちの方が落ち着く……と言うと、ミオに残念な目で見られるので口には出さない。


 気になる業務内容の方も、持っているスキルも無駄にならず、思っていたほどIT(難解)でもなかったのでやっていけそうだ。




 ――と、こんな感じの職場。


 前職と比較すると自由すぎてちょっと面喰らっているところもあるけど、働きやすい良い会社だと思う。社員さんたちのモチベーションも高く、社内の雰囲気も悪くない。


 ちょっと給料は下がってしまうけど、出世(ゴマすり)競争もなくてプライベートの時間も確保しやすい。ストレスが減りすぎて、体重が増える心配をする余裕もある。私もトレーニングが必要かな……


 ともかくこれからは、この会社の一員として頑張っていく。


 まーくんのためにもバリバリ働いていきましょう!

読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 母親も幸せになってほしいから出会いがあっても良いんだけど、なんかそれはそれで嫌だなと思ってしまう。() まぁ、それだけが幸せになれる方法ってわけでもないからあれだけど…。 そもそも本人はそこ…
[一言] 小さい会社はそれなりに融通効くのかもねえ… でも本当に、会社次第、なんでしょうけれど。
[一言] まーくんのお手伝いとまーくんの影響によるすーちゃんの精神的成長の加速は、両家にとってかなりの負担減になってますね。 まーくんが記憶持ちの転生者でなかったら、この二つの家族は生活が成り立って…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ