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続女神様は天使と舞い踊る

 遅くなりました(´Д`)


 そして、まだ終わらない系


 どうぞ、お付き合いよろしくお願いいたします。

 あのあと、周りを確認したが、どうやらピンクの髪の天使に全てを持っていかれて、見られたのは白銀の髪の妹天使だけだった。それはそれで、寂しいと感じる、不憫な女神は何事も無かったかのように岸に上がる。


 男の天使達は一人を除き、目を押さえてうずくまり、うなり声をあげ、嘆いていた。


「くそぅっ! 激レアの妹ちゃんの照れ顔が見れねぇ!」

「くっ! 涙で霞んで明日が見えないっ!」

「シスコンめっ! まさか瞬時に砂と同時に指でも来るとは……」

「黙れ! 妹の裸体は拝ませんっ!」

「「「裸体より照れ顔がみたかっただけなんだっ!!!!」」」

「なに? 妹の裸よりも照れ顔だと? 貴様らそれでも漢かっ!?」

「バカなの!? 裸なんて、飾りだ!」

「そうだっ! エロい兄貴にはわからんのです!」

「いや、それもどうなんだ? おい」


 その妹天使と、ピンクの髪の天使は既に立ち直り、砂浜の荷物置きまで行き、昼の準備を始める。それに、気づいた女神は駆け寄り声をかける。


「あら、お昼かしら? 手伝えることはある?」

「女神様はゆっくりなさってください」

「そうです。これは連れてきて頂いたお礼でも有るのですから」

「そう? なんだか悪いわ。と、言うよりわたしも手伝って見たいのですが」

「えっと……」


 ピンクの髪の天使は言いよどむ。女神様に手伝わせて良いものか? と。

「では、炭を起こすので、串に刺してあるものを焼いていって貰えますか?」

 しかし、白銀の髪の妹天使は、物怖じせずに手伝いの指示をだし、ピンクの髪の天使に驚かれる。

「ええっ! わかりましたわ。では、どんどん焼いていきましょう」


 こうして、昼の定番、バーベキューなるものが開催される。焼き始めてすぐに、男天使達も加わり、皆で立ちながら焼けた串を頬張っていく。


 あぁ、楽しすぎる。そして、ただ焼いてタレをつけただけのモノがこんなにも美味しいだなんて。これは、最高の贅沢に違いない。


 女神が、串焼きを頬張りながら破顔する。もちろん、周りの天使達も笑顔が絶えない。


 そんな折り、近くの森から枝を掻き分ける音がし、幼い神々が飛び出してきた。


「あれ? 誰かいるよ」

「「「「「ほんとだ~♪」」」」」

「おいしそ~な匂いがする~」

 とてとてと、駆け寄ってくる幼い神々に天使達は固まるが、女神は屈み視線を合わせてリーダーっぽい子に串焼きを手渡す。


「沢山あるから、貴方達も食べていきなさいな」

「おねぇさんありがと~♪」

 次々に串焼きを手に取り、頬張っていく幼い神々。

「おいひぃ~♪」

「ね~♪」

「天使のお兄さん、お姉さんもありがと~♪」

「ん~♪」

 と、口々にお礼や感想を言いながら、どんどん食べていく。もちろん、女神や天使達も会話を楽しみながら食べ進める。


「ところで、貴方達はここに何をしに来たの?」

「ん~、およぎにきた」

「お姉さん達はおよいでないの? 変わった服着てるけど」

「これは、水着と言って、泳ぐのに適した衣服なのよ」

「そーなの? わたしたち裸でおよぐつもりだった!?」

「「「どうしよ~」」」

「女神様、少しお時間頂ければ、この人数分なら直ぐに御用意出来ますが」

 白銀の髪の妹天使が耳元で囁き、それを聞いた女神は頷く。

「この天使のお姉さんが作ってくれるから、もう少し食べていきなさい。その間に出来るから」

「ほんとっ!?」

「やったー♪」

「「「「「ありがと~天使のお姉さん♪」」」」」


 幼い神々は可愛い。そう思いながら、女神はふと顔をあげ辺りを見回す。


 誰もいない? でも、視線を感じるのだけれど。時折、森の中から悲鳴が聞こえる気もする。


 まぁ、気のせいね。やっぱり大人数で楽しまないと、幼い神々の参加も歓迎だ。あぁ、昼食後何をしようかしら……。


 次回更新は明日になります。そして、多分次回でこのネタ終われる…………?


 はい、未定です。



 次回、やつらが出ます。

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