第二十三話、試作
こんにちは、今日は農作業をしています。ゴウです。
先日、定期的にやってくる商人さんの商品の中に見つけて思わず購入した物があるのです。今日はその作物を育ててみようと裏庭の畑にやってきました。
その作物とは、ジャジャーン!大豆!
商人さんも珍しい穀物なので売れるか不安だったらしいけど、喜んで買っていくオレを見て変な顔してるのが面白かったな。その日の内に試していた消石灰と腐葉土で作った肥料を混ぜ込んで畑を耕しておきました。
朝から水に浸けてふやかしていた乾燥大豆、ぷっくり大きくなっています。
畝を作っておき間隔を開けて種を植えたら、発芽するまで暫く様子見ですね。
今日はこれでお終いです。
さて、今日もテツとアベルを鍛えてやるかな。
……
あっ、と言う間に六日が経ちました。
畑に植えた大豆は、見事に半分くらいが芽を出した。
こんなもんかな?保管方法も適当でいつ取れた大豆かもわからない乾燥大豆で半分も芽を出していれば上出来でしょう。
これから間引いたり手間かけて、収穫までは三カ月後くらいかな、枝豆でも食べたいが味はどうだろう。町長やこの間の地主さん達にも食べて貰って、上手くすれば育ててくれる人も出てくるかも知れない。
大豆は畑のお肉と言われるほどタンパク質が多くビタミンも豊富に含まれるので健康にも美容にも良いと話せばあっという間に広まるだろう。
最初に大豆を買ってきた時には、もちろん家族に大豆を食べて貰っている。干し肉や野菜入りのスープに大豆も入れて食べて貰ったんだが概ね好評だった。たんに具が増えれば何でも良い感じだったけどね、可愛い嫁のユユさんには先のビタミンによる美容の話をしたら食いつかれたよ。
兎にも角にも大豆を増産しない事にはどうにもならないので今回買った大豆約1キロムをどれだけ増やせるかだな。ちなみに試食で1/3ほど食べて、発芽したのが残りの半分だからホントに僅かだ、いま畑では約50本ほどが育っているので、ここから育っても種にできるのはまた1キロムぐらいか?次はもう少し発芽率は良くなるだろうから、ある程度増えればサクサク増えるのかな?
と言うわけで。
大豆が青々と育った!さあ枝豆の試食ですよー
枝に着いたままの大豆を湯掻いて出来上がり!簡単で美味しい枝豆の完成だ。
自分の元の記憶にある味はもっと美味かったと思うのだが、現在の食糧事情では十分に旨いと感じた。家族は黙々と食べていたのがその証拠だろう、あっという間に一本分の枝豆が無くなってしまい追加を求める愛するかわいい嫁のユユと娘のリリの視線には逆らえず、もう一本取ってきた。家族団らんの為には犠牲は付きものなのだよ。
「町長〜」
さらにもう三本の枝豆を持って町長の家へ、三本持って行く時の見開いたユユさんの目が怖かったです。
大豆は畑のお肉と言われる程にタンパク質が豊富ですからね。
町の人達の元気の元になるでしょう。
うまく広まってくれると良いですね。
次回は、枝豆と言えば……。




