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瀬名ジョンの憧憬 EP21

宛先:JohnTheKing@gm●il.com

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件名:瀬名氏の母上殿にボコられた件について

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瀬名氏!拙者らは盟友であった筈!何で御座るか!あの病んだ母上殿は!危うく殺された掛けたで御座る!どうか.......母上殿に弁解をされたし。お願いします、何でもしますから!



「やっと、あの女を撒いたと思ったら違う問題が出て来やがった、はぁ」


写真も同じく添付されているのだが、正直に言うと見たくない。其れに何でももして欲しくない。こっちからお断りだ。


「うわ、凄い怪我......」


写真を開くと怪我だらけのオタクの姿が映っていた。


「母さん、何してんだよ、クソ。」


急いで母親へと電話を掛ける。


「母さん!」


「もしもし〜!ジョン?如何したのぉ?エッチしたくなっちゃった?そうなんでしょ〜!今晩相手してあげるから期待して待っててね♡チュ」ガチャ


電話が切れる。


(なに考えてんだ、あの人!)


プルルルルルル プルルルルルル


「如何したの、ジョン。そんなにママの声が聞来たかったの?バブみを感じたいのかしら?なら、今夜はずっーとおっ●いを吸わせてあげるからね♡」ガチャ


............もうめんどくさいな。オタクさん、助けなくていいかなぁ。あの人の所為で最悪な被害にあってる状況だし。


「あ、瀬名氏wwww見つけたで御座るよwww運命www運命www感じるでしたよねww」


何故、お前が此処にいる。


「オタクさん、何で俺の場所が......」


「デュフwww拙者らは盟友wwwズッ友故にトラッキングしてるで御座るwwwフォカヌポォwww」


盟友どころか友達ですらない気がするが。其れにストーカー行為をするな、気色悪い。


「拙者の真名を伝えてなかったでござるなwww拙者、 たかしでござ候wwwwコポォww」


余りこの人と長く居たくないな。


「其れで、母さんに何されたんですか?」


「拉致された挙句、黒服の男達にボコられたで御座る。終わりっ!」


よし、俺たちの関係も完全に終わろうではないか。


「其れだけで済んだのなら良かったじゃないですか。其れじゃあ俺はこれで。」


「待て待て瀬名氏wwww此れは酷いww拙者らの関係は恋人以上、婚約未満の関係に近い友人で御座ろう、ならば拙者に付き合って貰うで御座るwww」


「気色悪いわ!!ハゲ散らかしたメガネの太いおっさんが何言ってんだ!てか離れろー!」


「いや!私を置いていかないで!」←裏声


なんか臭いし、もうやだ!


「ちょっとついて来てくれるだけでいいで御座るからwwデュフwww先っちょww先っちょだけwww」


「うぅ......く、臭い......それに唾を飛ばすなぁ!分かった、分かったから一度離れよう!」


「瀬名氏」ジーン


心底嬉しそうな表情を取るオタクにため息が出る。


「其れで、何処に連れて行くんですか?」


「デュフww瀬名氏に是非ともレンタル彼女の素晴らしさを味わって貰いたいと予約しといたで御座るよww」


(キャンセル料を払わなくて済んだ件についてwwwコポォwww)


「帰ります「待つお」待ちません「マツオ」嫌です「matsuo」ふざけんな!絶対にトラブル起こすに決まってんだろ!あのアイドルの握手会を見てないのか?絶対に二の舞になる!」


「まあまあ、拙者お気に入りのまゆたそは純粋でいい子で御座るwwその様な問題事が起こる筈はないでござるよぉww仮にあるのならば拙者がきっちりと責任を取るので安心して良いで御座候ww」


「言いましたね?なら、きっちりと後始末はして下さいよ。」


「ww..........(´;ω;`)」


縋り付くオタクへと釘を刺しておく。


(あぁ、行きたくない.........)


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