瀬名ジョンの憧憬 EP20
「俺に触るな、そして近づくな!」
現在、喫茶店を後にし商店街を歩いるのだが本当にこの女は酷い。
「え〜無理?」
「無理じゃない!」
「ねぇねぇ何処行くー?ホテル?ホテルがいいでしょー?ホテルにしよう!ホテルねー!」
頭のネジが何本かは確実に落ちている。
「ホテル以外に選択肢はないのか、あんた!」
「え〜いきなり野外?貴方って以外にワイルドなのね?」
ホテル行きたくないと言っただけでこの言い草だ。たまったものではない。
「ワイルドだろ〜?じゃないわー!!そもそもシないからね、オレ!」
「良いじゃん!アイドルだよ、私?持ったいないよー。ヤっといた方が良いって!ほら、穴開きコ●ドーム持ってきたから、安心だよー?」
「安心できんわ!孕む気満々じゃねぇーか!」
本当に危ない、この女。
「いや、二人を繋ぐものを作っておけば安易に他に行けないでしょ?」
「子供を利用しない。ダメ、絶対!」
「何が不満なの?おっぱいもそこそこあるしくびれだってあるよ?其れにパ●パン!」
何つー事を口に出しているんだ、この女は......
「自信満々に言うな!あぁーもう!帰ってくれ!付いて来ようとするな!」
家に帰りたいのだが、この女が付いて来るために帰れない。
「ん?何だこの匂いは?●子、●液、ザー●ン、●ー汁.....さてはちん●こシコってたな?」
すると自分の腕へとしがみつき何かに気づいたかの様にそう言葉に出す。
「この子本当にめんど臭いッ!!「一人でオ●ニー可愛そう、ちん●こ可愛そう.....」」うるうる
涙目になる綾瀬にため息が出る。
「仮にもアイドルなら淫語を連呼するな!それもこんな道中で!」
マスターから貰ったマスクが叫び過ぎて湿ってきた。
「ねぇあれってアイドルの綾瀬めぐりよね?」
「いや、そっくりなだけだろ。」
とうとう通行人にまで素性がバレかけている。早く帰りたい。いや、返して下さい。
「私がシてあげるから、ね?」
「シないでいいです。」
「うぅ...........こんなものッ!!」
「な、何するんだ!?」
「こんな.......壊れちゃった......」
「................」
自分のジーンズを強く引っ張る綾瀬。そしてボタンとチャックが同時に壊れる。何とか手で押さえパンイチになる事は防いではいるが時間の問題だ。
(限界だ........この女、頭完全にイってる.........)




