ケイト・ハサウェイの片恋 最終話
私が告白する話を最後の話にするなんてこの作者は本当に頭がくるくるぱーだと思う。
そもそも作品の本質はギャグテイストの筈なのに、何故この作者はシリアステイストで物語を締めようとしているのか。
理解に苦しむ。
読者が見たいのは笑える話だろうに。そもそもケイトと言うキャラの魅力はアニメや漫画でよく見るデスマスルー○柴キャラだろうに。
何をトチ狂ったのか、キャラを潰し、こんな雑な女キャラにしてしまったのか。
「本当に頭の中がお花畑で困りマス(´Д` )」
読者達がみたいのはこう言う私なのだろう?
そもそも作者の押しでもない九条などと言う登場人物が何故、ウケがいいのかが意味が分からない。
[ケイトを押すです、このアホウども!」
こちとら物語のトリだぞ。私を敬え。ケイトを褒めろ!
[ケイトのほうがカワイイですヨ!」
そうケイトは世界で一番可愛い。もっと私に対する敬意を持って欲しい。
バカ作者は私の挿絵を描け!最終話なのにもう一つの作品ばかりに力をいれやがって、殺せるものなら今すぐにでも殺してやりたい。
「ケイト、告白するって何ですか!」
突然現れた秋山が登校中に私の腕を掴む。一おばさんが私を残し、ジョンを車で学校へと送った為に私は一人虚しく登校する羽目になったのだ。
「昨日おくったメールの通りデスよぉー。」
何気ない感じで返事を返す。
「だって、私たちには暗黙のルールがあるじゃないですかぁ!」
確かにクラスの皆で決めたジョンを見守ろうと言う掟がある。だけども私は決めたのだ。
「秋山、」
「.........?」
真面目な顔をするケイトに秋山は構えた表情をとる。
「もし、この告白が上手くいかなかったら、ケイトはアメリカに戻るよ。」
それだけの覚悟は出来た。流石にいつまでも日本に残る訳にはいかない。私なりのけじめだ。
「ケイト...........」
秋山は少し寂しげな表情を見せると私の肩を掴んでくれた。
「応援は出来ません。」
友人を裏切る行為なのだから当たり前だ。
「でも、ケイトは私の親友です。私は今は告白をする勇気が出ないけど、けっしてケイトの邪魔はしません。だからケイト、自分の気持ちを精一杯伝えればいいと思います。」
本当に秋山は............
(優しい友人だ。)
「大好きデース!アキヤマ(●´ω`●)」
感極まりハグをする。
「ちょ、ケイト、キモいです。」
女同士なのだから当然といえば当然だが、空気は読んで欲しかった。
「[ジョン、お話がありマス。」
放課後、カバンを背負い帰宅をしようとしていたジョンを呼び止める。
「ケイト?何かあるのか?」
いつもどおりの愛くるしい顔に思わずキスをしたくなるが、自制し、ジョンの手を握る。
「来て。」
「あ、おい!ケイト」
手を引き見晴らしの良い屋上へと連れて行く。ジョンは終始、困った表情をしていたが、今日は無理にでも連れてかせてもらう。
「何なんだ、いきなり、」
呆れた表情も素敵だが今日のケイトはいつもとは違うという事を見せてやる。
「ジョン!!!」
目いっぱい力を入れジョンの名前を叫ぶ。
「!?はい!」
ビクリと身体を引くつかせ返事を返すジョン。
[好きだぁーーーあああああああああ!!!」
私の精一杯の気持ち。伝われ。ジョンに届け。
(御託なんていらない。純粋な気持ちをどスレートに伝えた。)
眼を恐る恐る開きジョンの顔を覗きこむ。
「お、おう、ありがとう。」
あれ?
「オレもケイトの事は好きだぞ。」
あれ?
(この土壇場で、ジョン...........ラノベ主人公特有の鈍感キャラを炸裂するなよぉ!)
苦い顔見せるケイトだが即座にジョンとの距離を詰め、ネクタイを掴む。そして顔を近づけ、
[ん?」ちゅ
唇を奪い取った。私は小さく笑った。
[___________ケイトを貴方の恋人にしてください。」
ジョンは一瞬驚いた表情を見せるが、直ぐにクスクスと笑い返事を返してくれた。
「うぅ.....ジョン大好きです(*´ω`*)」
あぁ、私は世界で一番の幸せものなのだろう。
この世界はとても広く、とても狭い。
もし、男女の価値観が変わっても貴方は好きな人を好きでいられますか?
Chaos:Demerit 〜貞操の逆転した世界~より
~Fin~
終わったぁーーーー!!!結構いい締めやろ。まぁ、後書きあと一話書くけどさぁ、何か質問コメントある?と言うかしろー!そして【闇堕ち聖女の恋物語】と【ヒロイン全員非処女で何が悪い!】もブクマしろー!分かってんだよ、どうせ完結って入れた瞬間にごっそりブクマ外れるんだろぉ?薄情もんどもがぁ、せめてコメントくらい残して行きやがれ!てな訳でご愛読誠に有り難うございましたー!




