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Episode10 "瀬名と新海"

「ねぇ、このクラスに僕以外の男って確かいなかった?」


学校の昼休みにて屋上で昼食を取る瀬名。


「は、はい、一応いますよ。.....でも、一度として姿を見せた事は無いんですけど.....余り、良い噂を聞きませんね。」


秋山は瀬名の食べる姿を見ながら顔を赤面させ質問に答える。


「おう、ジャパニーズIZIMEデスかぁ?ジャパンのIZIMEはボディではなくheartを痛めるインツシ?な物と聞きましたよー!アキヤマDOGEZAね!」


「何で私が土下座しなきゃあいけないんですかぁ!」


「はぁ、喧嘩しないでくれないかな。」


騒ぎでクラスの連中を呼び寄せまいと心配する瀬名。


「それにケイト、伊都さんから聞いたけど......普通に流暢に話せるんだって。」


ケイトは目を見開き驚くとあたふたしたようにその瀬名の発言に弁解する。


「....な、何の事デスかぁ...AHAHAHA。」

(ママのバカ、何で言っちゃうのぉ、もぅ!)


秋山はにやにやした表情でケイトを見る。その視線に気づきケイトはイラつきを感じているとチャイムがなった。


「へぇ、道理でねぇ.....だからきんいろ○ザイクのカ○ンさんみたいに腐男子に人気なキャラを真似てた訳ですねぇ。」


屋上から教室へと戻る際に秋山はケイトへと言う。ケイトはギクリと心拍を高くするが済ました表情でごまかした。


「そんなキャラクターがいるんデスねぇー」


「ごまかしちゃって、」


殺伐とした雰囲気のまま教室へと戻る三人。


「あ、瀬名君が戻ってきたぁー。」


「さぁ、頂戴!」


「拒否しても無駄だぞ。」


瀬名はため息を吐きながらマスクと伊達メガネを外しクラスの女子へと渡すと赤面をした顔で受け取ってくれた。


「はぁ、天使、男神、美し過ぎて、もぅ、エロとかそんなレベルを超越してるわぁ。」


「確かに直視出来ない、眩しいすぎぃ。」


瀬名から見て大げさな反応をする二人に瀬名は本音を溢すがすぐに拒否される。


「だったら返して下さい、どうぞ。」


「無理です☆」


「私にHな事をしてくれるなら☆」


「は?ずるい、なら私も!」


二人は自分のマスクと伊達メガネを取り合いながらとっくみあいを始める。


「いや、しないから。」


二人の顔は絶望に染まり膝をつけた。その二人を傲慢に押しのけケイトは瀬名へと抱きつく。


「邪魔デース!Hな事をするのは私デース!ジョン、帰ったら痛いっ「席に座らんか、馬鹿ども!それと瀬名、....性欲で困ったのなら私の所に来い。生徒の体調も管理するのは教師の努めだ。」.....


担当の教師が教室に入りケイトの頭を叩くと教師とは言えない発言をして来たので瀬名は適当に相槌をうつ。


「え、えぇ。」


その返事を受け取り担当の教師はウキウキとした表情で教壇へと向かい授業は開始される。


「さて、昨日やった教科書48ペー「「ガラララララ」」


教室の扉が開く音が台詞を遮る。教師はイラつきながらそちらへと視線を向ける男子生徒が立っていた。


「お久しぶりです、先生。」


顔立ちがそこそこに良い優男は教室へと堂々と入るとわざとらしく笑顔を教師へと向けるが。


「新海!何処で何をしていたんだ!」


パチン「っ!?」


教師は新海の頬を叩き、続けて言う。


「お母さんと妹さんがどれ程心配したのか分からないのか。」


瀬名はその修羅場を見て外の景色を窓から見る。


(はぁ、いったい何を見せられてるのやら。此処はドラマの世界じゃねんだぞ。)


「先生には関係ないでしょ。....それと、新しい男子生徒がいるって聞いたから見に来ただけなのに、酷いなぁ。」


反省する事もなく自分の席へと向かい歩くと外を向く男子生徒を発見しそちらへと向かう。


「ねぇ、君がこのクラスの新しい男子かい?聞いてる?おい、聞いてるのかって言っ」


瀬名は面倒くさく振り向かないでいると瀬名の肩を掴み振り向かせるがその美しい姿に言葉を失った。


(この男.....天使か何かの類か.....美し過ぎる....)


「何....手を離してくれないか?」


「あ....あぁ」


その美しい声に当てられ後ろへと後ずさり席に座る女子へと当たる。


「何なんデスかぁーこの醜男はぁ?」


ケイトは席から立ち上がり新海の胸ぐらを掴み問う。


「うっ//....君、可愛いね。僕とこの後、遊びに行かない?気持ちいい事させて上げるからさ。」


新海は出来うる限りの笑顔を浮かべるが。


「は?気持ち悪い醜男デスねぇ、貴方。」


唾を顔へと吐きかけゴミを捨てる様に胸ぐらを離すと瀬名へと抱きつき唇を奪った。


「「「「「「「は!?」」」」」」」


クラスメイト、教師含める一同はその行動に驚き立ち上がる。


「ジョンはケイトだけの物ぉーふふん!」


鼻を高くして見せびらかす様にハグをする。


「ふぁ、ファーストキスが従姉妹.......」


勿論、母を抜けばの話しだが。


「え、ジョン君のファーストキスが........」


「えっと、ナイフは何処でしたっけ?」


「瀬名君、早く泥水で口を洗って!」


「家庭科室に行ってきますね.....」


「間に合わなくなっても知らんぞ(ベ○ータ風)!」


「ナイフもってきました!」


「良し、死のう......」


「良し、刺そう!」


「いや、この流れいいなら私もキスすれば....ぐへへ。」


「や、止めるデース、アキヤマ!わ、わーナイフ当たりマスーよ!」


「犯そうかなぁ」


「クソぉー馬鹿ハサウェイ!私のせっかくの教師と生徒の禁断の○○○○計画が台無しじゃあなかぁー!」


一人本当に危ない奴がいるがクラスが騒がしくなる。新海はその姿を見て口を開けるが正気に戻り叫んだ。


「そ、そんな奴の何処がいいんだ!!オレの所に来るなら気持い事してやるぞ!てめぇーらが大好きなAVのプレイだってしてやる!」


新海は叫ぶが一人を覗いて誰も視線を向ける事はなかった。そして先程、胸元を掴んだ女子、ケイトが新海へと近寄る。新海はぱぁぁと顔を明るくするがその表情はすぐにどん底へと戻された。


「貴方、まだいたデスかぁー?........消えろ、グズが。てめぇが近くにいるとジョンの教育に影響が出るだろうが。イカ臭ぇんだよ緩チンが。負け犬は負け犬らしくその辺のおばさんのマ○コでもしゃぶってろ。」


耳元でそう呟きすぐさまデース!と瀬名の元へと戻っていくケイト。新海は唇を強く噛み血が流れる。


「.....オレの世界なのに.....許さない.....女は全部オレの物.....瀬名ジョン....お前は....」


新海は立ち上がり教室を静かに後にしたのだった。


頭からっぽにして書いてるクソ小説なのに...ブクマ数が倍になったんだけど.....

メインはChaos:Demerit 〜不屈の英雄へ~って言ってんだろうがぁー!!それと最近書き始めたChaos demerit ~ANIMEの世界からようこそ!~も面白いから読んでくれ!

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