第67話 狭間の部屋が狭くなってきたぞ
今、狭間の部屋はレベル3で200㎡の広さになっている。
レベルアップしたときは、ずいぶん広いなと思ったけど、今となったら狭く感じている。
やりたいことが増えてくると、どんどん広い場所が欲しくなる。
今の狭間の部屋は200㎡で10㎡の小さな部屋に分けていて16の部屋がある。
残りは廊下のようなエリアだ。
《ビッグ・アマゾーン》の1号店と2号店はそれぞれ1部屋づつ使っている。
あと、撮影会用のシアタールームがひとつ。
これで3部屋。
狭間の部屋に住んでいる従業員は、撮影会の子、ビッグアマソーンの店員、メイドさん。
合計すると20人ほどいる。
だいたい10歳~17歳の女の子が多い。
なんでそうなのかというと、俺の趣味というのが一番の理由か。
もっとも、18歳くらいになると、いろいろとできることが増えてしまい、うちにいつかないというのもある。
俺の趣味だけじゃないとちゃんと主張しておくぞ。
もちろん、女の子じゃなくて、男の子だっている。
青髪少年を含めて、ちょっとだけな。
別に男の子は増えなくてもいいと思っているからか、あまり増えはしないが。
20人の子達は、個室は持たずに4つの部屋に分かれて住んでいる。
部屋代が掛からないから、狭いと文句はでない。
そこにいる女の子には、最低日給大銅貨1枚は支給しているから、親に仕送りしている子も多い。
仕事がある子はもっと多く払っているぞ。
女の子には俺は気前がいいんだ。
他の部屋は、風呂の部屋とキッチンの部屋がひとつづつある。
倉庫として使っているのが1部屋。
古着の仕分けとかに使う作業部屋が1部屋。
ここまでで、11部屋になる。
もう半分以上は埋まっている。
そして今、2部屋分を使って、オーク太郎ラーメンの店を用意している。
20㎡だから、そこそこの広さの店だね。
あと残りの3部屋が俺のプライベートエリアだ。
プライベートエリアは寝室とリビングで1部屋づつ。
バスルームで1部屋。
前はシアタールームが別にあったのだが、足りなくてリビングと統合した。
音響を感がると専門の部屋が欲しいところだが、贅沢は言えないな。
キッチンは基本はメイドさんが使っているから共用だけで、俺専用のキッチンはない。
自分では料理しないから不便はない。
そろそろ、レベルアップして狭間の部屋が広がってくれないと困る状況になってきた。
仕事量も増えてきて、女の子達も増えているから、本当を言うと部屋がもっと欲しい。
そのためにも、オーク太郎ラーメンを成功させないとな。
お金の循環がよくなれば、さらなる売り上げが増やせるだろう。
売上が増えれば、レベルアップがしやすくなる。
すべては好循環になっていく。
もうちょっとの辛抱だな。




