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399話 恩恵は未だなし


『ヒナタのフレイムスピア かなり効いている ベルメガララに160のダメージ かなり効いている ベルクインに178のダメージ』

『ベルメガララたちを倒した 経験値を810手に入れた ヒナタはさらに経験値を405手に入れた』


 よし、これで全部倒せたと。やっぱりベルメガララは最優先で倒しておかないと本当に面倒くさいね。隙を見せるとすぐやりたい放題してくるから見つけた瞬間に即倒さないと地獄を見ることになる。……ふぅ、この先心配だよ。


 しかしあれだな。進化したトップがついてきてくれてるっていう恩恵が今のところひとつもないわ。だってトップは戦闘に絡まないもん。今まで遭遇した敵モンスターは4種類。程度の差はあれどどれも悠長には構えてられない厄介な相手ばかり。

 いくら強いと言えども、トップに戦わせようとターンを無駄に消化している間に展開がどんどん後手後手になって収拾がつかなくなる。……そうなるくらいなら俺たちで戦う方がまだマシ。一緒に戦えると本当心強いんだけど、今のところ宝の持ち腐れだな。


 さて、フロアに着いたな。このフロアには何があるかな? ほう、アイテムにお金か。それはかなりありがたいな。しかも大きさ的にデッカの方じゃない?


『ヒナタはデッカクロワッサンを拾った』


 だよね! これは助かる。回復アイテムはこの先いくらでもいるからな。欲を言えばスイートメープルが良かったけど、まあそれは贅沢ってものよ。

 さて、このフロアはここで行き止まりだから元来た道を戻らないとね。最初のフロアに戻ることになるからなぁ。絶対モンスターに遭遇しちゃうよね。面倒なこと。……おっと?


 ヒナタは行き止まりまで行き着いた故に最初のフロアへと引き返そうとしていた。そしてそれは普通なら何の迷いもいらない一本道なハズである。だが1つ手前のフロアまで戻ってきたヒナタは道が三手に分かれていることに気付いたのだ。

 3つの道のうち1つは通ってきた道。そして残る2つはこじ開けられた道である。燃えカスが無惨に床に落ちていた。誰がこれをやったかは明白である。


 ふむ、三手に分かれているのか。敵モンスターは階段を目指している訳じゃないからこの作られた道に旨みがあるのかは正直言って分からない。ただ、何となく。何となく道を変えるべきなんて言葉が聞こえてくるんだよね。……進んでみるか。


 ヒナタは燃えカスの残る道へと進むとゆっくり、間違いのないように慎重に移動したのである。この道はテオラメテオが作った道なき道である。そしてモンスターは気まぐれであり、急に引き返してくる場合もある。

 番人と言われるテオラメテオと狭い通路で戦うのはどう考えてもリスクが高い。ヒナタはそのリスクを何となくの気分で進んで行ったのである。


 いつもより少し強く聞こえる心音を感じながらヒナタは慎重に進み、そしてニヤリと笑った。ヒナタが感じていた勘はどうやら冴えていたようだ。たどり着いたフロアではヒナタを階段が出迎えていた。


tips:

ユグドラシルの神樹で拾うことのできる回復アイテムは全てデッカシリーズとなっている。

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