6-30(回想)名探偵うさみの事件簿 6推理目
はぁ〜い! みんな元気してた?
ミミリのぬいぐるみの、スーパープリティラビットうさみよん。
今回の表紙絵は川上の街よ。魅惑草が咲き乱れる幻想的な世界を描いてみたわ。背表紙には、船と虹色の鱗をもつ人魚のディーテの艶やかな姿を描いてみたのよ。
やっぱり文章だけではなくて、イラストとしても旅を記録したい……と思うのがホラ、画伯ってヤツじゃない? はあぁん。筆がさらりさらりと勝手に描き連ねてしまったわ。是非見てみてね。
ではつべこべ言わずに黒縁眼鏡をかけて始めますか!
『名探偵うさみの事件簿 6推理目』よ♡
あ、そうそう。例の如く、初めての人のためにこの本を説明するわね。
この本は、これまでの流れを引き続いで、私が冒険を振り返ったものを記していくわよ。書き足していく感じね。記録を残すことで、冒険を振り返りやすくしたり、冒険で得た気付き、疑問点なんかも残していけたらいいなって思ってね。
ではでは〜!
見た目はうさぎ、中身は乙女な名探偵うさみの推理力、とくとご覧あれ〜!
《登場人物》
◎サザンカ
川下の町の町長よ。私は元から人間って不思議だなぁと思っているけれど、サザンカは更に独特ね。それはそうと、教会のシスターに惚れ込んで、プロポーズのような告白をしたのは圧巻だったわ。漢気を感じたわね。
◎ディーテ
海の王海竜と、その妻サファイアの子、人魚姫のディーテよ。人魚っていうのは、上半身は人間で下半身は魚のことね。鱗は艶やかな虹色をしているわ。
なんと言っても出会いが衝撃的だったわよ。自ら釣られに来たんですもの。
今後の生活圏を憂いてのことでしょうけど、ちょっと! いやかなり? お転婆な姫ね。
◎海竜(海の王)
ディーテのお父さんよ。海竜、という名にふさわしく、立派な白髭と白髪を蓄えた筋骨隆々の人魚よ。鱗はディーテと違って、紺碧の蒼をしているわ。
・私たちを新大陸まで導いてくれることになったの。ディーテも境界線まで来てくれるそうだわ。
◎タッツン
海竜の参謀のタツノオトシゴよ。黒のスーツに赤い蝶ネクタイを巻いているわ。
◎サハギンの王将
黄色の鱗に銀の胸当てと額当て、長い尻尾には薄いピンク色の背びれ。腰にはサーベルのような武器を携え、横脇に構えた鉄の盾を扱うわ。
喋り方に特徴があるっていうか、考え方がそうっていうか……。なんか武士道って感じね。
◎サハギン 護衛
王将と同じ格好をした青い鱗で少し小柄なサハギン。話し合いの時には2体いたわ。
●ポイズンサハギン
サハギン系の低級モンスターよ。低級だから会話できないし、見境なく襲ってくるわ。ただ、今回は食糧難で川下の町を襲ったみたいね。
黄色い見た目に、ギョロリとした目。
毛のない体にピンク色のヒレ。
長い舌に鋭い牙と爪。
ポイズンサハギンはその名の通り、牙と爪に毒があるみたいよ。
◎ガウレ(大工兼C級冒険者)
ガウラ家の四男。ガウラ、ガウリにそっくりの筋骨隆々な体格のガウレ。喋り方なんかはガウルにそっくりね。元気いっぱいだもの。ガウディの双子の兄よ。
◎ガウディ(設計士兼C級冒険者)
ミミリを絶対神と崇めるガウラ家の五男。ガウレの双子の弟よ。唯一身体の線が細くて一般的な体型をしているわ。
◎攫われてきた子どもたち
蛇頭のメデューサによって操られた男に攫われた子どもたち。身元がわからない3人よ。シスターの協力によって、教会へ住むことになったわ。
◎【再掲】三冠王デイジー
酒乱、泣き上戸、毒舌のデイジー。新しく副業始めたみたいだけど需要あるのかしら。ていうか行政職が副業ってアリなわけ? この子の行く末が心配だわ。
《主要なアイテム》
◯魔力船
もともと川下の町にあった船をガウレが修繕してくれたわ。舵輪の中央にまるで瞑想の湖の結晶のような揺蕩う水晶が埋め込まれていて、そこへミミリが手をかざして、ミミリの魔力を動力源として動かすことができるものよ。立派な帆船で素晴らしいの。宙へ浮かぶこともできるわ。ミミリ曰く、海面を進むよりも疲れるみたいだけれど。
《これまでにわかった事柄の時系列》
※わかりやすく前回分とまとめているわよ。
【アルヒの住む地】
・スズツリー=ソウタ200歳。アルヒを作る。
↓
・心無い者に、錬金術の本や【アンティーク・オイル】を含む錬成アイテムを盗まれる。(犯人はアルヒたちの友人だったみたいね)
↓
・スズツリー=ソウタ、家の周りの川に「大賢者の涙」の成分を付与する。
・スズツリー=ソウタ、審判の関所を作る。(おそらく大賢者の涙と同時期じゃないかしら)
↓
・スズツリー=ソウタ、雷竜にアルヒたちを託し、行方不明に。(この時から現在までに100年経過しているのよ)
↓
・スズツリー=ソウタを探すため、アルヒとポチはしばしの別れ。(しばしと言っても100年間よ!)
↓
・ミミリの両親、この地にやってくる。この時点でミミリは母親のお腹の中にいたみたい。
↓
・幼いミミリをアルヒに託し、ミミリの両親が旅に出る。
・うさみの生命活動開始‼︎(拍手〜!)
↓
【川上の街(廃墟の街)、川下の街、教会】
・ゼラ、蛇頭のメデューサによって孤児になる。
・ミミリの両親、ゼラや、デュランとトレニアの窮地を救う。3人は教会に住むことに。
・ゼラの宿敵、蛇頭のメデューサは致命傷を負う。(10年間くらいは動けないだろうとの推測)
↓
【アルヒの住む地】
・ミミリ13歳、ゼラ15歳の時、ゼラはミミリたちの地へやって来た。
↓
・ポチとアルヒの再会。
↓
・ミミうさ探検隊、プレ冒険をする。
↓
・旅立ち。
↓
【審判の関所】
・審判の関所クリア!
↓
【アザレアの街】
・人と人とが行き交う街アザレアへ到着
↓
・右も左もわからないから、いい情報を得るために名声を集め工房を有名にする計画ね!
(難易度が高い依頼の対価として、質のよい情報を代わりにいただきましょうっていう算段だったからもしかしたら私の目、エニー(お金)マークになっていたかもしれないわ。……まさかね)
↓
【アンスリウム山の内部ダンジョン】
・マールを助け、蛇頭のメデューサを倒せたわ。
・デュラン、トレニアを発見したわ。
↓
【川下の町】
・ポイズンサハギンの襲撃……!
・人魚姫のディーテを釣り上げたわ。
↓
【教会】
・ガウレ、ガウディに会ったわ。
・教会を再建することになったの。
↓
【川下の町】
・近くの森でテールワットが大量発生!
↓
【海底宮殿】
・海竜、サハギンの王将、私たちで争わないための解決案を模索。
↓
【川下の町】
・ガウレが船を治してくれることになったわ。
↓
【アザレア】
・一度戻って体勢の立て直しね。
・蛇頭のメデューサに攫われてきた子3人を教会へ送り届けたの。
・三冠王ももちろん同行してもらったわ。レッドカーペットを歩くようにね。
↓
【川下の町】
・修繕された船で新大陸へ! ←今ココ!
私たちの冒険も中盤へ来たって感じがするわね。少しずつスズツリー=ソウタの情報も得られるようになってきたし、新大陸に着いたらミミリの両親のこともわかってくるんじゃないかしら。
それにしても、本当に冒険って楽しいわ。
アルヒが聞いたら、きっと安心してくれるはず。
アルヒ、早く会いたいわ。
私の魅力的な冒険譚を聞かせてあげたいの。
この本が、私たちの冒険の謎を解く、一助となることを願って。
ミミリのぬいぐるみ うさみ
第6章完結となります。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
また第7章でお会いできることを祈っています。
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皆様の応援が、作者のパワーです!




