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あとがき
『花信風』完結しました。
読んでくださった方々、ありがとうございました。
前作『花綴り』を書き終えてから数年。もともと『花綴り』と『花信風』はひと続きの物語として考えていた――あまりにも長くなりそうだったので切りの良いところで分けた――ので、ようやく完全に終わった、という感慨があります。
今作では主人公がより積極的に幕末の動乱に関わるようになり、行動範囲や登場人物も増えて、前作以上に資料調べが大変でした。
それでも、この物語を書かなければきっと知り得なかった事柄や人物に出会えたこと、私にとっては実りの多い時間でした。
皆さまにとっても、楽しめる時間であったなら幸いです。
お気軽に感想・評価等お寄せください。
2020年7月15日 つま先カラス




