第四百六十四話
「さて、こうして集まったわけだが……」
メンバーをおさらいする。
まず、剣の精鋭。
来夏 アレシア 羽計 優奈 美咲 の初期組
秀星 風香 千春 雫 エイミー の前期追加組
基樹 美奈 天理 の後期追加組
まあ、空気が薄いキャラが混じっていることは否定できないが、それでもおなじみと言えばおなじみである。
元々千春と天理はジュピター・スクール所属ではなかったが、進級すると同時に変わったので、剣の精鋭メンバーの学生は沖野宮高校かジュピター・スクールのいずれかに所属しているという大惨事となっていた。
続いて、高志達の方だ。
おそらくリーダーは高志だ。
そして、ジーク、標、凛名、アステル、オウガ、草太と続いて行く。
ちなみに、来夏の娘である沙耶と、秀星の姉である育美とその息子である晶。そして秀星の母である沙羅は厳密には所属はしていない。
もちろん、チームに所属していないからといって交流がないわけではなく、むしろバンバンあるくらいだ。
とまぁそう言ったわけで、あくまでも所属人数で言うと十三人と七人と言った差がある。
仮に、高志が率いているメンバー全員が、基本的に剣の精鋭の平均メンバーよりも強い場合、このくらいの人数差はほとんど問題はないが。
「実は何も考えてねえんだわ!ちょっと待っててくれ!」
ボカズガバギボスボスバゴバゴジュギュリア゛ア゛ア゛ア゛アアアアアアア
放送規制がかかりそうなことがちょっと行われた後、高志はとりあえず立ちあがって、全員の方を見る。
「フフフ。俺がこの程度でどうにかなるわけないだろう。というわけで、来夏。ちょっと向こうで考えようぜ」
「おう!」
ノープラン万歳組である来夏はそれについていった。
まあそれはなんとなく予想していたのでいいとするが……。
「……なあ、待ってる間どうする?」
「まあそこまで時間はかからないと思いたいけどなぁ」
声は出るものの、とにかく予想ができない二人が相手だ。
常にサイコロやらコインを持ち歩いているような奴らなので、何をするにしても時間すら一定ではない。
速く決まる時ははやく決まるが、遅い時は本当に遅い。
しかも完璧に爆睡している時が普通にあるので殺意も湧いてくる。
まあそんな時、呆れるのが剣の精鋭。実際に制裁を行うのが高志率いる……
「そう言えば、そっちってチームの名前ってあるか?」
「あるよ。高志さんが『ユニハーズ』って名前を付けてる」
「……『ユニバース』じゃないのか?」
「『ユニハーズ』だよ」
剣の精鋭の中では
『そうか……そう。なのか……ううううううん』
と言った感じの空気が流れていた。
結論を先に言えば、コメントがないのと同じである。
とまあこんな感じで集まった剣の精鋭とユニハーズ。
どうなることやら、というより、どうしてこうなった。




