表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神器を十個持って異世界から帰ってきたけど、現代もファンタジーだったので片手間に無双することにした。【連載版】  作者: レルクス
本編最終章 神器を十個持って異世界から帰ってきたけど、現代もファンタジーだったので片手間に無双することにした。編
1399/1408

第千三百九十九話

 星王剣プレシャスによる剣術。


 戦略級魔導兵器マシニクルによる銃撃。


 オールマジック・タブレットによる魔法。


 それらは万能細胞アルテマセンスにより最大効率化され、宝水エリクサーブラッドによってコンディションが最大値で更新され続ける。


 これだけで言えば、神器のコアが持つルール上、下位神であるゼツヤが作った神器は、質は高い物のスペックが足りない。


 だが、長年の研究によって至った『真理』の影響によって、スペックそのものが拡張されている。


 ……そして、レルクスはそれを、全て一本の剣でさばいて、隙があれば反撃している。


 神器ですらない剣で今の秀星に反撃するとなれば、ミーシェなど、相当な次元に達している者しかできない。


 とはいえ、それができてしまうのがレルクスと言う存在なのだろう。


「はぁ、全然当たらん」

「当たらない未来を選んでいるからな」

「そうかい……」


 特に表情を変えないレルクス。


 それは言い換えれば、『秀星からの攻撃を避けることそのものは、今のレルクスでも十分』ということなのだろう。


「……はぁ、勝てるビジョンがまだ見えんな」

「君が僕に勝てる未来は……あるのかないのか、まだ語らないでおくとして、このまま計測を続けるなら、どうしようもないぞ」

「だよなぁ。父さんと来夏も見てるし……これから観客が多くなる可能性もあるし……そのあたりに間に合えばいいんだが……」

「そこには間に合う」

「あ、そうなの?」


 何故それにこたえるのか。


 疑問ではあるが、まあ、別にレルクスとはいえ、答えても大して変わらないことに関しては答えるということなのだろう。


 そもそもの話だが。

 彼にとって一番大事なものが何なのか、ソレがあかされていない以上、何を答えたとしても、一々反応するようなものではない。


 そんな考えが頭によぎったのか、秀星は溜息をついた。


「はぁ、面倒だな」


 面倒にもいろいろあるが、どういう意味で使ったのかは秀星にしかわからないこと。


 ただ……そろそろ、『終盤』と言いたそうな、そんな顔つきになっているのは事実だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ