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第千二百四十話

「むうううっ!会議ってもうちょっと楽しくするべきだと思います!」

「……そうか?会議って基本、真面目に事務的に取り組むもんだろ。そういう話って、大体つまらなくなっても仕方がないと思うんだが……」

「だからこそ、楽しむことが必要なんですよ!」

「ふーむ……」

「楽しければ、眠たくなることだってなかったはずです!むっふー!」

「……」


 会議が楽しければいいというより、椿が真面目な会議に向いていないというのが現状ではなかろうか。


 会社の役員会議などでは常に男ばっかりになるのが日本だが、そんな中に女性職員を一人入れるだけで空気は変わるだろう。その女性職員にどんな発言をさせるのか。そもそも発言をさせるのかどうかは置いておくとして。


 そういう意味では、真面目な会議でも椿がいれば雰囲気は大幅に変わるだろう。


 ただ、魔法省ほどの大型な組織になると、真面目さが低下すると舵取りが面倒だ。

 まあ、そうなってもアトムならバランスを取れるだろうが、椿なので何をしでかすか本当にわからない。

 せっかく時間を使って会議をしているのにそれはマジで面倒だ。


 結局のところ、椿が向いていないのだ。

 もうちょっと、規模が小さくなる会議なら、煮詰まった物をぶっ壊すという意味でいいかもしれないが、魔法省レベルだとまあ無理。


「そもそも、椿は会議ってどういうものだと思ってるんだ?」

「む?……むー。うにゃああああああ!って感じです!」


 叩き出されても文句は言えない。


 会議というものがそこまでハチャメチャなモノだったら、全く進まないだろう。

 それでは会議を開く意味がない。


(……いや、そもそも、会議が開かれるってことは様々な『計画』があるってことだよな。気まぐれで動く椿には一番合わない概念じゃね?)


 そもそも、という言葉を持ち出せばそこに着地する。


 そして実際にそうなると、まるで意味がない。


(諦めた方が良いと思うんなぁ)


 椿が活躍できる場面はたくさんあるだろう。

 別に、会議に参加する意味がまるでない、


 まあ何をするにしても、目指すだけなら何も問題はない。


 そのうち飽きるだろうし、放置でいいだろう。

四千万PV突破!


……まあ、だからといって何もないわけですけどね。ちょっと、未来の椿がクラスメイトと一緒にクラス転移する物語のプロットを作っている程度ですし。

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