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  2話: 空赤く染まる時

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■


 それから一時間後……


「すん……すん……ぐすっ……!」


 そこには……!

 すんすんと咽び泣いている光冶の姿が……!?


「ふふふ……

 ねえ、コウちゃん?

 いっぱい……汗かいちゃったね……?」


 魅夜は、そんな光治を見て、

 満足そうな笑みを浮かべながら、

 自分の下腹部を愛おしそうに撫でていた……


「ぐすっ……ぐすっ……

 ひどいよ、魅夜!

 俺、はじめてだったのに……!」


 光治は、涙を手でぬぐいながら、

 恨みがましい視線で魅夜を見る……


「ふふ……!」


 だが、魅夜は、

 そんな光治を、にやにやと笑みを浮かべて見つめるだけ……


「やだ……どうしよ?

 顔、熱くなって来た……!」


 そして、赤面して熱くなった自分の体温を確かめるように

 自分の頬に手をあてて言うのだ。


「わ、私はね……?

 コウくんの【はじめての人】になれて嬉しいよ?」


 そして、「きゃっ」などと言いながら

 恥ずかしそうに、両手で自分の顔を隠してしまう……!


 それを見て……

 光治は思わず、股間をぎゅっと抑えつけた……!


(やっべ! 何、この天使……!?

 マジ興奮するんですけど!

 何か、もう一発いけそうなんですけどぉ!?)


 光治は、一瞬、そんなことを思うが……

 すぐに首をぶんぶんと横にふって、

 その考えを打ち消した……!


「そういう話じゃない!

 み、魅夜……! ダ、ダメだって!?

 俺達、まだ高2なのに、

 こ、こんなことしちゃ……!

 こ、高校生はもっと清く、正しく、健全に、だなあ……!」


 だが、光治が真剣な表情でそう言っても。

 魅夜は、にっこりと笑うだけだ。


「ふふふ……コウくん、ふるーい!

 私達は、付き合ってるんだから

 これぐらい普通だよ!」


 魅夜のその言葉に、光治は、驚きを隠せない……!


(み、魅夜がこんなこと言うなんて……!?

 ああ……清楚な魅夜が……

 俺の中の魅夜の清楚なイメージが……!)


 ついには、頭を抱えてうな垂れてしまう……!


 だが、そんな光治を

 魅夜は、冷やかな視線で見つめて言うのだ……?


「それに、コウくんだって、

 えっちなこと興味あるでしょ?」


 魅夜の、突然の予期せぬ言葉に

 光治は、まともに驚いた……!


「なななな、何を……!?」


 光治は、心臓がドキッとするのを感じた。


 だが、その様子でさえ、

 魅夜は、面白そうに微笑むのだ。


「あれあれ~?

 私、知ってるんだよ?

 ベッドの下に、コウくんが……

 えっちな本隠しているの!」


(な、何で知ってるんだ……!?)


 光治は、大いに驚いた……!

 何故なら、それは、親にも知られていない

 光治だけの秘密のはずだからだ……!?


「あ、やっぱり持ってるんだね!

 当てずっぽうに言っただけなのに!」


(な、なんだよ!? あ、焦ったあ!)


「うん……あてずっぽう……!

 あてずっぽうだから、ね……?」


 そうやって、念を押すように言う魅夜の目が

 一瞬、光ったように見えた……?


 そんな魅夜に、何か得体の知れないものを感じ……

 光治は、一瞬、身ぶるいを覚える……


(え……まさかとは思うが、盗撮……?

 い、いや! そんなことよりも!?)


「とにかく、恋人同士でも

 やっていいこと悪いことがあるだろ!?」


 光治が、尚もそうやって魅夜のレイプを咎めると、

 魅夜は、ぷくぅっと頬を膨らませ……?


「だってぇ!

 コウくんったら、いつまでも

 私に手を出してくれないんだもの!

 私に気をつかってくれてるのかな? と思って

 勇気を出して『Hしよっか?』って言ったのに

 変な言い訳しちゃうしさあ……

 何よ、世界が崩壊するとかって……ありえない」


「言い訳じゃないし……!」


「は? まだ言ってるの?

 とにかく! そういうこと言うから!

 私とHしたくないのか、っていうか、

 他に彼女いるのかと思って、

 私、焦っちゃって……!」


「だとしても、やっていいことと

 悪いことが……! ぐす……ぐす……!

 俺は純粋に……お前と離れ離れになりたくないから……!

 だから、セックスしたくなかったのに……!」


 光治は、涙が後から後から流れて来て

 言葉にならなかった……


「すん……すん……」


 ただ泣くばかり……


(俺の貞操が……

 ここまで守り続けて来た童貞が……!)


 光治は、走馬灯のように、

 魅夜の魅力に負けそうになりながらも

 耐えに耐えて来たこれまでの自分をふり返っていた……



 もちろん、光治だって、

 行為の最中、何度も魅夜に抵抗したが……


 魅夜には、どういうわけか

 馬乗りから抑え込まれて後、その拘束を解こうにも

 完全に抑え込まれていて、抵抗できなかったのだ……!


「お母さん直伝の、寝技の抑え込みが役に立っちゃった!

 人体の重心を意識するだけで、

 人間って簡単に動けなくなっちゃうんだよねぇ!」


 魅夜は、満面の笑みを浮かべながら、

 自慢げにそう言った……


(あ、あのババア……!)


 光治は、魅夜の母親の顔を思い浮かべながら

 そんなことを思ったが、

 もう既に時遅し……


「ぐすん……すん……」


 とにかく、光治はもう何も言わず、

 ただただ泣くことしかできなかった……


「あ、あのさ……?」


 やがて、魅夜が心配そうに尋ねて来た……?


「そ、そんなに泣くほどのことなの……?

 コ、コウくんも気持ち良かったでしょ?」


 そう言いながら、魅夜は、口を尖らせつつ

 自分の下腹部を、小首を傾げながら撫でていた……


「そ、それとも……

 私とHするのって、そんなに泣くほど……

 ぐすっ……泣くほどの……?」


 そして突然、魅夜は……!?

 何の前触れもなく、急に泣きだした……!?


 光治は、まずいと思い、

 慌ててフォローする!


「か、勘違いするな!?

 確かに、気持ちよかったよ!

 お前みたいな、世界一の女とヤれたんだもの!」


「せ、世界一だなんて……!

 オーバーだなあ……」


「俺は、お前ほどの女なんて

 この世に、他にはいないと思っている!」


「コ、コウくん?

 め、面と向かってそんなこと言われると恥ずかしいよお……!」


 魅夜は、顔を赤らめると、

 光治から視線を逸らした……!


「お前……!

 俺が、どんだけ性欲と戦ったかわかるか……!?」


 光治は、真剣な眼差しで

 魅夜を見つめながら言った!


 そうなのだ!

 光治だって男だ!

 何度、魅夜とヤりたいと思ったことか……!?


 デートのコースを考える時、

 調べんでもいいのに、ホテルの場所をチェックしてしまったり、

 デートの最中だって、下着売り場の前を通るだけで

 ドキッと意識してしまった!


「お前が無防備にも、ブラの紐やらパンチラやら見せる度に

 何度理性を働かせるのに懸命になったことか!?」


(ごめん……それ、計算のうち……)


 後に、魅夜はそう語るが……


「ぐす……とにかく、俺は……!

 それでも我慢して……我慢して……!

 それなのに、お前は……!

 俺のことを……ぐすっ! ぐすっ!」


 光治は、ついに我慢しきれず、泣きだしてしまう……!


「も、もう!

 そんなにしたかったんなら、

 言ってくれればよかったのに……!

 私はいつだって……お、OK……だったんだよ?」


「バカ言え!? お前!?

 世界のために、お前とのセックスは諦めていたんだよ!

 お前とヤると世界が消滅するから無理なんだって!?」


 光治が真剣にそう言うと、

 魅夜は、若干引き気味な表情で尋ねる……


「え? まだ言ってるの?

 そんなこと……」


 すると、光治は……?


「ん……」


 ぶすっとした表情で、顎で、窓を指差した……


「え? 何?」


「カーテン……開けてみろ……」


 光治がそう言うと、

 魅夜は、小首を傾げながらも、窓のカーテンを開けた……?


 そして……


「え……何……これ……?」


 魅夜は、驚きの声をあげて、両手で自分の口を塞ぐ……!

 そこには、ありえない光景が広がっていたからだ……


 光治は、魅夜の様子を確かめると、

 彼女の後ろから近付いて、静かに呟く……


「世界の終わりだ……」


 外では、まだ昼間だというのに、

 空が真っ赤に染まっていた……!

作者「ちょっと思った」

せや姉「何や?」

作者「【おねショタ転生】からの人は、作者のことを知っているかもしれんけど

   そうじゃない人は、『こいつ、何なんだ?』と

   今頃、思っているんじゃないでしょうか?」

せや姉「うちは、今でも、あんたって何なんやと思うとるがな」

作者「というわけで! 自己紹介したいと思います!」

せや姉「今更かい!? 1話でせーや!?」

作者「どもども! 作者はぁ、17歳の美少女JKでーっす!w」

せや姉「嘘やからな? 酒呑んだりするJKなんておらんからな?」

作者「趣味はぁ、漫画とアニメ!w あとゲーム!

   ちょっとメンヘラ入っちゃってる、美少女JKでーっす!w

   特に好きなのは、【ミスター味っ子】と【サイバーフォミュラ】!

   いい作品ですよねぇ……!

   特に、歌がいいんですよ! 歌詞が!

   『人の瞳が背中についてないのは、前に向かい生きていく使命があるから』

   いいですねぇ……思わず涙が……!」

せや姉「ちなみに……」

作者「ん?」

せや姉「その『人の瞳が』のエンディングテーマが流れる

    サイバーフォーミュラですが、テレビ放映されたのは西暦199……」

作者「わー!? わー!? わー!?」

作者「何言ってんの、お前!?」

せや姉「何や、本当のこと言お思うただけやろ?」

作者「作者の歳バレるだろうがよお!?

   てめえ、いい加減にしろや!? ああん!? 喧嘩売っとんのか!?」

せや姉「んで、ミスター味っ子に至っては、西暦198……」

作者「やめろ!? 本当にやめろ!? マジで!?

   終いには泣くぞ、ごるぁ!?」


作者「じゅ、17歳のJKでーっす!w」

せや姉「まだ言うんやな、それ……」



作者「どうでもいいけど、作者の子供の頃、

   自販機で、80円ぐらいでジュース買えた気がしたんだけど

   今、それの倍ぐらいの値段するところ見ると、

   あれって記憶違いだったりするのかな?」

せや姉「もう、ツッコむ気ぃすら失せるわ……」

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