キャラクター
箱庭世界の洞窟の前の広場。
もってきた食料、その他の引き渡し。
事務全般の面倒をみている大巫女の人と打ち合わせをして、次回以降”箱庭世界”から”リアルランド”に誰を連れて行くのかと、持ってくるもの、持って行く資材の確認。
それらを終えて例の洞窟に戻ってきたところ。
今日は、バカでかい建物の”部品”があったので外での打ち合わせになったんだけど。
屋根とか壁そのものを部品、って言いきって良いんだろうか。
その部品を作ったツチヤマさんは、さらになにかを作ってる最中であるらしく。
明日まで部屋からでてこないだろうと聞いた。
だから事務方では一番エライ大巫女さんと打ち合わせ、だったんだけど
今日、こっちには亜里須とモリガンが一緒に来た。
ストレージの関係もあるので、亜里須は俺よりも高頻度でこっちに来てる。
箱庭世界に頻繁に来ることで、何かしらの悪影響があるかも知れないし。フレイヤもそこは否定しないので気にはなるものの。
他の誰かがあのコンパクトを持ってもなんの効果も無い。ストレージとして機能しない。
作ったフレイヤが、
――わけがわからん。
と言ってる以上は、もうどうしようも無いわけで。
俺のストレージもそこそこ大きいが、さすがに建物の柱を一〇本、なんて運べない。
建物の大型パーツとかを運べるのはアイツしか居ない。という理由である。
今日の屋根と壁もツチヤマさんと亜里須が、入るサイズの最大現を確認した上で作ってる。
さっき見た限りとんでもなく大きく見えたが、アレは持って行ける。と言うことだ。
で、俺が真面目に仕事をしてる間。
亜里須はホテルのエントランスみたいな高い天井のロビーで、巫女服を着たアニータ・ボニータさんと隅のテーブルで話し込んでいる。
引っ込み思案で人見知り同士、一度話が合うまでかなりの時間を要したが。
(箱庭内部でも亜里須のパッシブスキル、【コミュ障】は有効だった)
似たもの同士だからか、今やスマホなしでも話せるくらいに仲良くなった。
そのアニータさんは巨人の中でも、もっとも小柄なティタニアの血をひくインコンプリーツ。
とはいえ基本は巨人、女の子でも平均的には3m半くらいの身長がある。
そんなティタニアの血を引くアニータさんなので、見た目はただの華奢な女の子なんだけど、身長は2m半ほど。椅子に座っていても亜里須の身長は余裕で超える。
ホールや共用部の天井が結構高いのはアニータさんの他、NPCのティタニアの女の子があと数人居るから。なんだろうな、たぶん。
巨人の娘達は基本一人部屋。部屋の一部にやたらデカい扉になってるのが数部屋あって。
たぶんあの内のどれかがアニータさんの部屋なんだろう。
っていうか、リソースの関係なのか一個だけ、少し小さい扉があるんで確定だろう。
プライバシーなんてそういう世界感でもないんだろうけど、丸わかりではある。
……お風呂とかトイレってどうしてるんだろ。





