雲海の激突
申し訳ございません。このお話はプロットのため未完成です。
木星最深部は木星の超重力に囚われた外宇宙 別次元宇宙からの訪問者達が多数蠢いていた。
アッテンボロー博士はジュピタリアンを操るタルパと接触する。
タルパの出身世界は様々で、幾つかのタルパは木星を足掛かりに出身世界の再現と支配を目指していることを知るのだった。
アッテンボロー博士の情報を知った人類木星生存協定加盟国、勢力は緊急会議を招集、協定軍とジュピタリアン有志で木星最深部のタルパ駆逐へと動き出すのだった。
ジュピタリアン長のシールドに守られた人類木星生存協定軍は木星最深部に突入、囚われている存在達を駆逐すべく戦いを挑んでゆく。
激変でホワイトピースや播磨が撃沈され 、鷹匠准将や黄少佐が戦死してゆく。
転移歴5年5月2日午前6時30分【神奈川県横浜市神奈川区 NEWイワフネタワー ダイニング】
「えーっ!?またパパとママお出かけなの?」
フンスと鼻息荒く恵美が憤る。
「仕方ないよメグ、父さんたちはこれから太陽系の外に行くのだから」
宥めるように光がとりなす。
「コウ君はいつもそんなクールでさみしくないの?」
恵美は納得していないようだ。
「大丈夫だよ。だって二人とも夕ご飯には『どこへもドア』で帰るって言ってたじゃん」
「そっか、じゃあいつもと同じなんだね」
「そうだよ、早く学校へ行こう!真知子先生の朝練があるからね」
「うげっ!私まだ課題出来ていないんだけど・・・」
恵美がげんなりとする。
「落ち込むなよメグ、どうせ瑠奈姉もやっていないからさ」
からからと光が笑う。
「聞こえてるっスよ!」
ちんまりした少女が二人の前に立ちはだかる。
「あれっ?瑠奈姉、朝の日直は?」
「ごはんのお代りが忙しくて間に合わなかったっス!」
やや成長した胸を張る瑠奈。
「いやいや開き直らないで直ぐに行こうよ!僕たちまでまとめて真知子先生に怒られるじゃん」
「瑠奈姉、行くですよ?」
恵美が瑠奈の手を引いて玄関わきにある『どこへもドア』をくぐっていった。
「やっと行ったか・・・」
夫婦の寝室から満が顔を出す。
「あなた、昨日の晩が凄かったから二度寝しましょう?」
眠たそうに後ろからひかりが満に抱き着く。
「ひかりさん、アステロイド出航まで1時間しかありませんよ?」
「30分だけでもいいからぁ」
ひかりが甘えた声で満を誘う。
「はあ・・・。じゃあ、ひと眠りしますか」
「寝よう寝よう!すぐ寝よう!」
「なんで寝るだけなのにそんなにはしゃぐの?」
これはいつもの長い寝室タイムの始まりだと満は予感したので秘かに腕スマホでイワフネを呼び出す。
「イワフネさん、ごめんなさい。ちょっと遅れるから先に出航お願いしてもいいですか?」
「社長も大変ですね?いや、『お父さん』も大変ですね」
イワフネが少しため息をつきながら了承する。
「ホントごめん!多分10時にはそちらに着くから。他のオブジェクトは大丈夫かな?」
「問題ありません。イングランドオブジェクト、ユーロピアユーラシアオブジェクトは予定通り12時にアンドロメダ方面に転移する予定です」
イワフネが各大陸オブジェクトの進行状況を表示しているパネルを見て答える。
最後まで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
また、どこかでお会いできると良いですね!それでは、また!




