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転移列島  作者: NAO
混沌編 混沌の始まり
109/462

福音【後編】 

2025年(令和7年)12月29日【神奈川県横浜市神奈川区NEWイワフネハウス】


 ダイニングの壁かけテレビから、NHK海外ニュースが流れていた。


『おはようございます。6時の英国極東BBCです。

 先程、驚くべきニュースが飛び込んで来ました。

 王室は生存していました。

 現地で避難民の救助活動にあたっていた日本マルス交通関係者によりますと、ケンジントン避難民キャンプで女王陛下を始めとする、王室メンバーが発見されました。

 この3年間、女王陛下は灰に埋もれたケンジントン避難民キャンプで身元を明かされる事無く、静かに避難民を支えて来られました。

 地球グラスゴーからソールズベリー特派員がお伝えします』


 降り続く火山灰の中、コートの肩とヘルメットに火山灰が降り積もった人物がズームインされると、防塵マスクを付けた真面目な表情のソールズベリー元外務大臣が、灰色の積雪に埋もれ半ば水没したグラスゴー海軍基地の背景と共に映し出された。


『王室メンバーは、全員無事が確認されました。

 火星から駆け付けたSAS=空軍特殊部隊に対し、女王陛下と皇太子ご夫妻は"最後まで国民と共に在りたい"として、火星への避難をご辞退されました。

 皇太子ご夫妻のお子様については、救援部隊を率いるロイド提督に身許を預けられたとの事です。

 以上グラスゴーから、ソールズベリーがお送りしました』



――――――同時刻【欧州 イングランド島北部グラスゴー郊外】


「よし、クリス。撮影はここまでだ」


 テレビカメラを構えていた助手のクリスへ向け、OKサインを出して撮影を止めるソールズベリー。


「ロイド提督、後はよろしくお願いします」

クリスの後ろで撮影を見守っていたロイド提督に近付き、話し掛けるソールズベリー。


「任せたまえ。女王陛下は我が身に代えてお守りする所存だ。君こそ、皇太孫殿下を無事火星までお守りするのだぞ」

応えるロイド提督。


「了解しています、提督。ケビン首相からも念入りに頼まれて、依頼料もしっかり頂いていますしね」

ヘルメットを外しながら肩を竦めるソールズベリー。


「皇太孫殿下を火星へ送り届けた後は、アルテミュア大陸西部海岸へ出張。我ながら働き過ぎな気もするが……」

「マスター。マスターが英国連邦極東政府から借りた、膨大な借金を一気に返せるチャンスです。しっかりしてください」

ため息をつきそうなソールズベリーを叱咤する助手のクリス。

 

 クリスは、昨年大月家結婚披露宴の大ビンゴ大会で当時ソールズベリー外務大臣が引き当てたマルス・アンドロイドである。


「わかっているよ。やっぱり、独立は早まったのかなぁ……」


 マルス・アカデミー・アンドロイドのクリスを手に入れた勢いで外務大臣の職を辞して警備保障会社を起業、独立してみたものの、仕来りの多い日本の商慣習や安全意識が欧州とは別次元で違う為、新規開拓は苦戦して開店休業状態だった。

 見かねた元クリスの所有者である美衣子達三姉妹の伝手で、ミツル商事の海洋開発部門の未開拓地域開発作業を紹介され、何とか食い繋いでいる状態だった。


 ひきりなしに降り注ぐ火山灰の中、クリスを連れてとぼとぼとグラスゴー基地へ戻るソールズベリーだった。


『次のニュースです。

 地球復興局がユニオンシティ区域を優先した火星開拓を進める中、日本の民間企業ミツル商事と英国連邦極東資本のソールズベリー・カンパニーが、アルテミュア大陸西部地区において、大規模な開拓に成功しつつあるようです』

『ソールズベリー・カンパニーによりますと、ミツル商事と共同で沿岸の海洋養殖事業で北海産タラの養殖に成功した他、内陸部ではジャガイモと大麦の栽培が、軌道に乗りつつあるようです。

 火星産のフィッシュ&チップスが我々火星英国人の口に入るのも、時間の問題となるでしょう』


          ♰          ♰          ♰


――――――【長崎県佐世保市 ユーロピア・シティ 首相官邸】


「……私が本国に居た時から国連に訴えてきた事が、ようやく認められたのね」


 佐世保港を見下ろす山腹に広がる真新しいユーロピア・シティの首相官邸で、仏頂面のジャンヌ首相が補佐官と共に地元ニュースを視ていた。


『ユーロピア・ドゥ(2)のニュースです。

 ミツル商事警備保障部門責任者ルナ・オオツキ氏が火星危険生物を地球へ持ち込んだとされる問題で、日本国政府は先程オーストラリア沖で回収した巨大ワームの死骸をDNA分析したところ、5年前から西アフリカ海域でこの危険生物が生息していた可能性が極めて高いと発表しました』


『日本のNIID(国立感染症研究所)は、この危険生物が西アフリカ沖の廃棄物に含まれている放射能の影響を受け、異常に早い成長速度を見せる突然変異を起こしていたと会見で説明しました。

 火星転移前から複数の欧米国際環境保護団体が、西アフリカ沖での不法投棄問題に警鐘を鳴らしていたということです』


「首相。我がユーロピア共和国も日本国政府と歩調を合わせ、ルナ・オオツキを護らねばなりません」

補佐官である姉がジャンヌに進言する。


「そうね。私の主張を科学的に証明してくれたミツル商事科学者とマルス姉妹達に感謝を。彼女達は行き詰った私達人類の、水先案内人と言った所かしら」

応えるジャンヌ。


「そして水先案内人を抱えるミツル商事。異星人を住み込みで雇用するなんて、侮れないわね……」


 ジャンヌはテレビを消すと、窓際へ向かい、佐世保の港町を眺める。


 火星日本列島で建国したユーロピア共和国としても、地球から日々到着する避難民の受け入れ先として、アルテミュア大陸西海岸地区を新領土として早急に開拓する必要に迫られていた。

 いつまでも日本国や英国連邦極東に頼る訳にはいかないのだ。


「アルテミュア大陸西部地区の開発に、ミツル商事の力を借りる必要があるわ。貴女は横浜でミツル商事と接触して頂戴」

補佐官である姉に指示するジャンヌ。


「ジャンヌ。首相姿が板について来て何よりだけど、最近人使いが荒いわね。貴女はもう少し姉を敬った方が良いわよ?ま、スーツよりこっちの方が、私には合っているけどねっ!」


 明るい笑顔で、ジーパンとポロシャツというラフな服装で妹に応える補佐官だった。


          ♰          ♰          ♰


――――――【中東 トルコ中部カッパドキア地区地下 イスラエル連邦共和国首都 『新テルアビブ』首相官邸】


「首相閣下、本当にそれでよろしいのですね?」

困惑した顔のモサド(=イスラエル諜報組織の名称)長官がニタニエフ首相に確認する。


「構わんよ。彼はやり過ぎた、それだけの事だ。後は我々と火星日本国から文官をPKOとして月面へ派遣してユニオンシティを処理する。

 我々は既に”彼”から十分なデーターを収集した。彼との関係も潮時だろう」

素っ気無く答えるニタニエフ首相。


「これを元手に、来たる新世界で我らユダヤ民族の千年王国を築き上げるのだ」


 地下に築かれた新テルアビブから地上カッパドキアへ向け、ミツル商事によって敷設された高架を昇って行くハイパーループ連絡列車を眺めながら、陶酔気味に語るニタニエフだった。


「では、これらのデータを製薬業界と軍需産業に開示し、研究を継続させましょう。

 マッカーサー三世が世界12か所で建てた研究所については、如何しますか?」

モサド長官が訊く。


「あれらの施設はいずれユニオンシティ防衛軍が接収するだろうが、どのみち人出不足の彼らの手には余る代物だ。最終的に此方へ管理運営を委託して来るだろうよ。

 だから我々はあれらの施設に関与しない。そして、この件でわざわざ日本国を巻き込む必要は無かろう。後は火星へ派遣したワイズマン中佐に期待しようじゃないか」


「……」

ニタニエフの目論見に無言で頷くモサド長官だった。

 

 世田谷NIID施設で巨大ワームの死骸を調査していた岬から、火星生物が"既に"地球に根付いていたとの報告を受けた満とひかりは、首相官邸の了承を得た上で火星由来生物が日本列島の火星転移前から地球に存在していたとの調査結果を、ミツル商事と美衣子達三姉妹に好意的な各国メディアへ向けてリークしていた。

 そして、地球復興局局長マッカーサー三世による度重なる一方的かつ独善的な行動は、火星日本列島各国世論を地球復興局への疑念と反感を大いに掻き立てるには十分だった。


          ♰          ♰          ♰


――――――【インド洋 ディエゴガルシア島 ユニオンシティ国 DARPPA地下研究施設】


『ダグラス・マッカーサー三世、貴方を行政府首席補佐官から解任します』


 モニター画面越しに、ソーンダイク ユニオンシティ代表が緊張した顔で真っ直ぐと、マッカーサー三世を見据えていた。


「解任?代表閣下は、執務机で書類の海に溺れる趣味に目覚めたのですか?」

ニコリともせずに無表情で応えるマッカーサー三世。


『各国の報道を視たでしょう?貴方が今まで行った事は、大変動を生き残った人類に対する裏切り行為です』


『貴方が独善的且つ、非合法な手法で自らの思想を押し通し、人類に損害と苦痛を与え、私が不本意ながら各国に頭を下げて駆け回る屈辱に比べれば、私が溺れる書類の海など可愛いものだ。

 ユニオンシティ行政府の実務は、日本国とイスラエル連邦からPKO文民を大量派遣して貰う事で目途がつきました。

 地球復興局局長のポストについても、後任の者が火星から派遣される予定です。

 貴方は間もなく、世界12か所に於いて無許可で秘密裏に火星巨大ワームを繁殖・拡散させた罪で逮捕されます。

 貴方は歴史上稀に見る大量殺戮者として、人道に対する罪を犯した者として、法の裁きを受けるでしょう……。

 各国から提出された証拠は沢山有りますし、さぞかし長い裁判になるでしょうね。

  逮捕まで少しの時間ですが、せいぜい命乞いのセリフでも考えてみては如何ですか?』

一気にマッカーサー三世の解任、逮捕を告げるソーンダイク代表。


「ソーンダイク代表。貴方はもう少し賢明な政治指導者だと思っていましたが、どうやら私の買いかぶりだったようだ」

肩を竦めるマッカーサー三世。


「貴方のお蔭で充分な準備が整いました。これからは、私のやり方で地球復興を成し遂げてみせましょう」


 そう言うと、ソーンダイク代表の返事を待たずにモニター画面を切るマッカーサー三世。


「……やれやれ。表舞台に立つのは、研究者としてあまり気が進まないのだが」


 マッカーサー三世はぼやくように呟くと"縦長の瞳"を隠していたサングラスを外し、手元のタブレット端末を操作して福音システムを稼働させるとエリア51基地とディエゴガルシア基地の全回線に、とある周波数の電磁波を流し始めるのだった。

 

 地球圏と火星日本列島各国との対立を沈静化するべくユニオンシティのソーンダイク代表は、マッカーサー三世を全ての役職から解任、大月瑠奈召喚命令を取り消してマッカーサー三世の拘束、逮捕をユニオンシティ防衛軍に命じるのだった。


 ソーンダイク代表から、事の顛末について報告を受けたミツル商事の面々と日本国政府は、マッカーサー三世が排除され、瑠奈の安全が確保された事に安堵するのだった。


          ♰          ♰          ♰


2025年(令和7年)12月30日午後1時【東京都渋谷区代々木 NHKスタジオぽーく】


 美衣子と結のトーク番組『ミーコ&ムスビ』の生放送が、スタジオで行われていた。


「……それじゃ視聴者からのお便りコーナーよ」


 美衣子がカメラにはがきを見せつける。

 やらせではないことを明示しているのだ。


「長崎県佐世保市ダウニングタウンのM君から、「どうして人間(ヒト)が思っただけで火星に移動できたのでしょうか?」」


 帰還途中の『そうりゅう』から「どこへもドア」で駆け付けた結が読み上げる。


「内務大臣、聴きたいことが有るならホットラインを使って頂戴」

いきなり美衣子ハガキの差出人を明かしてしまう。


「ちょっと姉さま!匿名希望って書いてあるわ!」

慌てて美衣子を止める結。


「言ってしまったものは、ごめんなさいだわ」

悪びれずにしれっと謝る美衣子だった。


「その代わり、ケンジントン避難民キャンプで見つけた王室—――—――むぐっ!」

結が美衣子の口を慌てて塞ぐ。


「CM!CMよ!」

結がカメラへ向かって叫ぶ。


 突然画面が日本の四季を映した映像に切り替わって「しばらくお待ちください」とのテロップが流れる。


「……結さん。うち民放じゃないから、CMないのですよ?」

画面の外からディレクターの声が聴こえている。


 暫くすると画面が元に戻って、落ち着いた様子の美衣子と結が、キッチンのセットでポタージュをちびちび飲んでいた。

 よくみると二人ともやや涙目であり、後ろ姿で沸騰してはいけない筈のポタージュをぐりぐりかき混ぜているひかりの肩がやや強張っている様に見えた。


「これだからネンネは困るわ」

こほん、と咳ばらいをして取り繕う結。


「そんなの最新科学の常識でしょう。”マスターゼイ”も日本の科学者に毎回説明していたけれど、残念ながら理解されていないようね」

上から目線の美衣子が言う。


「姉さま。人間は私達美少女とは違うのです。もっとカボチャポタージュに浸してふやけたクラッカーみたいに分かり易く説明してくださらないと……」

結が無意識の内に上から目線でフォローを試みる。


「この番組を視ている紳士淑女の皆さんに説明するわ。多くの人間が一つの事柄に想いを寄せると、現実世界の物理現象に影響を与える事が出来るのよ」


「例えば、ある機械を使ってコイントスを行う実験をすると、コインの裏表が出る確率は2分の1ずつになるわ」

美衣子の説明に結が頭をコクコクさせて頷く。


「けれども、その機械の傍で沢山の人間がコイントスを見つめる状況を作り出すと――――――その確率が変動してしまうのよ」


「火星に転移する前から、この実験はアメリカで幾つか行われて実証されてきたわ。

 だけど、どのような原理で物理法則が人の意思で変更されるかは不明だったの」


 美衣子が説明を続け、結はじっと目を瞑って聴いている。


「一説には神の福音では?との非科学的な論拠も取りざたされたけれど、結局は物理原則変動理論が出来ていなかった……」


「マルス・アカデミーはこの物理法則を変動させる理論を解明して一つのシステムを作り上げ、原始時代の極東・日本地区にセットしたのよ」


「ほぇ~」

美衣子の解説を聴いていた結が感嘆の声を上げる。


「それじゃあ、今年はここまでね。来年は"モリカケよりメガ盛り"よ」

美衣子と結がカメラに向けて尻尾を振ると、カメラがズームアウトしていく。


「ハイ!カーッとぉっ!」


 ディレクターが機嫌よくOKサインを出す。


「いや~今回も超展開で超ウケでした!視聴率の速報値は51%ですね」


「クェッ!……残念だわ。80は行けると思ったのに……」

美衣子が悔し気にひと鳴きすると地団駄を踏む。


「最近は裏番組が強力で手強いんですよ」

渋い顔のディレクター。


「どの番組?」

キッと顔を上げた結がディレクターに訊く。


「民放で菱友銀行とソールズベリー・カンパニーがスポンサーの『新婚さんちょっと来い!』ですよ」


「いやに高飛車な番組名ね」

自分達の事を棚に上げて美衣子が言う。結も頷いている。


「いや~。司会のヤモリさんと、アシスタントの真知子先生という異色コンビが人気の様です」


「「あああ……」」

真知子先生が”ふしだらですっ!”と新婚夫婦にダメ出しする光景を想像して納得する美衣子と結。


 司会を務めるヤモリの事は知らないが、女子の学び舎で箱入り厳重梱包育ちの真知子先生ならば、いちゃこらする新婚カップルでも容赦無くガチでお説教する位やりかねないと確信する二人だった。


「強力なライバルが出てきて張り合いが出るわ。ディレクター。私達もそろそろ大河ドラマに出ても良いと思うのだけど?」

「……何故、そろそろ大河なんですか!?」


 果たしてこのトカゲ姉妹に適した配役が有るだろうか、と思わず真面目に検討するディレクターだった。

ここまで読んで頂き、ありがとうございましたm(__)m


【このお話の登場人物】

・大月 美衣子=マルス文明日本列島生物育成環境保護システム人工知能。

挿絵(By みてみん)

・大月 結=マルス尖山基地人工知能。美衣子の妹分。

挿絵(By みてみん)

・ロイド・サー・ランカスター=英国連邦極東軍提督。女王陛下救出の為、地球欧州へ派遣された。

・ソールズベリー=多国籍多目的企業「ソールズベリー・カンパニー」社長。元英国連邦極東外務大臣。クリスを引き当てた事で独立起業した。

挿絵(By みてみん)

*イラストは七七七 様です。


・クリス=ソールズベリーの助手。大月家結婚披露宴の大ビンゴ大会で賞品としてソールズベリーが引き当てたマルス・アンドロイド。

挿絵(By みてみん)

*イラストは七七七 様です。


・ジャンヌ・シモン=ユーロピア共和国首相。双子。

挿絵(By みてみん)

*イラストは七七七 様です。


・クロエ・シモン=ユーロピア共和国首相補佐官。双子。

挿絵(By みてみん)

*イラストは七七七 様です。


・ベンジャミン・ニタニエフ=イスラエル連邦共和国首相。

・ソーンダイク=月面都市ユニオンシティ国代表。元アメリカ宇宙軍ISS宇宙飛行士。

・ダグラス・マッカーサー三世=地球復興局局長兼ユニオンシティ国中央情報局長官。

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