登場人物紹介

ネタバレありの登場人物紹介です！

■ドロシー・ドロフォノス(１８？歳)

影の支配者ドロフォノス侯爵家が誇る女猟兵のご令嬢。黒髪・緑眼の儚そうな見た目に反し、暴力と命乞いを好む無表情サディスト。婚約者のクロッド王子は用無しになれば殺すつもりだったが、いつのまにかめっちゃ好きになっていた。大体のことは暴力で解決していたが、今はクロッドにバレないようにコッソリ暴力で解決している。

■クロッド・イグルーシカ(２１歳)

王国の第一王子。ガタイがよくて褐色肌・銀髪・赤眼の悪党面だが、本人はお人好しのポンコツ天然野郎。腹違いの弟に王位を譲り、婚約者のドロシーを自由にするべくクズ王子の演技をしていた。ドロシーのヤバい面を知らず、自分を慕ってくれているのは彼女が純粋だからだと思っている。争いごとは苦手で、庭仕事や料理が得意。

■ルナール・イグルーシカ(１５歳)

王国の第二王子。金髪のオカッパ頭、アンバーの瞳のかわいい腹黒。外面がよく本心では自分以外の人間は全員バカだと思っている。兄を手放したのをちょっぴり後悔している無自覚ブラコンで、ドロフォノス一家は二度と会いたくないトラウマ。ごはんを食べているとき他人に後ろに立たれると手汗が止まらない体質になってしまった。

■王陛下

可愛い第二王子を王太子にしたいけど、死んだ正妃の故国や王弟の目があったためドロシーを第一王子の婚約者にして暗殺させようと思っていた。ごはんを食べているとき他人に後ろに立たれると(以下略)

■セルペンス・イグルーシカ

現王の弟(王弟)であり北領公。穏やかで人当たりがいい好中年と見せかけた隠れ鬼畜。高貴な血統主義に固執しており、正妃(他国の王女)を母に持つ第一王子を王太子にしたがっている模様。教会と仲良し。若い時の落馬事故で片足が不自由。

■ドロフォノス一家

ドロシーの家族で、全員変態。血族には愛情を示すがそれ以外の人間は獲物だと思っている。ドロシーのことを溺愛しており、彼女のお気に入りであるクロッドのことも彼らなりに可愛がっている。

■セナリオ・マージン(劇作家)

子爵家の三男。実家が銀行家で大金持ちだが、独り立ちを目指し文無し劇作家修行中。くせっ毛にそばかす顔の青年。ドロシーたちと思わぬ再会をし、後日傲慢だったクロッドがただの天然で、憧れだったドロシーが超危険人物だと知り慄く。

■リッター(騎士)

短髪のヤンチャそうな好青年騎士。元クロッド側近候補。狩猟の際クロッドが猟犬と逆方向に行ったり、銃が下手だったり、途中で帰ったりするため「こいつアホなのかな」と心配になって側近に立候補した。忠誠心にあついためルナールへ横流しされた気の毒な人。

■ワゼル(大臣)

ぴっちりセンター分けクール眼鏡。大臣嫡男の元クロッド文官側近候補。クロッドが庭の土嚢を猫だと勘違いして必死に呼びかけている場面に遭遇し「支えないとヤバいかも」と側近に立候補した。優秀すぎて道化のふりがバレそうなためクビになった。

■ライ(北方訛り)

長髪ピアスな頼れるあんちゃん。職業、年齢、経歴、名前など全部ウソ。

最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました！