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20-1 夏休み、海、水着!!

ガラッと雰囲気が変わりますが、2巻スタートという感じで読んで頂けたら幸いです。


超絶コミュ妹から来ていただいた方、こちらは4年以上前に書いた処女作となっております。

あまりに拙いので、書き直したくなり超絶コミュを書きましたが反応が今一だったので(笑)

こちらは続きとなりますが、若干接続が悪い、文章が拙い等、色々ありますので、ご了承いただければ幸いです。





 「じゃあ、みんなーーー気を付けて夏休みを過ごしてね、宿題はやるのよー!」


「はあーーーい」

小学生かよ!!


 そう言って最後のホームルームを終え、期末試験何それ? って感じで、学校では夏休みを迎えた。


 しかし、あの先生、相変わらず明るいな……あの時の泣き顔は幻?




「さあ、お兄ちゃん帰ろう! 夏休みだよ!!」


 いつも通り、いや、いつも以上のテンションの妹から声を掛けられ下校する。

すっかり、夏の日差しと暑さに、げんなりするが少なくとも明日から通学しなくて良いと思うとホッとする。


二人並んで学校の門を出た所、目の前に銀髪美少女の美智瑠がいた。


「やあ、ゆう、栞、夏休みだな!」


「なんか嬉しそうだなー」


「なにを言ってるんだ、悲しいに決まっているだろ」


「なんでだよ、言葉と態度が違うぞ」


「だって、きみ……友達と、なかなか会えなくなるんだぞ!」


「誘えばいいだろ?」


「誘って良いのか!」

 うーーんよくわからんが、友達なら誘えるだろ?


そんな美智瑠と話していると、唐突に後ろから声を掛けられる。


「あのぉ、あのぉ、ゆうぅくん、しおりぃちゃん」


 このしゃべり方、振り返るまでもなく、麻紗美がいるのがわかる。


「ん?麻紗美どうした?」

 毎日隣にいるのに、影薄いよなー、なんてクラス内の自分を差し置いて考えていると


「えっとぉ、いまあぁだいじょうぶぅ?」

 あいも変わらずの、ゆったりしたしゃべり方


「ん?なに?」


「あのねぇ、急なんだけどぉ、明後日からぁ、4日くらいぃ空いてるかなぁぁ?」

麻紗美が突然そんな事を言い始める、4日?


「まあ、7月は予定入ってないけど」

妹と顔を見合わせ、頷く


「えっとねぇ、家族でぇ、旅行にぃいく予定だったのがぁ、行けなくなちゃったのぉー、それでぇキャンセル料がぁ、かかるからぁ、だったらぁお母さんがぁ、友達とぉ行ってきたらってぇ言われてぇー」


「え? でも4日っていったら3泊だろ、お金かかるよなーさすがにそれは……」


「えっとねぇ、二人分は、ただなんだぁ、お母さんがぁペアチケットを懸賞でぇ当てたのぉそれでぇ家族旅行にぃしようってぇ残りの分足したのぉ」


「でもぉ行けなくなっちゃってぇ、全部ぅキャンセルにぃなるのはぁもったいないってぇー」


「ちょっとまて、そう言えば聞いてなかった、どこ行くんだ?」



「石垣島だよぉ」



「石垣島!!」


「うん、キャンセルにぃなるとぉもったいないからぁ、お金はぁ別にぃいいってぇー」


「いや流石にそれは……」

 そう思い妹を見ると……


「お兄ちゃんと、石垣島……、……白い砂浜、青い海……ひと夏の経験……」

 ぶつぶつ言い出してまた異世界に旅立っている、おいおい……


 しかし、流石にそれは悪いし、色々めんどくさいしで断ろうと思い、

「えっと、ちょっと急だし、そんなの悪いし」と言ったが


「えっとねぇ、わたしぃ友達いないのかってぇ、お母さんがぁ心配してぇ、言ってくれてるんでぇー、行ってもらえるとぉ、むしろ助かるてぇいうかあぁ……」

うう、同じボッチ気味仲間としては、それを出されると、断りずらい、ボッチ気味であって、ボッチではないぞ、ほら旅行に誘われるとか、超リア充だろ!!



「お兄ちゃん、行こうよ!!」

あ、駄目だ、妹が乗り気になった……



「ああ、……うん……じゃあ行こうか……」

こうなったら妹は梃子でも動かない、ああ、昔の、わがまま言わなかった妹が懐かしい……


「ほんとぉ、うれしぃ、あ、でねぇ、弟のぉ分もあってぇ4人分なんだけどぉ、しおりぃちゃんのぉ友達とかぁ誘えるかなぁ?」

俺の友達とは聞かないのか、あ、まあ男は不味いか……そう言う意味だよな麻紗美ぃ……


「弟さんは行かないのか?」


「うん、昨日麻疹にぃかかっちゃってぇ、いま寝てるぅ」


「麻疹……」それが原因か……弟


「あと一人ねえ……」

まあ妹の友達なら絶対行くだろうけど、むしろ殺到しそうな、なんかプレミアチケットの奪い合いで戦争でも起きそうな気がする。


そうなったらヤバイよな、と思った時に視線が……


美智瑠がこっちをじっと見ている。


じっと見ている


じっと見ている


じっと見ている……



あ、泣きそうな顔になってじっと見ている……



「えっと………美智瑠さん、行く?」


「え!! いいのかい! 僕が一緒に行っても、いや悪いなー、初対面なのに、そんな素敵な所に誘って貰っちゃってー、えっと明後日だね、あ! ちょうど空いているよ、うん大丈夫だよ!」



「あー……そうですか……麻紗美、美智瑠は俺の昔……、からの友達なんだけど良いか?」


「うん、いいよぉ、美智瑠さん、わたしともぉ、お友だちになってぇくれるぅ?」


「もちろんだとも! 麻紗美ちゃん、今から僕たちは親友だ!!」



「調子がいいなー美智瑠は……」


「ん? 何か言ったかい、ゆう」


「いや、別にいー」


「まったく、麻紗美ちゃんに友達が増えて、ひがんでるんだろ」


「ひがんでなんか、いないやい!!」

あれ、目から水が……麻紗美に友達が増えて喜んでいるんだな俺は、そうだよな、そうに違いない……ううう


「じゃあぁ明後日のぉ朝9時にぃ駅に集合でぇいい?」


「オッケー」

「いいよー」

二人が楽しそうに返事をしている。



夏休み早々、石垣島行きが、いきなり決定した……まじか……女子3人と……


                  



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    こちら作品の完全改稿版を書きました         
  超絶コミュ力の妹と陰キャの俺、そんな妹に突然告白され、俺の高校生活がとんでもない事になった。           
  もしよろしかったら読み直してくださいませ(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
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