第二十五話:封印
【※読者の皆様へ、とても大切なお願い】
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タイトル:白雪姫は甘えたい~『天才を演じる幼なじみ』を陰から支えるラブコメ~あるいは『劣等生を演じる彼』を必死に追いかける青春物語~
絶対に損はさせませんので、どうかぜひ第1話だけでも読んでみてください!(本日3話分ぐらい一気に投稿します!)
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俺が封印召喚・天領芒星を展開した結果、五芒星の角から新たな魔力柱が立ち昇り――完全体となったイリスの体が、分厚い結晶に覆われていく。
「こ、これは……!?」
「魔王様の封印術……!?」
一瞬の驚愕の後、凄まじい怒声が響き渡る。
「前髪ィ゛! 今すぐアルトを殺せ! 出し惜しみは無用、幻想神域を使うのじゃ!」
「もうやってる! でも、無理……閉鎖空間を構築できない……っ。この封印魔術は、正真正銘『魔王様のそれ』だ……ッ」
「こ、の……!」
イリスはまだ自由の利く右手を振るい、極寒の冷気を飛ばした。
完全体となった彼女の魔術――その威力は想像を絶し、触れたもの全てを銀氷に変えていく。
天領芒星の構築に全魔力を注いでいる今の俺に、これを防ぐ術はない。
しかし、
「――サセヌ!」
獄炎を纏ったオルグが、その身を盾にして防いでくれた。
「ぐっ、下下炎獄の畜生が……。鬼の誇りとやらは、どこへやったのだ!?」
「ソンナモノ、疾ノ昔、アルトヘ捧ゲテオルワ」
問答を交わしている間にも、封印はどんどん進んで行く。
「この儂が……こんなガキに……ッ。おのれ、おのれおのれ、おのれぇええええ……! アルト・レイス、その名前、未来永劫と忘れぬぞぉおおおおお゛お゛お゛お゛……!」
凄まじい怨嗟の声をあげながら、神代の魔女イリスは再び永い眠りについた。
シンと静まり返る中、俺はホッと安堵の息を漏らす。
「あぁ……疲れ、た……」
次の瞬間、視界がグラリと揺らぎ、前のめりにバタリと倒れ込んでしまう。
「アルト……!?」
「アルトさん、大丈夫ですか!?」
ステラとルーンが慌てて駆け寄って来てくれた。
「あ、あはは、ごめん……。でも大丈夫、ただの魔力切れだ」
もはや小鳥一羽として召喚できない。
いつの間にか、オルグの召喚も解けてしまっている。
(こんな状態になるのは、『師匠』に召喚魔術を教わったとき以来だなぁ……)
俺がぼんやりそんなことを考えていると、ラココ族のみなさんがポツリポツリと言葉を漏らす。
「天領芒星が……一族の悲願が、成った、のか……?」
「我らは、勝ったのか……?」
どこか呆然とする彼らへ、俺は告げる。
「――はい。これでもう千年は持つでしょう。この勝負、俺たちの勝ちです」
次の瞬間、歓喜の大爆発が巻き起こった。
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