6 R15内での実践編①
さて。
色々ぐじゃぐじゃと、休むに似たる考察を重ねてきましたが。
こういうのは、実践しなければ意味がありません。
R18にはまだ手を出していませんが、R15の範囲内での恋やエロは、これでも一応、書いてきております。
自作の中で頑張って(笑)書いたものを、恥をさらすつもりで転載し、自分で説明するという野暮の極み・野暮オブ野暮なことをこれから少し、やってみます。
ううーん。
あらかじめ決めていた流れではありますが、これってホントに野暮だし、自分の力のなさが白日の下に晒されるなあと思いますが。
修行のつもりで気合いを入れ、やります。
例として取り上げるのは、以下の作品を考えています。
Ⅰ 間接話法(つまり暗喩・隠喩によるエロ表現)
①『神狼と乙女~第二王子の秘めた恋』
②『恋とも愛とも言えないけれど~マイノール・タイスン 青春の思い出』
③『月の末裔』
Ⅱ 直接話法(R15範囲内での直接的なエロ表現)
①『王妃カタリーナの修羅』
②『月の末裔』
まずはⅠ‐①から。
【あらすじ・状況】
架空の王国・ラクレイドの第二王子セイイール(15歳)は、兄である王太子の婚約者である隣国の姫君の誕生祝いの席へ、兄の名代として訪れる。
その席で初めて兄の婚約者と出会い、彼は一目で恋をしてしまう。
だが、それは許されざる恋。
もちろん彼はこの恋を秘める決意を固めるが、思いは止められない。
帰国後、彼は寝込んでしまう……。
(以下、抜粋)
戻ったその日に熱を出し、三日ばかり寝込んだ。
元々虚弱な体質なので、私が寝込んだくらいでは誰も驚かないし、そもそも不審にも思わない。
「お疲れが出たのですね、どうかご自愛下さい」
弟が見舞いに来てくれた。
自身の住む離宮の庭の秋薔薇を、自ら摘んで持って来てくれたらしい。
「ああ……ありがとう。わざわざすまなかったね、アイオール」
半身を起こし、枕元に活けられたとりどりの色の薔薇のうちから一本、私は取り出した。
茶色がかったような渋い赤の花びら。
きめが細かく、胸が苦しくなるような濃い香りがする。
弟が辞した後、私は何故か凶暴な衝動に駆られ、その紅薔薇を握りつぶした。
がくにつながる細い茎に、無数の小さな棘があったらしい。
てのひらがその後、かなり長くじくじくと痛んだ。
(抜粋終わり)
この王子は情より知が勝つタイプで、恋がよくわからない少年でした。
その彼が初めて心を奪われた女性が、なんと兄の婚約者。
決して許されない恋を無理に抑え込もうとする彼は、元から虚弱な質でもあった為、寝付いてしまいます。
微熱の中で彼は、見舞いにもらった薔薇の花を握りつぶします。
兄王子の婚約者は赤い髪の少女。
とりどりの薔薇の中から、彼女の髪を思わせる紅薔薇を手に取り……咄嗟に握りつぶす彼。
R18で表現するのなら、微熱の中で彼は、彼女を汚す夢を見る……ような心理状態ではないかと思います。
でもそんな夢で彼女を自分のものにしたところで、虚しさや痛み、情けなさしか残らないでしょう。
それを表現するのに私は、薔薇の花を握りつぶすシーンをここに入れました。
『凶暴な衝動』『握りつぶした』→『かなり長くじくじくと痛んだ』
えーと。
表現出来ておりましょうか?
『え~?そうなの?』
『説明されなきゃわからないなー』
等々、よろしければご指導ご鞭撻のほどを。
Ⅰ‐②以降は次回に順次、書いてみます。




