短編 純文学編
「純文学」とは、大衆小説に対して「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称する、日本文学における用語(Wikipediaより)。
要するに「芸術性」「美意識」ですね。キーワードは。
―― さて、まったく取れ高が読めない、なろうの短編「純文学」編スタート。
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『トロッコ問題とその最適解』(n8634gj)
間野ハルヒコ 25,196pt
エッセイのような前振りからの物語。
『余命3000文字』(n0112gc)
村崎羯諦 18,140pt
これはバチクソにキャッチー。きっかり3000文字で終わる物語。あらすじも「大変申し上げにくいのですが、あなたの余命はあと3000文字きっかりです」ときたもんだ。
『余命30000文字』(n4306ge)
つこさん。 12,142pt
3000文字へのオマージュ作品。やはりタイトルの破壊力で高ポイント獲得か。
『妻に媚薬を盛ってみた』(n6757ec)
鈴本耕太郎 9,118pt
オチ付近だけ読むと「現実恋愛」枠でいいし、そっちの方が跳ねたと思うが、キャッチーなので。
『主人公だけが忘れる死に戻り』(n2368gw)
嘆き雀 8,314pt
パラドックスとも言えそうな不可解なタイトルだが、作中でどう解消されるのか? 主人公以外の全員が死に戻って来るとかか? あらすじでも意味が分からん。ブクマ。
『亡くなった夫が息子に遺したビデオレターを観たら、なみだなみだの展開を期待していた私たちの気持ちは、大きく裏切られた』(n9273il)
Q輔 5,628pt
よくある感動モノかと思いきやw
『食べログ1.8のラーメン屋』(n9986fk)
村崎羯諦 5,587pt
それでも客足が途絶えない理由とは?
『ネコチャンと天国で会う時の注意点』(n9356hm)
ヒロモト 5,286pt
趣旨に反するが、あらすじ内の「天国にあるネコバーサルスタジオ」とは何ぞい?
『世界一簡単な合法殺人』(n1872gl)
下城米雪 5,122pt
純文学ジャンルでこれは、その存在を「忘れ去る」とかかな?
『AIに感想を貰っていたおばあちゃん物書きの話』(n2697hw)
けっき 4,748pt
近未来SFのようでいて、どう調理されているのかが気になる。
『バカだけを殺すウイルス』(n8750ey)
えるえる 4,686pt
最終的に自分自身も死ぬとかのオチなら面白そう。
『耳の聞こえない風俗嬢』(n1616hf)
青井青 4,442pt
これぞ、少し前の「純文学」といった感じのタイトル。
『あなたは死刑反対を訴えていましたが、家族を殺されました。被告人にどのような刑罰をお望みですか?』(n9826ii)
たこす 4,274pt
なろうでだと期待していいのか、微妙なタイトルだが、引きはある。
『あなたの死体を買い取らせてください』(n4356gx)
村崎羯諦 4,030pt
うわー、こんなん気になるに決まってるやん。ブクマ。
『駅で電車を待っている時に「いつ後ろから突き飛ばされてもいいように」30年間対策を続けてきたサラリーマン』(n2220hx)
エタメタノール 4,006pt
「30年間」サラリーマンは何を想定していたのか?
『高橋★★★☆☆「作品より感想欄のほうが面白かったです」』(n3158ho)
たなか 3,340pt
実際のジャンルは不明だが、こんなん気になるに決まってる。ブクマ。
『生まれつき写真には写らない体質』(n8522hx)
村崎羯諦 3,220pt
この作者、このジャンルの王か、何かか?
作者自身もお気に入り登録しておこっと。
『加害者家族会』(n0295hh)
青井青 3,140pt
実のところ、こちらの方が事件後、より悲惨な目に遭っていたりもする。
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思いのほか、興味深いタイトルがけっこうあった。
特に村崎羯諦さんの作品は、他にも面白そうなのが多々あったが、あまりに独占状態になるとあれなので、これでも絞った方です。
次回は、純文学の連載編を予定。




