デュランダルゲット
「回収! 回収!」
インベントリにネオサーペントを詰めていく。
後は戻るだけか。
『脅威を検知。魔人の反応あり。殲滅を開始する』
そう思うと隆起してやたらでかい龍の巨大ロボット──ネオベヒーモスが出てきた。
元々ついてる兵装が全て大破している代わりに頭にデュランダル──チートホーミング兵装を積んでいる。
超遠距離からラスボスが一発で溶けるレベルの即死ダメージを追尾で叩き込めるのでかなり有用な兵装だ。
NPC相手ならほぼ確実に刺さる上に、対人戦であっても視界外まで離れて撃たれれば防ぎようのないので一部の界隈では出禁になっている。
本来ならフル装備のラスボスが終盤始めに使っているのを破壊しなければ手に入らないことを考えれば、装備全潰れの大幅弱体化中ボスから手に入るのは僥倖でしかない。
「狩るか」
『殲滅!』
そう決定するとディランダルを放つ音がなり、同時に横へジャンプする。
ネオベヒーモス君には悪いが近距離では完全にタイミングを把握しているので当たらない。
「爆ぜろ!」
『損壊大か! おのれ魔人!』
一定ダメージ以上を受けるとネオベヒーモスは地面に潜れなくなるので、上級火魔法『ドラゴンブレス』を発動して体全体を広範囲の爆炎で攻撃する。
さすがは精鋭機。
模擬戦機と違い、攻撃すればそれに見合ったダメージが出せる。
『撲滅!』
威力に感心すると継続してディランダルを放ってきたので爆ぜて装甲が剥き出しになった部分に上級風魔法『シルフカッター』──切断に特化した大幅のカマイタチを飛ばして、切断する。
『グアああああああああ!!』
断末魔とともに体が完全に分割されるとネオベヒーモスは沈黙する。
すでに手負いだったので機能が損壊していたのかはわからないがブチギレ状態にならずに倒せたので、楽に終わったな。
「さて、ディランバルも回収! 回収!」
倒したネオベヒーモスもインベントリに収納して帰路に着くことにする。




