人生らくありゃ苦もある
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
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「そっちから手を出してきたんだろ。人の土地で好き勝手やって許されると思ってんのか」
襲いかかってきたのでボコると逆キレしてきたのでゲスとカスにマジレスする。
カスはぐぬぬと言った顔をするがゲスはニヤリとして不敵に笑い始めた。
「ゲース! ゲスゲス! 自分がまだ詰んでいることに気づかないとは哀れでゲスね! ここには魔人を呼び寄せる装置があるでゲス! ボンボン領にあるということはその領主がことの下手人にされるでゲス! 魔人を利用することは極刑に値する重罪でゲス! 目に物を見るでゲス!」
おいおい、魔人を呼び寄せたのもこいつかよ。
何やってんだこのおっさんは。
いますぐにゴミ箱にダンクシュートしてえ。
「デカしましたよ! ゲース!」
「何してんだよこのゲス! オラ!」
「ぎゃあああああ!」
「ゲースぅぅ!!?」
とりあえずストレスを溜めてもしょうがないので転がっているゲスを蹴って散らす。
ふースッキリした。
「ゲース……ゲスゲス……。お前が悪いんですゲスよ。魔人を利用してこの街を破壊した私好みに作り直す計画を台無しにしただけでなく、牙を剥くなんて許し難い横暴でゲス! 各アジトに金を集めるのと金庫の不壊加工にどれだけの労力と金がかかったと思っているゲスか!」
「そっちの都合だろ。知らねえよ」
「ククク、強がるのも今のうちですよ。この時のために不正取引は全てボンボン伯爵名義で行いましたからね。セレブの血を抜いておいて本当に正解でしたよ。生きている間は邪魔でしかありませんでしたが死んでからは本当に大助かりです」
このゲーム確か重要書類は血を使って魔術契約を結ぶんだったか。
ゲームにはそういう描写はないが死人の血を悪用しても契約を結べるのか。
とんでもないことしてんなあ。
こいつがいると話が拗れそうだし、ここでバイバイするのも手か。
色々とでっちあげられた不正を消すのは骨そうだが、少なくともこれで邪魔は入らない。
『話は全て聞かせてもらったぞ!』
真面目に消そうかと考えているとどっかで聞いたことのあるようなおっさんの声が倉庫の中に響き渡った。
なんだなんだと思うとロイヤルなおっさんのホログラムとジジイ、ユーパイセン、ミユキさんが入ってきた。
「な、なんでゲスか!?」
「いきなり部外者がなんですか!?」
「この無礼者! 陛下の御前であるぞ! 頭を下げい! 陛下の胸に御坐す王家の紋章が目に入らぬか! このお方こそ現国王アナル・キングスファミリー陛下で在らせられるぞ!」
なんだこの汚い水戸黄門は。
ジジイが威張り散らして名前を言ったことで思い出したがあれは最後らへんチラッと出てくる国王か。




