英語のことわざ は
敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)
失敗した者は、もうそのことについて弁解したり意見を述べる資格がない
Give losers leave to speak.
(敗者にも発言を許せ)
背水の陣(はいすいのじん)
もう一歩も退くことのできない立場に立ち、必死の覚悟で事に当たること
burn one’s boats
(背後のボートを焼く)
吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ)
一度口から出たことばはもう取り戻すことはできない
だから、ことばには注意して慎重にしゃべれということ
A word once out flies everywhere.
(吐いたことばはいたるところに飛ぶ)
掃き溜めに鶴(はきだめにつる)
その場所にふさわしくない、際立ってすぐれた人がいることのたとえ
a jewel in a dunghill
(糞の山の中に宝石)
馬脚を露す(ばきゃくをあらわす)
隠していた正体がばれてしまうこと
※芝居で、馬の脚を演じているものが人間だと露見してしまうところから
show the cloven hoof
(本性を現す)
莫逆の友(ばくぎゃくのとも)
無二の親友のこと
※「莫逆」は互いの意気がぴったりと合い、逆らう気持ちなどまったく生じないこと
A good friend never offends.
(良友は気に障ることをしない)
白鳥の歌(はくちょうのうた)
詩人や音楽家などが死ぬ前に作った最後の詩歌や歌曲のこと
※白鳥が死ぬ前に歌うと言われる歌から。そのとき、白鳥はもっとも美しい声で歌うという北欧の伝説がある。
The swan sings before death.
(白鳥は死の前に歌う)
白眉(はくび)
同類のものの中で、際立ってすぐれた人やものがいること
a man among a thousand
(千人中ただ一人の人間)
薄氷を履むが如し(はくひょうをふむがごとし)
きわめて危険なことのたとえ
walk on eggs
(卵の上をあるく)
馬耳東風(ばじとうふう)
人に何を言われてもまるで気にせず、知らん顔をしていること
In at one ear and out at the other.
(一方の耳から入って、片方から出る)
始めあるものは必ず終わりがある
(はじめあるものはかならずおわりがある)
ものごとにはその始めがあるように必ず終わりがある
生まれたものにはいつか死が訪れ栄えているものにも必ず滅びが来る
All things must have their end.
(すべてのものごとは終わりなかるべからず)
始めが大事(はじめがだいじ)
なにごとも始めが重要で、始めにしたことがあとあとまで影響する
だから、事を始めるときはよく考えて慎重にやる必要がある
A good beginning makes a good ending.
(始めよければ終わりよし)
始め半分(はじめはんぶん)
なにごとも始めが肝心で、始めがうまく行けば半分は終わったようなもの
だから、最初を慎重にやれということ
Well begun is half done.
(始めよければ半分終わったのと同じこと)
始めよければ終わりよし(はじめよければおわりよし)
始めがうまく行けば、すべて順調に進み、直後に良い結果を得る
だから、最初は慎重でなければいけない
英語のA good beginning makes a good ending. から
走り馬にも鞭(はしりうまにもむち)
よく頑張っている者をさらに励まし、よりいっそう努力させること
A good horse oft needs a good spur.
(名馬もしばしば拍車をかける必要あり)
バスに乗り遅れる(ばすにのりおくれる)
時勢に乗り遅れたり、他に遅れをとったりすること
また、またとない機会を逃すこと
英語のmiss the bus から
裸で物を落とした例なし(はだかでものをおとしたためしなし)
何も持っていない者が、ものを落とすはずがない
物を持っているからこそ失う不安が付きまとうのであって、何も持っていなければ損をするおそれがなく、気楽なものだ
He who carries nothing loses nothing.
(持ち歩かぬものを失うことはない)
畑に蛤(はたけにはまぐり)
あり得ないこと、また、見当違いな求め方をすること
There is no getting blood from a turnip.
(カブから血は採れない)
働かざるもの食うべからず(はたらかざるものくうべからず)
働こうとしない怠惰な人間は食べることを許されない
食べるためには真面目に働かなければならないということ
※『新約聖書・テサロニケ人への第二の手紙』から
英語では If any would not work,neither should he eat.
破竹の勢い(はちくのいきおい)
止めるに止められない、猛烈な勢いのこと
※「破竹」は竹を割ること
He is ready to leap over nine hedges.
(九つもの生け垣をも飛び越えんとする勢い)
這っても黒豆(はってもくろまめ)
はっきり誤りだと分かっても、頑として言い張ってゆずらない
※小さな黒いものを指して黒豆だと言い張ったものの、それがもぞもぞ動き出して明らかに虫だと分かってもなお、黒豆だと言い張ることから
A willful man will have his way.
(強情者は我が意を通すもの)
八方美人(はっぽうびじん)
誰に対しても如才なくふるまい、みんなからよく思われようとする人をあざけって言う
A friend to all is a friend to none.
(すべての人の友だちはだれの友だちでもない)
花一時、人一盛り(はないっときひとひとさかり)
花が美しく咲き誇るのはほんの数日、人の盛んな時期もごく短い
Roses and maiden soon lose their bloom.
(バラと乙女は散りやすい)
端から和尚はない(はなからおしょうはない)
なにごとにも順序・段階というものがあって一足飛びに事は成らない
Everything has beginning.
(ものみな始めあり)
話半分(はなしはんぶん)
おもしろい話やもうけ話は、本当のところは半分くらいと考えて聞けばちょうどよい
Gossiping and lying go hand in hand.
(うわさとうそは手に手を取って)
花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした)
風流よりも、実質的な利益につながるもののほうが大事でありがたい
※花の下で風流を楽しむよりも、鼻の下の口を満足させる方がいい、の意
It is better to knit than to blossom.
(花が咲くより実がなるがよし)
花より団子(はなよりだんご)
風流なことより、実質的な利益につながるもののほうがよい
Pudding before praise.
(称賛よりプディング)
歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)
思っていること、言いたいことを、遠慮会釈なしにずばりと言う
call a spade a spade
(鋤を鋤という)
※「鋤」はスキと読む。あからさまに言うこと
歯魔羅目(はまらめ)
男性が歳をとって肉体的に衰えていくのは、歯・セックス・目の順である
Spectacles are death’s arquebus.
(メガネは死への火縄銃である)
早い者勝ち(はやいものがち)
なにごとも人に先んじて早く手を付けたほうが有利
The earlier,the better.
(早いほうがよい)
早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)
早起きすると、なにかしら得になるのだ
※「徳」は「得」と同じ。「三文」はわずかな金のこと
The early bird catches the worm.
(早起きの鳥は虫を捕まえる)
早かろう悪かろう(はやかろうわるかろう)
手早く仕上げたものは、手落ちがあったり粗雑だったりして、質が劣る
ただ早ければよいというものではない、ということ
Good and quickly seldom meet.
(よいことと早いことはめったに一緒にならない)
早寝早起き、病知らず(はやねはやおきやまいしらず)
夜更かしせずに規則正しく習慣を守れば、健康に恵まれ病になることもない
Early to bed and early to rise makes a man healthy,wealthy,and wise.
(早寝早起きは人を健康で豊かで賢くする)
腹が減っては戦ができぬ(はらがへってはいくさができぬ)
なにをするにも十分な用意が要る
The stomach carries the feet.
(胃が足を運ぶ)
薔薇に刺あり(ばらにとげあり)
見かけの美しいものには、思いがけない、傷付けるものを隠し持っていることがある
No rose without thorn.
(トゲのないバラはない)
腹の皮が張れば、目の皮がたるむ
(はらのかわがはればめのかわがたるむ)
満腹して腹の皮が突っ張ると、逆にその分だけ目の皮がたるんで眠くなる
When the belly is full,the bones would be at rest.
(腹が張ると骨が休む)
腹八分に医者いらず(はらはちぶにいしゃいらず)
満腹になるまで食べず、いつも腹八分目ぐらいにしておけば、健康によく医者にかかるようなこともない
Feed by measure and defy the physician.
(適度に食べて、医者を無視せよ)
針ほどのことを棒ほどに言う
(はりほどのことをぼうほどにいう)
小さなことを大げさにいうこと
make an elephant of a fly
(ハエをゾウにする)
パンドラの箱(ぱんどらのはこ)
諸悪の根源となるもののたとえ
英語では Pandora’s box
※ゼウスが人類最初の女性パンドラに一つの箱を与え、決して開けてはならないと厳命したが、パンドラは我慢できずにその箱を開けてしまった。するとそこから煙が立ち昇り、あらゆる害悪・災禍が世界中に広がったというギリシャ神話から。




