表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化決定】転生処理ミスで貧乏貴族にされたけど、錬金術で無双します!~もふもふとお金を稼いで家を救います~  作者: 空月そらら
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

76/93

第76話 虹色の噴水を抜けて、入学式の講堂へ

 広大な学園の敷地を、さらに歩いていく。


 やがて、目の前に大きな噴水が見えてきた。


 水晶のように透き通った水が、空高く、噴き上げられている。


 水飛沫が太陽の光を浴びて、きらきらと虹色に輝いていた。


 入学式は、確かこの先の一番大きな建物よね。


 ホールのようになっている、講堂のはずだ。


 私が噴水を回り込んで、その巨大な建物に近づいていく。


 すると、それまで静かだった周囲の雰囲気が、急に変わった。


 たくさんの新入生たちが、緊張した面持ちで、あるいは期待に満ちた表情で、次々と講堂の中へと吸い込まれていくのが見える。


 皆、私と同じ新入生たちだ。


 誰もが、フリルやレースで飾られた真新しい服に、身を包んでいる。


 私は、少しだけ不安になる。


 だけど、すぐに首を横に振った。


 服がどうとか、家柄がどうとか。


 そんなことで、私は下を向かない。


 私は、私の実力で、ここに立っているんだから。


 私はその人の流れに合流すると、講堂の入り口にたどり着いた。


 そこには、受付が設けられている。


「失礼します。新入生の、エリス・フォン・アーベントです」


 私がそう名乗ると、受付にいた上級生らしき女性が、にこやかにリストを確認した。


「はい、エリス様ですね。こちらに、手のひらをかざしてください。簡単な魔力検知で、本人確認を行います」


 私は言われた通り、水晶のプレートに手をかざす。


 プレートが、淡い光を放った。


「はい、確認できました。講堂の中は、自由席となっております。お好きな席にお座りください」


「ありがとうございます」


 私は礼を言うと、いよいよ講堂の中へと足を踏み入れた。


 中は、想像を絶するほどの広さだった。


 高い天井、壁を埋め尽くす美しいステンドグラス。


 その無数の座席は、すでに多くの新入生たちで埋まりつつあった。


 私は、あまり目立たないように、後方の端の席に、そっと座る。


 一体、どんな出会いが待っているんだろう。


 私は高鳴る心臓を抑えながら、そわそわと、式の開始を待つのだった。

【作者からのお願いです】


・面白い!

・続きが読みたい!

・更新応援してる!


と、少しでも思ってくださった方は、


【広告下の☆☆☆☆☆をタップして★★★★★にしていただけると嬉しいです!】


皆様の応援が作者の原動力になります!

何卒よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ