20万字ブーストについて
「ナロ様、お題をどうぞ」
「今日はちと、やめんか?」
「あっ強制的に回避しようとしてますね。分かっています。ブーストがかかるなんてことがないくらい⋯⋯その優しさが目に染みます」
「⋯⋯つーんとくるのか?」
「そうそう、わさびを食べたときみたいにつーんと、ってこらぁ」
と漫才をやっている場合ではない。そうです、底辺には光も何もありません。
なろう様のトップページってどこにあるのでしょう。
本当に使っている人いるのかなぁ?
(と思うくらい人が来ないのです)
「今の進捗はどうじゃ?」
「今は68エピソードで大体26万字くらいです!」
「pv数は増えているんじゃろ?」
私は下を向いて含み笑いをした。底辺二角はpvで一喜一憂してしまう。
年末年始はpvも増えたしユニーク数も増えた。
「ナロ様、年末年始は増えましたよ〜! 嬉しいですね! ⋯⋯本当に嬉しいですね⋯⋯ぐすっ」
私は喜んだと思ったら泣き始める。ナロ様は翼で肩をぽんぽんと優しく叩いてくる。
「感情が忙しいやつじゃな。ユニーク数はどうなったのじゃ?」
「12/29-1/4は→ユニーク数190人です」
自分の中にしかなかったお話が拙い表現でも文字となって、第三者の目に留まるような形になる。
それを読み続けてくれる人がいるって嬉しい以外の表現ができない⋯⋯とにかくたくさんの感謝を伝えたいのだ。
二角はまだ感謝をちゃんと伝える術もないし面白いものを書けないけど、まだ初めての連載なのだ。
そこで気がついた★(星)の嬉しさ。
ただ画面をぽちりと押されるだけかもしれないが、書き手には本当に嬉しいもの。
初めての★が無ければ私は途中でやめてしまったのかもしれない。
それでもまだ初連載は終わらない。
私の育てたキャラクターを最後まで書き続けよう。
最後までは投稿しようと固く決意をしたのだった。




