10万字ブーストについて
「ナロ様、タイトルにあるお題をどうぞ」
ナロ様はじろじろとこちらを見ながら咳払いをすると翼を広げた。
「10万字ブースト!」
「わぁーナロ様強そう」
私は手をパチパチしながら場を盛り上げる。
「ただし」
ナロ様が話を続けようとしたところで、私はナロ様に背中を向けてヘルメットをかぶったひよこ集団を追いかけると地面に木の棒で落書きを始めた。
ナロ様は同情するようなため息をする。
「一般的に共感出来るとか内容がそこそこ面白いけど見られていなくて評価が乏しい場合に起こることが多いのじゃ」
「⋯⋯ですよね⋯⋯週別ユニークユーザーの人数が100人行くかでヤキモキしている私はブーストどころではありませんよね」
と言うことで、ブーストと話は立ち消えたのだった。
私はよちよち歩きのひよこの量産に勤しむ。
⋯⋯週別ユニークユーザーを増やすのは地道な努力だよね⋯⋯。
とにかく読んでもらうにはひよこを送り出して人目に触れるしかない!
私の可愛いひよこたちを少しでも人目に⋯⋯!
ぴよぴよぴよぴよ
そう思った私は底辺からさらに地面に頭を突っ込んだ状態で毎日投稿することに決めた。
「二角⋯⋯底辺なのに毎日投稿もしていなかったのか⋯⋯」
「ゆるゆる投稿しようと思っていたんです」
私涙目になる。本当に知らないことが多いと出来ないことも多い。
「そんなことをしていては大事な細々とした読者もいなく⋯⋯とにかく毎日投稿してみるのじゃ!」
ナロ様、言葉を選び始めたな。
これはよっぽどのことなのだろう。
そこで、ようやく12/24から期間限定で毎日投稿することに変更。
すると更新日以外pvほぼなし→日にpv50〜100に増えました。(ユニーク数も1週間以内に53もらえる日も!!)
私はひよこたちと小躍りし始めた。右も左も分からないがpv数を眺めるのだけでも楽しい!
これがどれくらいの効果かと言うと、大体週で3〜4倍pv数もユニークユーザーも増えていることになる。
「底辺でも効果が3〜4倍って嬉しいよね!」
私は目からも鼻からも水を出しまくる。
「連投後1週間で投稿時間後20分以内にpv51(初)がでてるー!(泣) 嬉じー!」
ナロ様は生温かい目で私を見るようになった。そろそろ二角の底辺加減が分かってきたであろうか。
「ナロ様、ひよこの活躍を見て!」
「わぁーすごいのじゃー(棒)」
12/8-12-14→ユニーク64人
12/15-12-21→ユニーク47人
12/22-12/28(連投初めの週)→
ユニーク98人(12/24から毎日投稿)




