第129話 朝
大森林に日が昇った。
朝靄の中魔女の館を遠目に眺めていると、ついにグレイクラウドがキャンプにやってきた。
ウォッチタワーとグレイクラウドたち(オークはグレイクラウドと彼を探しにいった者を含め5人いた)はテントの外でひとしきり再開の喜びを分かち合っていた。
それから改めて、ウォッチタワーたちオークと、ホッグス少佐率いる帝国軍との交渉が始まった。
それは屋根だけのテントの下で行なわれている。
部外者の俺は離れたところで館をぼんやりと眺めた。パンジャンドラムはラリアに、丸めた布でバレーボールを教えていた。
ハルは木の根元に座り込んでいた。朝になったら発つと思っていたが動く気配もなく、やはり彼も館を眺めている。
テントの方からはオークの、主にグレイクラウドの怒号が聞こえてきていた。何が原因でそうなっているのかはまあ想像がつく。どうせホッグスだろう。
それからだんだん怒号のあがる間隔が長く、声も小さくなっていき。やがて1人の兵士が俺を呼びにきた。
ホッグスとウォッチタワーが呼んでいるそうだ。俺はラリアをパンジャンドラムに預けたままそちらへ向かった。
まるで運動会の関係者席のようなテントの下に、ホッグス、ウォッチタワー、グレイクラウドと7人のオーク。オークのうち2人は、館で発見された捕虜。
ホッグスとウォッチタワーは向かい合って座っている。ウォッチタワーは地べただが、ホッグスは椅子に。彼女の後ろには岩顏の副官と、ライフル兵と槍兵が控えていた。
俺がテントの下に入ると全員がこちらを振り向いた。ロックスターの気分だった。
「何だろう? サインならあとにしてくれ」
「ロス」ホッグスが言った。「今話し合ったのだが、オークの方々は双子山の鉱脈探査を我らに許可するかどうか、1度村に帰って協議したいそうである」
俺がウォッチタワーの顔を見ると、彼はうなずいた。
「オーク部族は合議制だそうだ。であるから、戦士長とはいえウォッチタワー殿の一存では勝手に決定できない」
「そうか」
「したがって、ロス。貴君にはウォッチタワー殿についていってもらいたいのである」
椅子の上で足を組んだホッグスはそう言った。
「ロッさん」ウォッチタワーが言った。「これからスピットファイアの説得にいく。そういう約束だ。ロっさんはあいつと話してえって言ってたね」
「まあな」
「一緒にきてくれ。帝国の代表として」
俺はホッグスの方に視線をやった。
「俺がか?」
「双子山のこたぁ別として、大森林から出るにせよスピットファイアを説得しなきゃならねえだろ? やめて欲しがってるのはオメーさんたちだ、誰か直接頼みにいくのが筋じゃねーか?」
そう言ったウォッチタワー。
ホッグスが無表情かつ無言で俺を見返しているところを見ると、彼女の方でも異論はないらしい。
俺は帝国の人間ではないのだが……というひと言を飲み込んだ。
ホッグスは、俺とウォッチタワーが同じ転生者だから話をしやすいと考えているのだろう。
俺は尋ねた。
「……足の件はどうなったんだろう?」
誰からも答えは返ってこなかった。
グレイクラウドたちがホッグスを睨みつけている目付き、そしてそれを受けてなお無表情を崩さないホッグスの面構えを看ると、おおかた足の解呪を条件にスピットファイアを説得しろとでも言ったのだろう。
俺はため息をついた。
「いいだろう。オークの村へ着いていけばいいのか?」
「ああ」
グレイクラウドが仲間のオークたちに、森にいって木を切れと命じた。ウォッチタワーを乗せる椅子を作れと言っている。
オークたちが森へ走っていくなか、ウォッチタワーはホッグスを見上げた。
「結論が出たら伝える。どこに伝えればいい?」
「ここで待つのはいけないのか?」
「ダメだな。魔女の館にはとにかく近づくな。特に地下は」
「何があるのであるか?」
ウォッチタワーは首を横に振って、
「呪いさ」
「近づくと、どうなる?」
「バカになるぜ」
ホッグスはきょとんとした顔になった。そして俺の顔を見た。俺を見るのはやめろ。専門家じゃないぞ。
「部族の言い伝えにあるのさ、おれらの。館の呪いにかかると、帰ってこらんなくなるって」
「館からであるか」
「わからねえ。ただ、バカになる」
ホッグスはしばらく考え事をしているような素振りだったが、
「了承した。ベースで待つ。ベースの場所はロスが知っている」
そして、
「しっかり頼むぞ、ロス。我らは撤収の用意をしなければならないのでこれで。吉報をお待ちしている」
そう言って椅子から立ち上がり、副官と共にテントを出ていった。
女心は秋の空と言うが、三日月の下で微笑んだセンチメンタルな少佐はどこにもいなかった。ウォッチタワーはそんな歩み去るホッグスの背中を睨んでいた。
俺は1度テントの外に出る。
オークたちが切り出した木で椅子を作り始めていた。太い2本の木の間に据え付けているところを看るに、神輿のようにウォッチタワーを担いでいくつもりなのだろう。
こちらを見ていたパンジャンドラムに手招きした。彼とラリア、それからハルも立ち上がってこちらにくる。
3人にウォッチタワーのそばへしゃがんでもらい、そして言った。
「パンジャンドラム、頼みがある」
「何だっぺ」
「俺はオークたちと一緒に彼らの村へいって、スピットファイアを説得することになった。その間君には館を見張っていて欲しいんだ」
首をかしげたドクロ仮面。ウォッチタワーも、
「ロッさん、立ち入り禁止だって……」
「わかってる。ただ……」
俺は1度周囲を見回し、それから声をひそめて、
「ウォッチタワーと一緒にオークたちはここを離れる。そのあとで帝国軍がベースに戻るかどうかと思うと……」
パンジャンドラムが言った。
「あの人たちが約束破るってこと?」
「俺は少し神経質になってるのかもな。それに……ツェモイの話が気になるんだ」
「あのヤベー女?」
「ツェモイは館からヌルチートが湧いて出たと話していた。本当は俺は館を調べたいんだが……」
「でもバカになる呪いがあるんでしょ?」
離れたところにいたのにずいぶん耳がいい。
ウォッチタワーが口を挟んだ。
「呪いがかかるのは地下の通路に入った場合だって村の長老が言ってた。館に入っただけで呪われるわけじゃねえ。現におれら、みんな別にバカになったわけじゃねえし……」
俺は言った。
「その地下の通路だ。昨日の夜アップルが見つけていた」
「アップルちゃんが?」
「あのちっこいのか」
「アップルは妙に館に、地下に興味津々だった。だからパンジャンドラム、本当に誰も入らないよう見張っていて欲しいんだ」
パンジャンドラムは館のある方向に顔を向けながら、
「まあいいけど……」
「えっと、ドラムさんよ」ウォッチタワーが言った。「1人で大丈夫か? まだ魔女の子供たち、虫の化け物が残ってるかも知れねえ」
「オレ無限にゴブリンの増援を呼べるスキルがあるんだよ。1人ではないよ」
「ぐ、そうなのか……よし、じゃあグレイクラウドとあともう1人ぐらい残そう。3人で……でも帝国の奴らがもし襲ってきたら……」
その心配は別にする必要はないように思われた。
何せパンジャンドラムは転生者。スピットファイア襲撃のため疲弊した帝国軍に遅れを取るとは思えない。
ウォッチタワーもパンジャンドラムの顔を見て、そこに思い至ったか首を横に振ったが……。
「あっ、あの……」
ハルが口を開いた。
俺たちがそちらを見ると、
「あっ……何でしたら、俺も残りましょう、か?」
そう言った。
「ええ〜、こいつと?」
パンジャンドラムが声をあげる。
「ハル……そうしてもらえると助かるが……だがいいのか? 君は立ち去るところだったんだろう」
ハルはエルフから逃げるところだったのだ。朝になったらキャンプを発つ予定だった。
だがハルは言った。
「あの、ヌルチートって、魔女が造ったんですよね? で、あの館からも出てきたって……」
「……そうだ」
「あの、俺っ……俺も知りたいんです。ヌルチートが何なのか。そりゃ大森林からは出るっちゃ出るけど、でもその前に……俺もあの館、調べてみたいです……」
そう話すハルの目は真っ直ぐ俺を見ていた。
彼の瞳にこれほど強い光が宿っているのを見るのは始めてだった。
俺はパンジャンドラムの顔を見る。
「……まあいいけど」
肩をすくめたパンジャンドラム。
「十分に気をつけてくれ。まだヌルチートがいないとも限らない」
「うん。ゴブリンズに徘徊させてオレは便所に隠れてるさ」
「ドラムさん、ハルさんよ。地下には近づくな」
「あっはい。これ以上バカになったら親に合わす顔ないんで」
「それとな。もしかしたら館にくるかも知れねえ、スピットファイアがよ。一応グレイクラウドにも残ってもらうから争いにはならねえと思うが……もしアレな時は、ウォッチタワーは村へ戻ったと伝えてくれ。なんだったら逃げてくれ。あんまりしつこくは追いかけてこねえから、あいつ」
話はまとまった。
ちょうどウォッチタワーを乗せる椅子が完成したらしく、オークたちがこちらへ運んでくる。
帝国軍も、テントの解体を始めていた。
ウォッチタワーがグレイクラウドに、パンジャンドラムたちと共に館に残るよう話している。
捕虜だったオークは、俺と一緒に村へいくようだった。
俺とラリア、ウォッチタワー、そして彼の仲間のオークは北へ進路を取った。
そちらの方にオークの村があるそうな。
魔女の館に残したのは、グレイクラウド含め2名。
今俺と共にいるのは、ウォッチタワーを乗せた輿を担ぐ2人と、そばを歩いている捕虜だった2人のオーク。ウォッチタワーを入れて5名。
俺とラリアを入れて7人で森を歩いていた。
俺は捕虜だったオークのうち1人に話しかけた。
「失礼。少し訊いても?」
「んお、何だい?」
「先ほどウォッチタワーから、魔女の館の地下通路へいくとバカになる呪いがあると聞いた」
「うー、恐ろしいことだ」
「2ヶ月前の騎士団との戦いの時、君と、もう1人のオークが地下通路へ避難したとのことだが……」
俺がそこまで言った時、彼は顔をしかめてうつむいた。
輿を担いでいる後ろ側のオークが言った。
「まったくおめーらはよー! 戦士長が捕まったってのにてめーだけ逃げるなんて、それでもガスンバの戦士かよ!」
捕虜オークは輿オークをチラリと横目に見たが、特に言い返すでもない。
俺はどうやら、すべきではない……少なくとも彼らのコミュニティにおいてはすべきではない話を振ってしまったようだ。むし返すことで彼に恥をかかせてしまったらしい。
しかし輿の上のウォッチタワーが言った。
「やめねーか! 騎士団の奴らは強かった。戦いなんてそんなもんだ、上手くいかねえことだってある。2人が生きててくれてよかった、それでいいんだよ」
と言った。
「だいたいが、逃げて仲間に知らせろっつったのはおれだしな」
輿オークが「甘えところがあるよなあ、戦士長は……」と呟くのを尻目に、俺は顔を上げた捕虜オークに再度尋ねる。
「すまないな、変なことを聞いてしまって。それで……たしか、1度捕まったが牢から脱走したんだったか。それで地下へ? 地下通路では大丈夫だったんだろうか?」
「ああ……持ってた武器をぶっ壊されて、館の中逃げたんだ、おれら2人。それで、地下室があったんで1度そこに隠れて、思ったんだ、反撃しようって」
彼は、「逃げたわけじゃねーんだ」と付け加えた。
「探したんだ、武器になるもんねーかって。そしたら、あいつが……」もう1人の捕虜オークを指して、「ふらふら歩いてっちまって……通路の奥へ」
俺がそちらを見やると、もう1人の捕虜オークもやはりションボリした様子でうつむいている。
「それで?」
「呪いのことを思い出して、慌てて止めようと追いかけたんだ、おれは。通路に入っちまったよおれも。追いついたら、すぐに我に返ってさ、あいつも」
そこでもう1人の捕虜オークも、
「なんか、気づいたら持ってたんだ、ツルハシをさ。落ちてたんだそこらに」
「他にも落ちてたからおれも拾って、戦おうってなったよ、それで。そんで、通路を戻ったら……」
俺は尋ねた。
「スピットファイアが結界をかけたんだな?」
「うー。出らんなくなっちまった……」
「そのあとは? 通路の中にずっといたんだろう? 頭は大丈夫だったのか?」
「それが……」
捕虜オーク2人は顔を見合わせた。
輿の上のウォッチタワーが声をかけてきた。
「それがよ、ロっさん。そいつら、あんまり覚えてねえんだとよ」
「……と言うと?」
「3ヶ月ぐらい経ってたんだぜ、おれがツェモイたちに捕まってから。けどそいつら……結界はしばらくしたら解けたって言うんだよ」
俺は捕虜オークを振り向いた。
「うー……あの時、どうしようかって話し合ってた、2人で。そしたらあんたの仲間のちっこい女の子がきたんだ。何してるんですかって言われた。で、言ったんだ、戦士長を助けにいきたいけど、結界があってって。結界は解けましたよってその子が言うから、外に出て、騒ぎの音が聞こえて……」
もう1人の捕虜オークも言う。
「はじめに騎士たちから脱走できた時、助けにきてくれた、スピットファイアが。だからまだスピットファイアと戦士長が戦ってるんだって思ったんだよ、おれら。館を出てみりゃ、女騎士を倒してた、戦士長が」
ウォッチタワーがツェモイに大技を決めた時か。たしかにあの時、捕虜2人はアップルと共に建物から出てきた。
「てっきり、あの戦闘が続いてたって思ってたんだ、おれら」
「けど戦士長に聞いたら、もう何十日も経ってたって……」
そして2人はまた顔を見合わせた。
俺は尋ねた。
「君たちはどのぐらい地下通路にいたと考えているんだろう?」
「……1日は経ってないと思ってたよ……建物出た時も夕方だったから、てっきり……」
俺はウォッチタワーを振り返り、
「君が騎士団と最初に交戦した時、スピットファイアの攻撃が始まったのは何時頃だと思う? だいたいでいい」
「ぐう……おれは牢の中だったんでちょいと記憶は怪しいが、午前中ぐらいだったと思うぜ」
捕虜オークは3ヶ月弱の期間を、半日だとしか感じていない?
俺はオークたちをそれぞれ見回し、
「それが、魔女の館の呪いなんだろうか? 時間の感覚がなくなる?」
ウォッチタワーが答えた。
「初めての経験だよ、おれらも。今までおれらの中で館の地下に入った奴はいねえ」
オークたちは揃ってうなずいていた。
「ウォッチタワー。今まで呪いのことは……誰が話していることだったんだろう?」
行ったことがないのに、行った先に何があるか知っている。
ウェイトトレーニングするとスピードが落ちると言い張り、そのため本当にやらないから実際にスピードが落ちるのかどうか確認していない日本のスポーツマンのような部族だと思った。
「村のオババだ。祈祷師さ」
なるほど、日本のスポーツマンよりは上等だ。昔ちょっと野球部に在籍していたことがあるからという理由だけで少年野球チームを任され指導者気取りでいるビール愛好家と比べれば、少なくとも権威だけならありそうだ。
「これから村へ戻って、そのオババも含めて話し合わなきゃならねえ、みんなと」
そう呟いたウォッチタワー。鉛を飲んだような声だった。
双子山の、帝国軍によるジェミナイト採掘の件だろう。
ウォッチタワーは輿の上から俺を振り返り、それからまた前方に視線を戻し、ため息をついた。
「……ロッさん。おまえさん的には、どうするつもりなんだい」
「……どういう意味だろう?」
「おまえさんは帝国軍に雇われてるんだろ? おまえさんもやっぱ、石を掘りたいのかい?」
「俺には関係のないことだ。帝国民でもないし、雇われてるわけでもない。ただ妖精の妨害のせいで森から出られないと考えて、パンジャンドラムとその件に対処しようとしていただけだ。石に興味はない」
輿に揺られるウォッチタワーが俺を見下ろしてきた。
「だから本当に関係ないんだが……」
俺は少し周囲のオークに視線を飛ばす。
ウォッチタワーが言った。
「……話したくなったってわけだな、あのスピットファイアと」
そして、呻いた。
「ぐう……てえことは……」
「どうした?」
「……ロッさん。たぶんおれらは、あの帝国軍の奴らと戦争になるよ」
見上げたウォッチタワーは前方を険しい顔で見つめていた。
「双子山はおれら部族の神様なんだ。おまえさんみたいな人はアホみたいだと思うかも知れねえがね。ずっとあの山を守り続けてきた、おれらは。村で話し合いはするが、たぶんよそ者に山へは入らせねえと結論が出るだろうな。で……あの女軍人、やる時はやるって顔してた。そんな顔だった」
山を信仰する。
そう言えばアップルが少しそんな話をしていたような。
双子山はオークたちがただ所有している不動産というわけではない。神域ということになる。
ウォッチタワーは今、「おまえさんみたいな人はアホみたいだと思うかも知れねえが」と言った。
たしかに俺やウォッチタワーが暮らしていた世界では、だんだん宗教的な考えは薄れつつあった。おまえさんみたいな人、というのは、そういうことを表しているのだろう。
だが俺だって、どこかの神社の地下に油田が有るから社殿を壊して掘り出させてくれと誰かに言われれば、よくもそんなことをと言うかも知れない。
たとえその神社が、自分の所有物というわけではなかったとしてもだ。
そんな双子山は、我々の右手にそびえていた。
ウォッチタワーは輿に揺られながらそれを見上げている。
彼は転生以来、ここで仲間たちと共に、あの山を守り続けてきたのだろう。
オカルトではなく実利的な意味があってのことかは俺にはわからない。
だが山を眺めるウォッチタワーの横顔を見ていると、あの山にはウォッチタワーというオークの、まぎれもない子供時代の思い出があるのではないかという気がしてきた。
やがて我々の前に、大きな湖が見えてきた。
「ロッさん、双子湖だ。もうちょいで村だぜ、おれらの」
湖を左手に見ながら進む。
俺たち一行は双子山をぐるりと回るように歩いてきた。
半周ぐらいはしたかも知れない。
ツェモイが、3ヶ月前の戦闘でオーク部族をガスンバの北部に追いやったと話していたのを思い出す。
俺は南のベースから双子山を目指してきたので、おそらくオークの村はベースから見ると山の向こう側にあるのだろう。
「ロッさん、あれだ」
ウォッチタワーが輿の上から、湖の右端の方を指差した。
見れば水際の辺りに、水面までせり出した家屋が見える。水上家屋だ。
「村でまずは帰還の挨拶だ。そのあとスピットファイアに会おう」




