空いた時間で後輩指導 第2弾
梅田教授に笑顔で『よつ葉さん、明日の演習実習のお手伝いしたいわよね?』
と言われ、何やら嫌な雰囲気が流れる。今日の実習お手伝いは1年生。明日のお手伝いは2年生らしい。
2年生の今頃って何していたっけ? 内容が濃すぎて忘れた!
『何をお手伝いすれば良いんですか?』
取り敢えず内容を聞こう!! よつ葉賢い! 偉いぞ!! しかし梅田教授の方が上手だった。
『お手伝いしてくれるわよね?』
いやいや、まず内容を教えてくれなくちゃ。でも、よつ葉が返事をするまで教えてくれなさそうな雰囲気。何やら嫌な予感がするんですけど……。
『よつ葉さん、S単位取得してるから大丈夫。自信をもって指導補助できるわよ』
なになに? この畳み掛けるようなお誘い!? 否、脅迫?! まぁ、実習前に復習できると思って参加しようかな? これが後から後悔するとも知らず、のんきなよつ葉だ。
『何限目ですか?』
取り敢えず聞いてみる。
『あら、ありがとう! 午後の2限分講義よ。よろしくね』
あのぉ……よつ葉、時間を聞いただけだよね? そうだよね?!
『……はぃ。実習内容は?』
恐る恐る聞いてみる。
『よつ葉さん、人一倍練習した導尿だから大丈夫よ。泣きながら練習したもんね。ふふっ』
あのぉ、辞退しても良いですか?
『えっ?!』
『頼んだわよぉ』
えっ? 決定なの? マジですかぁ……
『はぃ……』
と言うことで決まってしまったようです。梅田教授の掌でコロコロさせられているよつ葉です。
*ー*ー*ー*ー*
『今日の実習の補助を担当する3年生の菜須よつ葉さんです。みなさん。しっかり教えてもらいなさい』
いやぁ、梅田教授そんなにハードル上げないで!
『よつ葉先輩!!』
『よつ葉先輩、一緒にやりまよう』
『せんぱーい、お手本してくださぁーい』
『よつ葉先輩、ここでーす』
あのぉ、笑ってませんか?
既に嫌な予感しかしませんけど……。
不安を抱いて始まった「導尿」の演習実習。
『よつ葉先輩、ひかる君からお手本お願いします』
「きゃあ、よつ葉先輩がひかる君の触ったぁ!」
「よつ葉先輩、顔赤い! 可愛い」
「おぉ、よつ葉先輩……ヤバイ」
あのぉ、やりにくいんですけど。
手順を説明しながら処置を進める。
「おぉ、よつ葉先輩に処置してもらえるなら患者役立候補する」
ねぇ後輩君、まだ免許ない素人だからね。たった1年先に看護を勉強しただけのよつ葉に任せるだなんて勇者だわぁ……。
何処の班に行っても、こんな感じでイジられるよつ葉でした。
泌尿器科へ実習にも行きました。はいはい、その時も「導尿よつ葉ちゃん」とか呼ばれましたけども。
大切な処置のひとつですよ!
よつ葉で遊んでいないで演習実習してくださいね。
あのぉ、小野君みたいなことして遊んでいないで(ユーザ様の想像にお任せします)導尿演習実習してくださいね。
久しぶりに導尿処置したぁ。ふふっ、覚えているもんだ。 先輩としてのメンツは保てたと思います。頑張ったぁ。




